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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「暗号資産の顔=大谷翔平」の人気運は変貌⁉


大リーグの大谷翔平投手が暗号資産(仮想通貨)の取引所の大手FTXと“長期的なパートナーシップ”を結んだ。日本人の一般的な概念として「暗号資産(仮想通貨)」は“危ないモノ”の代表的な存在であり、それを普及させる役割ともいえる“広告塔”としての契約は、心情的にあまり賛同できない人が多いかもしれない。ところが、大谷氏とFTXとはすでに関わりを持っていた。夏に行われたメジャーリーグ「オールスターゲーム」の“ホームラン競争”のスポンサーとしてFTXが巨額の賞金を与えているからだ。大谷氏はホームラン競争でトップとなるか期待されたが、結局、敗れた。日本では「暗号資産」に関してはあまり“良いニュース”が少なく、どうしても“危ないモノ”“ギャンブル通貨”としての観方が広がっている。もし大谷氏は日本に居住していればFTXと“長期契約”は結ばなかったかもしれない。けれども今や彼は“国際人”であり、日本人的な“要素”を残しながらも国際人としての視野が強まっている。契約締結後にFTXの創設者バンクマン・フリード氏は注目すべき次のような言葉で悦んだ。「今後さまざまな慈善活動で協力できることをうれしく思う」もちろんFTXは暗号資産の企業で“慈善団体”ではない。暗号資産の一つであるビットコインの“裁定取引”で巨富を得て、自らの暗号資産取引所を創設して2年半にしかならないフリード氏は“創設者”といっても、まだ29歳の若者なのだ。そんな若さで、しかも2年半という短さで、FTXを世界有数の暗号資産取引所にまで成長させた。その資産価値は3兆円以上で文字通りの“大金持ち”である。当面の彼の目標はFTXのブランド価値を揚げることと、デジタル資産への認識を世界規模で高めていくことにある。けれども、彼の最終目的は“そこ”にあるのではない。彼は自分のお金を“慈善団体に寄付すること”を志向している。これは“世間的な受け”を狙って言っているのではなく、彼の信念でもある。だから彼は“協力できる人物”と見込んで大谷翔平氏と手を結んだのだ。おそらく、彼は日頃の言動から、大谷氏が“金銭”そのものにはそれほど興味がなく、自分の目標とする“高み”にのみ挑んでいこうとするタイプであることを見抜いたのだ。日本では依然として“危ないモノ”としての認識が強い暗号資産だが、果たして大谷翔平&バンクマン・フリードのコンビは、その認識を変えて行くことが出来るだろうか。私は大谷氏の持っている“変動運”の大きさが、そのまま暗号資産にも反映されそうな、そんな気がしてならない。
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