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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


あまりにも“辛く”哀し過ぎる「親子の復讐劇」


札幌のススキノのホテルで起こった「頭部なき殺人事件」は、29歳の女性とその父親・母親の3人が逮捕されるという奇妙な結末になった。しかも、その父親と母親は周囲から敬愛されているような人達だった。29歳の娘は小学校の途中から“不登校”や“引き籠もり”となってしまったようで、それによって極端に潔癖感の強い感受性の激しい女性になっていったようである。学校のような“集団生活”に馴染めないまま成長した場合、どうしても性格的には“偏り”が生じる。両親は、その娘を守って生きようとする。したがって、その“偏り”は増長していくことが多い。通常、娘が強い復讐心を抱いた場合、両親はそれを諫めようとするが、娘の気持ちに同調した両親は、その復讐劇に加担してしまった。本来は「外科医」になるはずだった父親は“首の切断方法”を娘に指導したに違いない。首の切断に必要な“刃物の購入”にも同行した。このことが、もしかしたら“致命的なミス”だったかもしれない。鋭利な刃物の購入に“父親と娘”という組み合わせで訪れるカップルは稀であると思われる。“母親と娘”なら違和感がなかったかもしれないのだが…。それも父親が主導して「娘に鋭利な刃物を買い与える」のは一種異様な光景として店員の記憶に残る。おそらくスーツケースの購入時にも、父親と娘が一緒だったと思われる。用意周到な計画は“返り血を浴びた洋服を着替えて”目立たぬよう“黒っぽい服”に着替えさせたが、その違いがかえって“目立つ格好”となり、防犯カメラから割り出しやすくなった。あの恰好のままススキノの路上を歩いたら必ず目立つ。したがって“路上の途中で消えた”ことがハッキリとしてしまった。犯行の動機は“本人の復讐心”だが、父親までもがそれに“共鳴していった”ことが、この事件の哀しいところだ。そして、被害者の方にも子供たちが居た。けれども一説によれば、その子供たちはいずれも“病気持ち”であったらしい。つまり、被害者と容疑者の父には“子供のことで悩みを抱える”共通性があった。一方は、その現実を“女装”によって忘れようとし、その一方は、その現実を“バンドのボーカルをする”ことで忘れようとした。29歳の容疑者にはそういう“もう一つの世界”がなかった。だから“実際に復讐をすること”でしか、怨念を晴らせなかった。不意打ちを食らわせるような“襲い方”をしてカラダを奪った被害者に対しては、同じように“不意打ちを食らわせるような殺し方”しかない。被害者の身元が割れなければ、復讐は果たせる。けれども「死人に口なし」とはいうが、頭部を自宅に持ち帰ったことで「死人に口アリ」となり、身元もすぐに発覚し、容疑者も意外なほど早く特定されていたのだ。
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