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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


奇妙さで言うなら「葛飾区」の「党名」が一番


「都議選」そのものには興味がないが、なんとなく候補者などを眺めていて「葛飾区」のところに目が留まった。奇妙な政党名から出馬している候補者が多いのだ。「愛の力党」河合ゆうすけ氏、「SDGs党」ごとうてるき氏、「議席を減らします党」黒瀬信明氏、「テレビ改革党」高橋じゅんや氏、「つばさの党」根本りょうすけ氏 といずれも私個人は知らない方達だが、不可思議な政党名を背景として出馬している。残念なことに彼らはだれ一人当選せず、一般に知られている党名から出馬した方たちが当選を果たした。それにしても、どうして葛飾区だけがこれほどユニークな面々を輩出しているのだろう。一説には、これは“前哨戦”で、この後に控えている葛飾区の“区議選”を意識した選挙活動であるという。“区議選”の場合は70名近い立候補者が予想されるとかで、そういう状態では“憶えてもらえない”ので、その“前哨戦”である今からユニークな面々の“闘いが始まっている”のだという。確かに、彼らは負けて落ち込む様子もない。これらの党の中で「議席を減らします党」だけは“党名の由来”がハッキリとしていて、当選した場合にはその100日後に議員辞職をするらしい。そうすることで、実際に議席が減るというのだが、何かしら不自然で、やっぱり当選しなかった。「愛の力党」は“婚姻率の低下を解決しよう”としている政党らしい。「つばさの党」はイタリアなどにある「オリーブの木」という政党の“日本版”らしい。日本では“オリーブ”より“つばさ”の方が理解しやすいということだが、“つばさ”も抽象的でよく解からない。「テレビ改革党」は“番組内容の改革”なのかと思ったのだが、そういうことではなく“NHK受信料の廃止”や“消費税の廃止”などを掲げていて、これまたよく解からない。「SDGs党」は直訳すると「持続可能な開発目標」となって理解不能だが、元々欧州などで叫ばれている政治信条のようなもので“政党”とすべき名称ではない。これらの“政党名”は今一つ“理解不能”なものが多く、長期的視点に立って名づけられているようには思われない。別に思い付きでも良いのだが、少なくとも「何をしようとしているのか」だけは判然とした政党名をつけるべきだ。

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