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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「尾形への興味」で「数学番組」を視る不思議


「パンサーの尾形」と言えば、何事もクソ真面目に情熱を傾け暴走していくことで知られる。「ロンハー」のドッキリ企画で何度でも騙される“なくてはならない人物”というイメージが定着している。その尾形に何んとNHKが“新たな企画”を持ち込んだ。と言っても“ドッキリ”ではなく、れっきとした“教育番組”だ。近年のNHKは“教育番組”を単なる教育番組ではなく、或る種の“バラエティーのような教育番組”にしようと意欲的である。そういった番組の一つが夜11時からの『笑わない数学』だ。数学にまつわるさまざまな発見や理論を、学問的に解説するのではなく、一般の方達でも理解しやすいような角度から解説していく。どちらかというと“文系頭脳用に解いていく数学”とでも言おうか。そのMCとしてパンサーの尾形が大抜擢されたのだ。尾形自身が「ドッキリ企画ではないか」と思ったほどの“釣り合わない指名”だ。けれども、番組制作側としてはそれこそが狙いで、その部分からでも興味を持ってみてもらえば良い、という考えなのだ。そして今のところは、この企画が一応成功している。もちろん尾形氏がまともに数学を語れるはずもなく、最初から最後までカンペ頼りだが、それがもろに判るところが、かえって視聴者には好意的に受け止められているらしい。確かに、深夜枠の中で、数学番組を“まともな形”で制作しても観てもらえる可能性は極めて乏しい。そうであるなら、思い切って“数学に興味ない人達”を対象として“何となく理解できる⁉”風な形で観てもらう方が、適切なのかもしれない。近年の日本は教育においても、世界水準から後れを取り始めている。もちろん、さまざまな理由はあると思うが、その一つには「楽しく、興味深く、学べる」という“教え方”が確立されていないことも影響しているように思われる。子どもたちの多くが、ゲームに熱中するのは、単純に「ゲームが面白く、興味深く、作られている」からだ。興味深ければ、人はそこに引寄せられる。「もしかしたらドッキリではないのか」と視る側もどこかで“ドッキリ”を疑いながら観てしまうなら、大いなる成功と言えるかもしれない。
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