誰か憶えておられる人がいるだろうか。私がこのブログで二度も、金正恩氏&トランプ大統領「ハンバーガーの直接対決」について記述していたことを…。多分、それを読まれたとしても「なに冗談言ってるの?」くらいにしか受け止めてもらえなかったに違いない。もっとも、私自身も“冗談半分”で書いていたのだが、“のこり半分”は本気であった。それはトランプ大統領が就任前に自ら言っていたことで「北朝鮮の金正恩氏とハンバーガーを食べながら直接対話をしても良い」とアピールしていたからだ。だから私は“早くハンバーガーを食べろ”とけしかけていたのだ。おそらくトランプ大統領でなければ、直接対話の即断はしなかっただろう。彼には、最初から“その用意”があったのだ。金正恩氏の方にも、その用意はあった。直接交渉がしたいから、ミサイルを“アメリカ方向”に向けて撃つのだ。ハッキリ言って、日本など北朝鮮の眼中にはない。なぜなら、日本は決して“攻めてくる国”ではないことを知っているからだ。北朝鮮にとって怖いのは、“攻めてくる可能性ある国”なのである。だから日本など放っておいても良いということになる。そして、今回の会談は、北朝鮮にとってもアメリカにとっても、極めて重要な意味を持つ。単に「平和」がどうのこうのということではない。互いに“味方に付けられるか”どうかという点で重要なのだ。もう一つは、今後のビジネスに役立てられるか、という点で重要なのだ。さらに“中国とどう対応していくか”という点で重要なのだ。ほとんどの人は見逃しているが、アメリカにとってのメリットは、実は北朝鮮を味方につけることは“対中国”という点でのメリットがとてつもなく大きいのだ。だからトランプ大統領は本腰なのだ。金正恩氏の肩越しに“中国の習近平氏”を見ているのだ。実は、アメリカにとっては、北朝鮮よりも中国の方がはるかに“やっかいな存在”で、その中国を征することが出来るかどうかは、この米朝会談に掛かっているのだ。
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