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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


なんとなく可哀想な「故ダイアナ妃」の銅像


「王室」とか「皇室」とかいうのは、いろいろと“難しいもの”なのだなぁと改めて思った。いや、それは、どこの家系・血縁にでも“似たような部分”はある。そう考えると、王室や皇室を責めなくて済む。7月1日は故ダイアナ妃の本来なら60回目の誕生日だそうである。それを記念して英国のケンジントン宮殿の庭では“ささやかな除幕式”が行われていた。ウィリアム王子とハリー王子の“二人からの依頼”によって建てられた「故ダイアナ妃」の銅像の除幕式である。公的なセレモニーはない。通常であれば「王妃」だった人の銅像なのだから、それなりの衣装をまとわせても良いはずなのに、彼女の銅像はカジュアルな服装をしている。しかも、単独ではない。彼女の周りには“三人の子供たち”が居る。もちろん、ダイアナ妃の子供はウィリアムとハリーの二人だけである。なぜか、この銅像には“見知らぬ子供たち”が3人寄り添っているのだ。実の息子2人からの“制作依頼”なのに、実の子供たちではなく、見知らぬ子供たちを配して、それをどういう銅像になったか知らなかった息子たちが除幕をする。まさか実の息子たちが「母親のそばには見知らぬ子供たちを立たせておいて」と、お願いするはずもない。ここに、英国王室の何とも言えない「冷酷な仕打ち」を感じるのは、私だけなのだろうか。ケンジントン宮殿からの公式声明には「彼女の功績がもたらした普遍性へのインパクト」という“理解不能な理由”が添えられている。制作した彫刻家も「世界の子供たちに愛を注いだ彼女の人柄を表現した」と誇らしげだ。何かが違う。制作依頼をしたのは、実の息子たちではないか。彼女の子供は3人ではなく2人だけなのだ。ここは宮殿の庭ではないのか。なぜ王妃としての象徴は一つも与えないのか。なぜ、夫だったチャールズ氏は参列していないのか。たぶん、女王から条件が出たのだろう。故ダイアナ妃の銅像は、なるべく目立たないところに「世界中の子供たちに愛を注いだ母親像」としてなら「その建造を許す」と…。

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