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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「おもてなし会」という名の危険な“魔の手”


当たり前の話だが、世の中には“善い事”をする人も沢山いるが“悪い事”をする人も沢山いる。いちばん困るのは“悪い事”をする人たちが、必ずしも“悪い事をしている”ように視えないことである。たとえば今回の「おもてなし会」だ。昔から“悪い奴”には、この種の手法で“悪事”を働く場合が多い。つまり、純粋に無料で“おもてなし”をするのだ。だから、そういうことに慣れていない人は「こんなに“おもてなし”をしてくれるような企業なら少しくらい出資してあげても良いかな…」と考える。社長の立派な経歴、立派な業績、立派な交友関係、多数の賛同者・支持者たち、華やかな豪華客船の舞台……どうして、そこが“詐欺の舞台”だと思うだろうか。そこに登場した芸能人などのショーは偽物ではない。もちろん、そこで振舞われる飲食物は一流ホテルのそれと同様なのだ。そして「毎月、出資金の4%の金利が振り込まれてくるのです」と説明される。実際に振り込まれている“預金口座”の通帳コピーまで見せながらの説明だ。投資金である“出資額”はその人によって異なるが、300万~1000万くらいが多かったようだ。いまのところ3000名くらいの被害者(出資者)がいるという。「投資詐欺」という犯罪は、だまされたと解っても、だから“返金される”という保証はない。なぜなら“投資”と解っての出資であり、投資というものにはリスクが付きまとうことは誰でも知っているはずだからである。今回、逮捕されたFRich Quest社長の森野広太(38歳)は総額200億円以上を集めていたとも言われている。500万円を出資していた女性によると、最初のうちは毎月20万円「振り込まれていた」ということなので、そうすると少なくとも自転車操業以前の業務に関しては「嘘はなかった」ということになってしまう。こういう「最初のうちは記述や言葉通り」の場合に、完全なる“詐欺”として全額返還を求めるのは極めて難しい。そういう点では“振り込め詐欺”のような頭からだます形ではなく、あくまで投資としての“出資金”であったのは間違いがないからだ。20代から30代の“若い出資者たち”が多いという。当然、借金をしての出資金も多い。「おもてなし」という言葉は、どうも犯罪と結びつきやすいよう出来ているのかもしれない。
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