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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「中立」的立場が「日本」をもっとも優位に⁉


改めて「世界地図」を視るまでもなく、わが「日本」はアメリカと中国の“中間”に位置している。実際には太平洋があるので距離的には“中国寄り”だが、距離的なものを度外視すれば“二大国の間”に居ることは間違いがない。少なくとも“欧州各国”に比べて“中間的な意味合い”は、いろいろな観点から明らかに強い。つまり、アメリカにとっても、中国にとっても「日本」は、ほんとうは“自国側”に属してほしい国なのだ。同じような意味で「台湾」も、必要な国といえる。特に中国にとっては、台湾は“自分の国の属国”というふうにみなしているのだから、アメリカに持っていかれてはならない“地域”ということになる。その「台湾」に対しての“見せしめ”的な意味合いが強いのが、今回の「香港」の民主系メディア関係者6人逮捕というニュースだ。要するに「かつてのような報道の仕方は、もう許さない」という中国政府の強い意志を感じる。もう実質的に“昔の香港”は無くなってしまったのだ。「香港」も「マカオ」も、もはや完全に“中国の一部”で、独立した「国」としては成立しない形となった。「マカオ」はこれまで、多くの中国人観光客や勝負師によって成り立っていた部分があるので、それらを取り上げられると手も足も出ない。だから中国には激しく抵抗できない。「香港」の観光客や商取引は欧州人が多かったので、簡単には引き下がらなかったが、それでも“強引に思想弾圧”して“一国”に纏め上げようとしている。その象徴が、今回の逮捕だ。そして、この逮捕は最初にも述べたように何よりも「台湾」への威圧なのだ。「台湾」がどんなに逆らおうとしても、やがては「香港」のように「中国の台湾にする」という宣告のようなものである。実際、ここ数年、中南米の国々が「台湾」との交流を避け「中国」との交流・交易を活発化している。ほんとうは「中国」は長期的には「日本」も欲しいのだが、そう簡単ではないことを、中国人自身が良く知っている。だから少なくとも表面上は直接的な“手出し”はしてこない。強欲な中国が「台湾」を欲しがるのは、戦略的な意味合いと経済的な意味合いと両方が備わっているからだ。「台湾」に位置は「日本」ほどではないが、さまざまな国や地域に対して“睨み”が利く。特に東南アジアに対して戦略的にたいへん有利なのだ。経済的には「台湾」は半導体において“世界のトップランナー”で、アメリカとの関係がぎくしゃくしている中国にとって「台湾」を自国に組み伏していくことが出来れば“絶対的優位”を保つことが出来る。或る意味では自国経済の“今後数十年分”を「台湾」が握っているともいえる。さて、わが「日本」は経済的には“微妙な状態”にあるが、アメリカにも中国にも完全には“属さない中立的立場”にある方が、長い目で見た場合には優位に立てる。少なくとも、どちらからも「仲良くされたい状態」を保つことが大切で、それこそが“未来の日本”を「世界の日本」として活躍させていくカギといえるのだ。
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