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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本一の上腕」は“ステロイド”に弱かった⁉


近年、日本には“キン肉マン”が多くなっている。要するに“筋トレに励む人たち”だ。男性ばかりでなく、最近は女性にも多い。わたしは視ないが“筋肉系YouTuber”と呼ばれる人たちの動画も広く知られているらしい。彼・志村勝洋氏(46歳)も、その一人であった。母親が彼のSNSに投稿して3月11日に突然死したことを伝えている。パーソナルトレーナーとして多くの人たちに“健康美・肉体美”を広めてきた指導者が、あっさりと他界する。実は“筋肉自慢”の人たちには“早死”“突然死”する人たちが多い。そして、その因果関係は必ずしも明確ではないが、彼らが用いている「ステロイドに起因しているのではないか」という指摘が多い。実際、ステロイドこそが彼の生命線だった。21年間、それを使用し続けたことで“60㎝越えの上腕”を作り、彼自身「日本一の上腕を持つ男」を“売り”としていた。その異様な発達は、明らかに単なるトレーニングだけで得られるものではなく、アナボリックステロイドと呼ばれる“筋肉増強剤”がもたらしたものに違いなかった。彼自身も“ステロイド歴21年”を公言していた。ただステロイドの多用は心臓に負担が掛かる。その結果として心不全や心臓発作を引き起こしやすい。さらに肝臓にも負担が掛かる。こちらはホルモン系薬品の場合、アルコール中毒と同じで機能が低下しやすくなっていく。さらにもう一つ腎臓にも問題が生じやすくなる。それは人体の中で唯一“ステロイドを製造する機能”が腎臓にあるからだ。ところが長年にわたってステロイドを“薬品”や“食品”として吸収し続けると、元々備わっていた腎臓の機能が働かなくなってしまうのだ。実は“上腕日本一”の志村氏は昨年の12月に突然「ステロイドを止める」宣言をした。健康を考えて休止すると宣言した。おそらく彼には何らかの“副作用”が既に出始めていたからに違いない。けれども、この決断が逆に“寿命を縮めた”のではないかとわたしは思っている。なぜなら、21年間も多量に使用し続けてきた彼の場合、もはやその腎臓にはステロイドを製造する機能は失われてしまっていたに違いないのだ。心臓や肝臓には負担が掛からなくなっても、腎臓だけ「すぐ昔のように復活して…」といっても土台がムリなのだ。もはや“そういう体質”に変わってしまっている彼の場合、死ぬまでステロイドを吸収し続けなければ、生きてはいけない身体だったに違いない。もちろん、そうしたとしても心不全など起こりやすいので長命は難しいが、少なくとも46歳の若さで亡くなることはなかったのではないだろうか。
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