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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「円安・電力・原油・食品・漁業」日本窮地⁉


多くの人は気付いていないが、実はウクライナへのロシア侵攻で、もっとも打撃を受けるのは「日本」かもしれないのだ。それは日本がエネルギー源の多く、また食料品原材料の多くを海外からの輸入に頼っているからだ。ここ数日の間に「円安」が一気に進んだ。本来、日本にとって“緩やかな円安”はプラスに働く。輸出産業の多い日本は、円安の方が繫栄しやすいよう出来ている。けれども、数日のうちに一気に「円安」が進むのは良くない。輸入に依存しているガソリン・灯油・ガス価格が高騰するからだ。さらに食品の中でも小麦粉などの原材料には輸入に頼っているものが多い。それらが高騰すると、食品全般に値上げラッシュがやって来る。それでなくても、今年は各種の品物が値上げし始めていた。私は前に、日本の場合には「インフレは一気にやって来る」と書いた。現在、まさにそれが生じ始めている。何度も持ち出して悪いが、どうも首相が「首相公邸」に“お引越し”されてからロクなことがない。日本が「ロシア制裁」を打ち出したことで、当然のこととしてロシアの方からも「日本制裁」が打ち出された。今日、ウクライナの大統領のTV演説を行うことで、ますますロシアは「日本」を“敵”とみなすだろう。そうなると、どうなるか。ロシアからの各種輸入品だけでなく、漁業に対して深刻な打撃を受けるはずなのだ。政府は誰一人として、そのことを予知していない。さらに、前にも言ったように、北方領土は120%かえってなど来ないし、むしろ「北海道」が危機にさらされるようになる。どうして、だれも、そのことを指摘しないのか。アメリカは、実はロシアとウクライナの衝突が長引いた方が石油産業にプラスに作用し、より“お金持ち国”になれるチャンスがやって来る。だから、武器だけ提供して長引いてくれると「国が潤う」という図式なのだ。日本人はあまりにも単純に「正義」を信じすぎる。今回の演説だって、最終的には日本から「支援金をもっと出すこと」を要求される。TV演説でドイツを批難したように、日本も批難される可能性が強い。だから“戦争当事国”の加担などしない方が良いのだ。つまり、どう転んでも“利上げの出来ない日本”は「インフレまっしぐら」に突き進んでいく可能性が強く、とても一律5000円や10000円を配って喜ばれるような状況ではなくなってきているのだ。
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