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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


大人になっても「迷子の迷子の子猫ちゃん」⁉


街を歩いていると、よく見掛けるのが保育園の園児たちの“お散歩行列”だ。保育園の先生が先頭に立ち、子供たちをペンギンやコガモのように先導している。あれは、いつ見ても何となく、ほほえましい。何がどうというのでもないが、3歳くらいまでの子供たちというのは“未成熟な子供”という雰囲気がもろに出ていて、別に保育士でなくても“守ってあげたくなる”から不思議だ。だが、その子供たちだが、ここに来て「置き去りにされてしまう」ケースが多くなってきているのだという。もちろん、意図的なものではなく、保育士の方達が子供たちを公園などに連れて行って遊ばせ、そのあと保育園へと戻る手筈のどこかで“見失ってしまう”事件だ。その多くは、公園などで他の園の子達と一緒に遊んでいて気付かないとか、公園の柵から飛び出てしまって見当たらなくなってしまうとか、帰る途中のどこかで勝手に列を抜け出すとか……とにかく、結果的に“置き去り”という形になってしまう子供たちの案件が年々増えているらしい。東京都のここ4年間の統計では94件に達する。ちょっと多すぎないか。いくら、小さな子供たちが、立ち寄りたくなるような派手な店が多いと言っても、保育士に見つからず逃亡してしまうのは容易ではない。勝手な“抜け出し”ではなく、単純に“迷子となってしまう”ケースも増えてきているらしい。ほとんどの場合は3歳以下の幼児だ。その結果として何人が「ほんとうに見つからなくなった」のか知らないが、これらは東京都への「届け出の義務」がないのだという。したがって秘かに増えても、対策が講じられてこなかったというのが真相のようだ。私は「犬のおまわりさん」という歌を想い出す。子猫は迷子になっても「おうちがどこなのかわからず」「自分の名前も判らない」ニャンニャン鳴いているだけ…という内容の歌だ。単純に「どうぶつの歌」と思っていたが、“置き去りになった幼児”も、ほぼ同様であることに気付いた。さらにもっと進めて考えると、今の“コロナ禍の若い人達”も同様かもしれないのだ。入学したって、周りと親しくなれないし、入社したって、“出社不要”で会社がどこかもわからない。もうニャンニャン拗ねて不登校や出社拒否して“引き篭もる”しかないではないか。犬のおまわりさんも、やってられないよ。
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