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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「天才」か「社会への不適合」か誰も解らない


近年、右肩上がりで急速に増えてきている“病気⁉”がある。それが「発達障害」だ。ちなみに、何となくは誰でも知っているが、発達障害を正確に知っている方は意外に少ないかもしれない。発達障害とは、幼児や幼少の頃から、その行動や情緒に“特異性がみられる”状態が継続していることで、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠落多動性障害などの“脳機能障害”全般が含まれる。このうち自閉症や学習障害のように、あきらかに集団学習上、問題のある場合を別とすれば“大いなる個性”や“変わった考え方”として、学校側が受け入れても問題なさそうな子供たちも多い。集団生活の中で“ちょっと変な奴”はどこにでもいる。それらを最初から「適切な治療が必要です」として良いのだろうか。しかもその中には或る種の分野で“天才的な才能”を秘めている子供たちもいる。集団生活は苦手だが、自分が興味を持つ分野でなら誰よりも熱心に学習する。そういう子供たちも含めて「発達障害」の“枠”の中に放り込んで良いのだろうか。「発達障害児」の見極め方の中には、“集団の中では浮いてしまう”とか、“齢相応の羞恥心が乏しい”とか、“他人との関わり方が解からない”とか、“相手や状況による会話が出来ない”というようなものまである。このうちのほとんどが幼い頃、3歳~8歳くらいまでの私自身に当て嵌まる。そうだとすれば、昔は発達障害児がいなかったのではなく、居ても特別視をせず、普通に授業に参加させていたような気がする。もちろん、医師からそのような診断を受けた記憶もない。それに、私自身だけでなく、周りにも何人か“そのような子”は居たような気がするのだ。だからといって“教える方”も“学ぶ方”も影響を受けることはなく、それによって集団が乱され、授業が困難になるとは、考えていなかったような気がする。だから本来は必ずしも区別する必要などないのだ。もしかすると学校が“荒れた90年代”に暴徒化する児童たちが表れ、授業を正常化する一環として医学や心理学の面から“集団不適応”として取り入れられた“病気⁉”かもしれない。もっとも、その結果として現代は急速に“不登校児”が増えている。もう少し「学校」の“枠”を緩めてやらないと、発達障害児ばかりが増え、集団に適合できない不登校児が増えていく。
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