憶えているだろうか。日本の安倍首相はサミットで来た面々に対して「今はリーマン・ショック前の状況に似ている」と、奇妙なことを言った。あれは、何のことはない“消費税先送り”のための口実であって、首相自身、本気でそう思っていたわけではなかった。アベノミクスの成果が今一つ出せないので、世界の首脳たちが来ているところでそう言っておけば“消費税先送り”しても一応“格好がつく”からである。実際、安倍首相の言葉に同調した首脳は一人もいなかった。ところがである。予期せぬ形で「英国のEU離脱」が現実のものとなり、世界の金融市場は“大荒れ”となった。日本はEU加盟国でもないのに、EU諸国とほぼ同一の比率で株価が急落した。為替も日本円が急騰した。これは確かに“リーマン・ショック時”と同様ではないか。「EU離脱ショック」が来たのだ。それでなくても危うかった日本経済は間違いなく“急ブレーキ”がかかる。今頃になって政治家や評論家たちが慌てだし、大騒ぎし始めている。誰もが「それはないだろう」と高をくくっていたからである。つまり、安倍首相の“苦し紛れの口実”が、なんと本当になりそうなのだ。けれども、私は首相と違って、デタラメの予言をしていたわけではない。何度も、このブログで警告していたではないか。4月7日、5月9日、6月17日、6月23日…“悪い予言”はしたくないし、出来れば不適中となってほしい。“どうか、当たらないでくれ!”と願いながら書くのだが、そういう時に限って見事に的中してしまう。近年、私が予言的なことを多く書くようになったのは、2チャンで前に「波木に見てもらったが何一つ当たっていない」と書いた中傷を見掛けたからである。それなら、誰もが納得できるように、公的な形で“いろいろと予言してやろうじゃないか”と腹をくくったのである。占いの理論にしてもそうだが、陰で“どうこう言う奴”にろくな奴はいない。自信があるなら、きちんと名を出して批判して来い!
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