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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「ドル円相場」&「原油相場」の激震が続く⁉


ほとんどの人は気付いていないが、ここ2週間ほど、激しく上下を繰り返している金融市場がある。“ドル円相場”の為替市場と、“原油相場”の先物市場だ。この二つは或る種の共通性と連動性があり、どちらかが大きく動く時には、もう一方も大きく動く。そして現在、その両方ともに連日激しく動いているのだ。平常時“ドル円相場”などは、そんなに大きく動くものではない。動くと言っても、一日のうちに“何銭”とか“何十銭”とか、その程度の動きが“本来の動き”なのである。これは“原油先物”も同様で、通常は1バレル90.0ドル~90.5ドルと言ったような“微かな動き”であるのが普通なのだ。ところが、このところの“ドル円相場”も“原油先物”も、上に行ったり、下に行ったり、ほんとうに落ち着きがない。それも微量に動くのではなく、大きく上下する。どうして、こういう風なことになってしまったのかというと、世界経済の“先行き”が誰にも見通せなくなっているからだ。そういう時には“仕掛け”的に大儲けをたくらむヘッジファンドなどに金融市場が振り回される。だから、ついこの間まで「ワルい円安だ‼」「ワルい円安だ‼」と騒いでいた人達がいっせいに押し黙った。それも、そのはず数日間のうちに1ドル=139円だったドル円相場が、昨日は1ドル=130円まで急騰したからだ。今日はまた逆方向に動いていて132円~133円となっている。何度も言うように、こんなに大きく動くケースは滅多にない。原油の方だって、今日は再び94ドルから96ドル辺りを窺っている。一時的には1バレル=110ドルを超していた原油先物は、一時的には90ドルを下回るほど下落し、それからまた急上昇へと転じている。だが基本的には、この「ドル円相場」も「原油先物」も方向性は同じで、ドルが上昇すれば原油が高くなるのが本来の姿で、一時的にというか仕掛け的にというか激しく上下しても、やがては徐々に本来の姿を取り戻す。ただ、上がるにしろ、下がるにしろ、極端なのは世界経済にとって良くない。ドルも原油も、徐々に徐々に“緩やかなカーブを描いて”上昇していくのが良いので、一気に動くと、上でも下でも必ず世界の経済にも、政治にも、そして何よりも人々の暮らしに“大いなる嘆き”を生み出す。
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