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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


どんなに「IT」が進化しても自然災害防げない


確かにいろいろなものが日々進化していく。私のように元々がIT機器が苦手なものにとって“日々の進化”には最早とてもついていくことができない。ちょっとした間違いで、それまで努力して書き綴ってきた原稿を一瞬にして失った記憶がある者にとって、IT機器の操作はなんとなく怖い。生きている人間よりもはるかに怖い。けれども、それ以上に怖いのが“自然災害”だ。なぜなら自然災害は予知できないし、出来たとしても、それから逃れる方法が見当たらない。地震や豪雨や火事など、実際には“予知”等あまり役に立たないし、本能的か反射的に避難しようとするのが普通ではないだろうか。「災害グッズ」と呼ばれるものもあるが、果たしてほんとうに危機の時に“それら”を持ち出せるだろうか。そして何よりも役に立たないのがIT機器である。例えば大地震が起こって建物が崩壊した時、その中のどこに人がいるか、どうすればいち早く救出できるのか、それらを教えてくれる機器をわたしは知らない。地震予報や噴火予報は大体が当てにならない。洪水や土砂崩れは、実際には予知しても“避難”以外の方法がない。家が飲み込まれていくのを解っても、それを防ぐ手立てがない。IT機器は日々進歩しているというが、自然災害を根本から防ぐ技術や方法を発見できずにいる。たとえば“水の調節”だ。イタリアのベネチアと言えば「水の都」として知られている。ところが今年は、その水が乏しい。細い水路のほとんどが“干し上がってしまっている”のだ。数年前には大洪水となり何年か経ったら“沈没してしまうのではないか”とまで言われた。ところが今年は一転して干しあがっている。したがって本道ともいうべき主要な運河でさえ、水位が60㎝も低くなり、そのために悪臭まで漂うようになっている。また船に乗り込む人数が多すぎると動かなくなってしまう。一か月以上に及ぶ大雨でも来ない限り、今年のベネチアは“泥水の街”となりそうなのだ。一方ブラジルのサンパウロ州では“大雨”の被害に苦しんでいる。24時間の間に600ミリ以上の雨が降り、文字通り水没してしまいそうな苦境に陥っている。IT技術が“バーチャルな世界”を見せてくれるのは面白いが、もっと災害時に役立つような技術に巨額経費や時間を費やすべきではないだろうか。
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