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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ヤラセ「TV占い番組」“正統占い師”には迷惑⁉


私は視ていないが、日本テレビ系列の「上田と女が吠える夜」で、TVの“占い番組”でヤラセが横行していることを、現在フリーアナである中村仁美氏が暴露したことをスポーツ紙が取り上げている。MCをしている上田晋也氏も同調し、事前の膨大な資料から台本を用意していることを伝えられたと言う。その種の番組関係者も「占いを使ったトーク番組が制作の意図で“未来予測”は目的としていない」と事情を打ち明けている。私は以前から、TVの“占い番組”はアンフェアであることをここにも書いてきた。私が出演した過去のTV番組でも、肝心な占いそのもののところではなく、別な部分を切り取って流すようなことを平気で行う。TV制作側が“面白い番組作り”をしたい気持ちがわからないわけではないが、肝心の“占い部分”がきちんと放映されないのでは意味がない。だから、そういう“台本アリの占い”でもOKするようなタレント事務所に所属した占い師しか出演させようとはしない。しかも、占いなのに“過去のこと”しか述べない。事前に膨大な“個人的な資料”を与えられ、過去限定の占いをするなら、正当な占い師など必要がない、ということになる。むしろTVの視聴者に対して、占いそのものが“未来予測”とは違ったものであるかのような印象を与えることになり、そのこと自体、決して良い兆候ではない。占いが、占いとして社会に役立つのは「未来予測」があったればこそなのである。現代の若者たちは「未来」に対してあまりにも怖がり過ぎている。日本の社会的な情勢が、未来を不安にさせている部分もあるが、もっと“未知なる可能性”や“潜在的な素質・能力”というものに気付いてほしい。そのための「占い」なのだ。過去など、どんなに振り返っても始まらない。未来をよりよく変えて行くためにはどうすれば良いのか、それを見つけ出すための“手段”として、或いは逆境を跳ね返すための“秘策”として、占いは存在しているのだ。
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