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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「風水」の根底にあるのは「自然との調和」


ときどき占い師やセミプロの方から「風水」に関する質問を受ける。ところが日頃から占いに“関わっている人達”でも、なぜか「風水」に関しては“誤った発想”を持っている場合が多い。「風水」は“魔術”でも“呪術”でもない。生きていくための“調和思想”なのだ。2018年、中国の四川省の成都市で30階建ての高層マンションが8棟完成した。「垂直の森」と名付けられたマンションで、各階のリビングのバルコニーには最初から“緑の森”が備え付けられていた。まるで各階のバルコニーを庭のように緑の植物で埋め尽くしてあったのだ。しかも、自動で定期的に水や肥料を与えられる。そこに暮らす住人は、黙っていても毎日、リビングの部屋からベランダの森を眺めて暮らすことが出来る。これは、まさしく「垂直の森」と誰もが思った。けれども、現在でも、ここに暮らしているのは10組の家族しかいない。全8826室が完成したのに、みんな出て行ったしまった。どうして出て行ったのかと言うと、蚊が大量発生して、とても「緑の森を眺めて暮らす」という状態ではなくなってしまったからだ。植物にしても、異常なくらいの繁殖状態になっていて、棟の壁が覆われ始めている。30階建てのマンションはどれも均一なので、その地域だけ廃墟のようになっていて、景観としても近未来都市の“荒廃した姿”のようで、ちょっと痛々しい。どうして、こんなことになってしまったのか。「風水」という意識があったか、なかったか知らないが「人工の森」は不自然である。遠目で観ると“廃墟の建物”にしか見えない。本来、近代的なマンションの外観に“うっそうとした植物”は合わないのだ。しかも、30階建ての上部は“空の領域”で、そこに突然、植物が生い茂ること自体が“違和感”がある。やはり植物は大地に根を張っているから良いのだ。天空から植物の枝が伸びるのは不自然過ぎる。このままいくと、あと数年もすれば文字通りの廃墟となって、その地域全体が朽ち果てていくだろう。不自然にものを移動するとか、本来の形を変えるとか、強引に理想を継ぎ足すのは「逆効果」に結び付きやすいことを知っておいて欲しい。
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