通常、日本の「バブル期」と言うと、1980年代の後半を指す。日経平均が3万円台を謳歌していた時期だ。ところが、それ以外にも日本には「バブル期」が存在する。1990年代後半から2000年頃に訪れた「ITバブル期」である。この時期も「バブル期」と呼ばれたのだが、その前に必ず「IT」という文字が加わる。それは、その分野だけがとびぬけて“繁栄していた時期”だったからだ。それは数字にも顕著に表れ、90年代の後半「IT関連企業」は異様なほどもてはやされ、株価も企業業績など関係なく、軒並み急騰していた。ただ期間的には短く、しかも“IT企業”に偏っていたため、多くの人からは忘れ去られてしまっている。実際、この時期に登場して“生き残っている企業”が極めて少ない。つまり、ITバブルの“波”に乗って登場し、一時的には騒がれて株式上場を果たし、株価が急騰しても、その後“バブルがはじけて”崩壊してしまった企業がごまんとあるのだ。そういう点で、一般的に言う「日本のバブル期」とは大きく異なる。日本のバブル期には、どの企業であれ株価が右肩上がりだった。株価だけでなく、土地も値上がりし続けていた。つまりは、株や土地を購入すれば、だれでもが“金持ち”になれた。2~3年で、2倍とか3倍というのは当たり前だった。いつか「はじけるだろう」ことは、冷静に考えれば、誰でも解かる。ITバブルの時にも、大赤字の企業がぐんぐん急騰していった。なにしろ、株価は「その企業の未来を買う」ものなので、いま赤字であっても、将来的に“大儲けできる”予想が経つなら人気化する。さて、ITバブル時に、もっとも人気を集めていたのが孫正義氏が率いる「ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)」であった。とにかく、そこだけに“買い”や“売り”が集まるので、連日、異様なほど盛り上がるのだ。こうして、ソフトバンクの株価はどんどん急騰し、あっという間に何十倍もの「値」が付くようになった。確か、最高198000円まで到達した後、一気に崩れた。完全に崩れた。底辺がどこだったか知らないが、確か800円くらいまで下がったのは記憶にある。100株からなので葯2000万円となっていた企業価値が、一気に8万円にまで下がったということである。途中で売れば良いと思うかもしれないが、急騰した株は、下がる時にも一気にで…売ろうとしても買う人がいない。だから、持ち続けるしかない。そういう「過去」を持っているのが、現ソフトバンクグループ(SBG)株だ。そのSBG株が、このところ急にざわついているのだ。激しく上がったり、下がったりしている。おそらく、しばらく、この状況は続きそうである。そうしながら急騰していく可能性が強い。現在は“投資会社”としての役割が強いSBG株にとっては「世界的な株高」が追い風になっている。これまで投資してきた企業がアメリカで上場を果たし、その株価が急騰しているからだ。今後も上場企業が増えていく可能性は強い。久しぶりにSBG株の売買高が急騰しているのはそのせいなのだ。この勢いが続けば、間違いなく今の株価の三倍にまでは行く。もっと行くかどうかは状況次第だ。もっとも、そうは言っても何かがきっかけで一気に下落する可能性もある。余裕資金があるなら“超おすすめ品”だ。
アメリカのトランプ大統領が米国民に対し“関税収益”から、高収入の人を除いて全員に「2000ドル(日本円で30万円)」以上を支給する、と約束した。改めて、この人物は「すごいな」と単純 続きを読む
昨日、NHK党の党首である立花孝志(58歳)が「名誉棄損」により逮捕された。その「名誉棄損」を受けた本人は既に亡くなっているが、その遺族が6月に“刑事告訴”していたもので、やっと“ 続きを読む
「アメリカンドリーム」という言葉がある。文字通り「アメリカで夢を叶える」的な意味合いの言葉だが、この言葉につられて、どれだけの人が母国を離れているのだろう。そして、どれだけの人が「 続きを読む
海外のさまざまな観光地を旅行された経験がある方なら、だれでも感じたことのある違和感の一つに「歴史的建造物」や「遺跡」周辺と、それ以外の地域とでは明らかに“違う街”として扱われている 続きを読む
暦の歴史を調べると、いろいろと興味深い発見がある。その一つは、一年における開始時期についてだ。われわれは年初を太陽暦の“1月1日”に置いているが、歴史的には“そうではない時代”の方 続きを読む
昨年の12月だったか……「パーカーとか着るオジサン」論争というのがネット上であった。その時には、別にたいした興味も持たず「そんなことを言う女性が居るんだ」程度の認識だった。ところが 続きを読む
誰でも病気をすれば体力が失われる。その病気からは回復しても、体力そのものはすぐに戻らないケースが多い。タレントの壇蜜氏が最近久しぶりにTV番組に出たが、その頬肉が削られ、その目に眼 続きを読む
「姓名は“生命”に通ずる」と言ったのは、確か熊崎健翁氏だったような気がするが、文字通り「日本」が戦争に突入する気配が生じていた頃、俗に「熊崎式姓名学」とも呼ばれた“独自の理論”が急 続きを読む
11月4日にエジプトのカイロ近郊に出来た「大エジプト博物館」が一般公開される。この博物館は建設開始から13年が経って、ようやく完成をみた巨大な博物館だ。何しろ“東京ドーム”十倍に当 続きを読む
最近は少なくなったように思うが、昔はどこにでも「世話好きなおばさん」というのが存在した。特に親戚の世話好きなおばさんは、やたら、あれこれ、こまめに連絡をくれ、世話・面倒をみようとす 続きを読む