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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「醜い建物」を競い合う“中国人の美的センス”


世界にはさまざまな“変わった建物”がある。その中には芸術的なセンスや観点から「素晴らしい」と称賛される建物もあれば、誰もが“唖然”として言葉を失うような建物もある。中国では毎年、年末になると「もっとも醜い建物」のコンテストを開いているのだそうだ。今年は第12回目に当たるらしい。毎年、行われていたなら、日本でも報道されていても良さそうなものだが、あまり聴いたことがない。或いは片隅で報道しても、誰もそれに反応をしないので一瞬でスルーされているニュースなのか。大体「醜い建物」を探してきて“それ”にノミネートすること自体が何となくためらわれるではないか。そういう点、中国人の神経はどうなっているのか。今年の場合、すでに90の醜い建物がノミネートされているらしい。しかも、それに対しての審査は“さまざまな観点”から行うらしく、ただ単に“外見的醜さ”だけではなくて、周囲の建物との“不調和度”なども問題とするらしい。それにしても、毎年、そんなにたくさんの“ヘンな建物”を建てようとすること自体、中国人の“美的センス”に疑問を感じてしまう。それでは外国人の建築デザイナーに依頼すれば良いかというと、そうでもないらしい。或る外人建築家は依頼されて設計した建物に「中国らしさが欠けている」ということで変更を余儀なくされたという。以外に註文はうるさいのだ。さて、今年はどんな建物がノミネートされているのか。「バイオリンの形状をした教会」「5つのアーチが連なる大学ゲート」「マトリョシカ型のホテル」「逆さま型の家」など、実にさまざまだ。いまのところ一歩リードしているのは「カップ麺の器のような博物館」と「ガラス張りのつり橋」のようだ。「UFOのように視える博物館」も頑張っている。過去には「カニ型の文化センター」や「特大ダイヤモンドで飾られた歩道橋」などがトップに立った。それにしても、こういう異色のデザインとか設計とかは当然のことながら無駄に金が掛かる。ドバイのような元々が観光都市で「視られること」に意味のある場所ならともかく、広い中国では“周囲から浮いてしまう”可能性も大いにありそうだ。それでも気にせず、作り続けていくところは、或る意味「あっぱれ」ともいうべきか。
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