「漢服」と言われて、すぐにピンとくる人はどのくらいいるのだろうか。多分、ほとんどの人は「チャイナ服のこと⁉」と思うに違いない。そうではないのだ。「漢服(ハンフー)」とは“漢民族の服”のことである。このように書くと「やっぱりチャイナ服のことではないか」と思う人が、必ずいることと思う。そうではないのだ。実は「チャイナ服」というのは“満州族の服”なので、“漢民族の服”には含まれない。だが、その「漢服」も実際には大きく“四種類”に分かれるらしい。中国の“普朝”“唐朝”“宋朝”“明朝”それぞれの時代を象徴するような“衣裳(服)”に分かれる。もっとも、史料が乏しく正確には解かっていない。研究家たちの努力で“おおよそこんな感じ”と判明しているに過ぎない。ちなみに、日本の奈良時代の女性衣裳は「漢服」を手本としたものらしい。そんな「漢服」なのだが、2010年代になって何故か“若い女性たち”の“レトロ趣味”に合致し、静かなブームを巻き起こしつつある。今や観光地には「漢服の専門店」まで出来ているのだ。もちろん、そこには「チャイナ服」は売られていない。チャイナ服は“清朝”時代の服を、西洋風にアレンジした“特殊な衣装”との位置付けだからだ。60年代のハリウッド映画で一躍脚光を浴びたのがチャイナ服であり、主として香港や台湾で流行したことも、現代の中国本土の人たちは“お気に召さない”らしい。ところで、最近、中国版ツイッターで日本女性が「漢服」を着用してダンスを踊る“短い動画”を掲載した。本人は「シースルー的な漢服」が気に入ったようで「漢服かわいい」というメッセージまで付けている。セクシー女優として名高い三上悠亜氏だ。ところが、それに対して多くの反響は「中国に対する侮辱」「このような服の着方はあり得ない」と批判的である。彼らは昔の“ハリウッド映画”と同じように“セクシー衣裳”として視られるのを極端に嫌っている。自分たちが必死に追及して再現した“漢民族の服”を「セクシー衣裳」として世界に広められたくない、ということのようだ。確かに三上悠亜氏はセクシー女優だが「漢服かわいい」と投稿したのだ。むしろ、中国本土の十代の若い人たちと同じような感覚で「かわいい」と踊って見せたのだ。むしろ、誇りに思って良いのでは…⁉
ときどきアイドルグループに属していた人物が、何らかの事件とか出来事とかでグループ内から消えていく。最近のアイドルグループは人数が多いので、一人二人いなくなっても、存続そのものには支 続きを読む
女優の中西悠綺氏が舞台あいさつの中で、自分には「専属の占い師がいる」と発言したようだ。その“専属の占い師”とはchatGPTで要するに人間ではなく“AI占い師”なのだという。彼女自 続きを読む
死後になって、いろいろな問題が浮上してくる人がいる。歌手・八代亜紀氏も、そういう一人だ。彼女の場合、あまりにもあっけなく亡くなったので、その後に対して“用意”が出来ていなかったよう 続きを読む
誰でも、ほんとうは“戦争”はしたくない。必ず、犠牲者が出るからだ。犠牲者には、当然のことながら家族も親戚も友達もいる。その誰もが哀しむ。更に建物の多くが破壊される。何十年も、時には 続きを読む
このところ判然としていないのが為替市場で「円安方向」に動いているのか、「円高方向」に動いているのか、ハッキリとした方向性を欠いている。今日は久しぶりに現時点で1ドル=148台半ばく 続きを読む
タレントのたかまつなな氏が8月17日に“事実婚”をしたというニュースが流れていたが、それが昨日“反響”に対するご自身の意見を追加投稿し、ほんとうは「法律婚をしたかったが出来なかった 続きを読む
数年前まで「大谷晋二郎」はプロレスラーとして活躍していた。若い時から“独特の雰囲気”を持っていて、或る種のカリスマ性もあった。ところが……人間の運命とは判らないもので、その大谷選手 続きを読む
人間の「記憶」と「予感」は、どっちの方が人を支配しているのだろう。時々わからなくなる。あれは今から26年前、つまり1999年のことだ。わたしには妙な予感があった。「この株を今買って 続きを読む
今回のトランプ米大統領とプーチン露大統領との会談は“共同声明”もなく、何一つ成果がなかったかのような報道があるが、それは違う。いちばんの成果は、実は大統領夫人であるメラニア氏から、 続きを読む
どこの国にも、困った人達がいる。その記事を読んでいて“何とも言えない虚しさ”を感じた。訪日客の中には、そういう人たちもいる……現実を、突きつけられたような気持になった。現代は世界各 続きを読む