占い師にとって、自分の「予言」が的中するのは嬉しいはずなのだが、時々そうではないこともある。例えば今回の「日露首脳会談」。滑り出しは良く、何らかの“新しい共同宣言”などが飛び出すのではないか、と期待を持たせた。けれども、終わってみれば、ほとんど成果なし。私自身が正月の雑誌インタビューで予言したままだった。いくつか、その内容を掲げてみる。「昨年のように北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過するなどといったことは占い的に示されていません。(中略)ロシアに関しては、昨年ほどの大きな動きが出て来る雰囲気はありません。ただビザなし墓参などに関しては良い感じでスムーズに行われるでしょう。またインフラ的な部分での共同事業については地味ですが徐々に具体化していくと思います。(中略)日本とアメリカの関係について、経済的な交渉の面で昨年ほど良好な感じではなく、少しギクシャクした感じが示されています。逆に、中国とは活発に交流が行われると出ているため、もしかすると、新たな提携とか協力関係が生まれて来るかもしれません」まあ、占い師への“予言インタビュー”としては、地味で面白みのない内容ではあるが、その判断の内容自体は今のところ、その通りに進んでいる。つまり的中しているわけだが、一個人にかえって第三者的にこの予言を読むと、実に“つまらない内容”で、嘘でも良いから、もう少し“心浮き浮きするような予言”が出来ないものだろうか、と思ってしまう。「拉致被害者は帰ってきます」とか「北方領土は我が国のものとなります」とか「アメリカもTTPに加わります」とか…。私の判断があまりに“地味だった”せいか、編集者は日本株の最高値を、私が述べた価格とは異なる数値を記した。後で確認したら、編集長が経済界の人達と話して「気分が良くなる価格に変えておいたそうです」と担当者に聞かされた。う~ん、そうしたくなる気持ちも解からないではない。来年からは少し“気分が高揚する予言”も入れておこう。
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