「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「長老の国→JAPAN」の“お手本”を示すべき⁉


三連休って、いったい何の日だろう、と思ったら「敬老の日」だった。それで私には“敬老”に値する人物がいるだろうか……と考えた。父母などはすでに亡くなり、身内、親戚でも“敬老”に属するような人物は思い当たらない。というよりも、もはや自分自身が“老人”なのであって、むしろ“敬老されるべき”年齢に達していた。総務相の統計によると、現在、日本には65歳以上の老人が3627万人いるそうだ。これは総人口の29%で、世界200か国の中で“もっとも高い”そうだ。何となく“高い”ということは知っていたが、もっとも高い国だとは知らなかった。なんでも“世界一”なら良いか……微妙ではある。どおりで昼間に街を歩くと、高齢者の姿ばかりが目に付く。自分だって高齢者なのだが、そういう時には自分は“別個の存在”のよう捉えがちなもので、若い人や子供たちの姿をみるとホッとしたりする。やはり、子供達の声とか動きには、或る種の“活き活きとした生命力”というものがあって、だから“子供たちの多い地域”には生命力がみなぎっているような錯覚を覚える。その逆に、高齢者の多い場所には、或る種の“落ち着き”は感じられるのだが、同時に“倦怠感”とか“衰退性”のようなものも感じることがあり、妙な不安感が生まれたりする。この独特な「気」のようなものは、どこから生まれてくるのだろう。特にそういうものを感じるのはデパートで、買い物をしている人達にも高齢の人たちが多いが、その接客をしている人達にも、高齢の人が意外なほど多い。しかも、その高齢の人の方が“客捌き”も上手い。さらに唯一ほかの場所に比べて元気が良い。あれこれとよく気が付く。気を遣った細やかなサービスというのが、日本人の接客サービスの特徴だが、そういう点で日本のデパートでは高齢の店員さんの方が気配りが行き届いている場合が多い。もしかすると、多くの高齢者の相手をすることで、さまざまな点での気配りが要求され、それが自然に“活き活きとした生命力”をもたらしているのかもしれない。「日本」の高齢者比率が“世界一”ならば、世界的な少子高齢化の波は次々と“第二の日本国”を生みだす。それらの「お手本」となるためにも、どうすれば“若々しい老後”で生きられるのか、文字通り“身を切る形”でコツを習得して後輩国に教えられる存在とならなければ……。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言