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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


涼で蘇った「野良猫の恩返し」は存在する⁉


たまに日本でも40度を超えるような地域があるが、“暑さの本場”ともいうべき中東では連日の40度越えが日常茶飯事だ。もちろん、その暑さは人間ばかりではなく野生の動物たちにだって、容赦なく襲ってくる。そんな中で、サウジアラビアに住むラヤン・アルガマディ氏の投稿動画が共感を呼んでいる。この動画では明らかに野良猫とおぼしきネコが、アルガマディ氏が勤める電気店のガラスのドアに向かって、懇願するかのような鳴き声と立ち上がって引っ掻きを始めている様子から始まる。そこでドアの扉を開いてあげると何の躊躇もなく野良猫が電気店の中へと入って来るのだ。そうして大理石の冷たい床に大喜びのようすで寝転がる。ただ、それだけの動画なのだが、本来は野生のはずの野良猫が何の警戒心もなく部屋の中に入って嬉しそうに寝転ぶ様子がとても微笑ましい。猫は元々人になつきやすい動物で、私の知っている女性は元々自分の家で二匹の猫を飼っていたが、なぜか野良猫が玄関近くにやって来るようになり、仕方なく食事を与えているうち、最初一匹だったのが二匹となり、三匹となって、増えていって困った……という話をしていた。猫に限らず、本来は野生の動物に対して、やって来るごと食事を与えるのは良くない。野生として生きていくよりも、食事を与えてもらって生きる方が楽なので、どうしても“餌をねだる”ようになる。特にネコなどは“仲間を増やしやすい”ところがあるので、だんだん“猫屋敷”へと変化していく。通常の家庭で飼うネコとしては二匹までが限界で、それ以上になると徐々にネコが増えていって“猫屋敷化”してくるのが通例である。今回の動画のような“本当に苦しんでいるネコ一匹”だけを救った場合には「鶴の恩返し」ならぬ「猫の恩返し」があるもので、商売をやっている店の場合は必ず商売が繁盛するようになる。猫に限らず、動物は、人から受けた恩というものを必ず“何か”で返そうとする。そういう意味では人間よりも義理堅い。ただ、最初から“恩返し”を見込んで行った行為に対しては反応しないので、その点はお間違いなく……。
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