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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


まだまだ遠そう日本の「キャッシュレス」時代


昨日、久しぶりにATMを利用しようとしたら、どのATMも“長蛇の列”になっていた。よほど日を改めようかとも思ったが、私はそんなに外出をしないので、この後というと来年になってしまいそうな気がする。それも、ちょっと嫌だなと思ったので、長い列に並んだ。普段、街には“若い人”は少ないのに、どういうわけか、ここだけは“若い人達”が圧倒的に多い。当たり前の話だが、ATMを使うということは“現金を使用している”ということになる。「キャッシュレス時代」という言葉だけは浸透したが、この分では“我が国”で実際に「キャッシュレスの時代」がやって来るのは相当先のような気がした。ふと十数年前、私より15才くらい上の知人と話をした時の記憶がよみがえった。彼はその当時、70代の半ばだったが、今まで一度もATMを使ったことがないと言っていた。私が驚いて「どうしてですか?」と訊くと「いやぁ、信用できないからね」と頑固に言い放った。「でも、それじゃ、お金を下ろすとき、どうされてるんですか」と訊くと「もちろん、銀行の窓口に行くよ」当然でしょ、と言わんばかりに応えられた。確かに我々だって昔はそうしていたのだった。いや、今でも“大きいお金”の時には、そうしているではないか。人は、或る行為に慣れると、昔を忘れていく。もし日本で、もっとキャッシュレス化が進んだなら、こうして各所のATMに“長蛇の列”を作ること自体が無くなるに違いない。若い人たちの多数が、ここに並んでいる限り、日本でのキャッシュレス化は進みそうもない。中国などは、あっという間にキャッシュレス化が進んだが、その理由の一つは“偽札”が多いからのようである。つまり「現金」が信用できないからキャッシュレスに向かったのだ。そういう点から言えば、確かに思い当たることがある。海外では妙に“お札”の汚れている地域が多い。日本は余程のことがない限り“しわくちゃな札”にお目にかかることはないが、海外では洗濯でもしたのではないか、と思うような“しわくちゃな札”を手渡されることが多い。もっとも、現金というのは銀行側にとっては“維持費”の掛かるものなので、早期にキャッシュレス化に持っていきたいということで、各銀行が独自の“デジタル通貨”への移行を進めている。やがては、年末年始であろうと、ATMが閑散とする時代がやって来るに違いない。
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