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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


どうやって調べたのか⁉「735点」下着の経路


ときどき警察という商売(仕事)は本当にたいへんだなあと心から思う。下着の一点一点を地道に盗まれた女性たちの元に“聞き込み”をして、その足取りを辿ったに違いないのだ。そうでなければ、総計214回、197ヵ所から、10代後半~83歳まで220人の女性たち、735点の下着と特定できないはずだ。それとも6年余りにわたって盗み続けた永山被告は几帳面に記録していたのだろうか。いや、仮に記録していたとしても、実際には、誰の所有物であるかまでは分からなかったはずだ。だからこそ“83歳の女性のもの”まで盗んでしまったに違いないのだ。ただ女性たちの年齢や人数、盗んだ回数や箇所が同一でないのにきちんと特定できたのは、地道な“聞き込み捜査”の結果だと思われる。そして、その“聞き込み”を嫌がることなく、真摯に応じてくれた地域女性たちの協力もあってのことに違いない。そういう意味では神奈川県栄署の警官(刑事)の方達、その地域で下着を盗まれていた女性達、その両方の方達の“小さな勇気”はもっともっと称えられて良い。それなのに、どのマスコミもこのニュースには冷たい。まるで“なかったこと”にでもしたいかのように、事務的に通り過ぎる。それでは6年間にわたり214回も、毎回のように場所を変え、人物を変え、品物を変えて、頑張っていた窃盗犯も哀しすぎるではないか。いや、窃盗犯は“哀しすぎ”ても良いのだが、恥ずかしいのに盗品を持って嫌がられながら“聞き込み”に廻った刑事たち⁉の努力はどうなるのだ。こんなこと“訊き回る”ために警官(刑事⁉)になったのではない。大体、女性の下着は、どれも似たようなもののはずで、それをどうやって“その女性のもの”と特定できるのか。洗って干してあったもののはずだから、臭いだって無いではないか。女性たちが「これは私のもの」と“奪い合い”にはならないのであろうか。“自分のモノ”と主張した女性が、後になって「穿いてみたら違っていた」というようなことはないのだろうか。裁判官は、どういうところから「罪」を特定するのだろう。記録では735点で40数万円相当ということになっていた。ちょっと安すぎるような……。
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