“信じたくない事実”というものが時々報道される。これなどは、その代表的なニュースだ。日本人オザキが2016年ダッカで発生した24人が殺害(日本人7人含む)された“ISイスラム国”によるテロ事件の首謀者だったという報道だ。彼は、その後、シリアのイスラム国拠点でアメリカ軍により拘束され、現在はイラク北部スレイマニヤに移され、アメリカ軍の監視下にある。彼モハマド・サイフラ・オザキはバングラデシュの出身である。だから純粋な日本人なのではない。けれども2002年に日本政府からの奨学金制度を利用して日本に入国し、立命館アジア太平洋大学へと留学した。問題はここからなのだ。実は彼はイスラム教徒ではなく、元々はヒンドゥー教徒だった。ところが日本に来てイスラム教に目覚めた。そしてイスラム教に改宗し、そのあとすぐに日本人女性と結婚した。そして卒業した立命館大学で准教授まで上り詰めた。日本人女性と結婚し、日本の大学で教える立場となって、国籍も「日本」に変えた。日本人オザキが誕生した。子供達も当然イスラム教徒となった。こうして、準備(?)が整った2015年オザキは大学には無断で日本人妻と子供達を連れて日本を出国、ブルガリアを経由してシリアに入り「イスラム国」のメンバーたちと合流した。そして、その後すぐに自国バングラデシュ内でテロの実行犯たちを組織したのだ。24人が犠牲となった“ダッカのテロ事件”が有名だが、それ以外にもいくつかテロ事件を起こした。何度も言うが、彼は日本に来るまではヒンドゥー教徒だった。そのことは、日本からの帰国時に髭を蓄え“改宗したのだ”と知った、と父親が証言している。日本でイスラム教徒となって、日本人妻と結婚し「日本国籍」を取得、日本に居ながら“ISのメンバー”となっていたらしい形跡もある。実は、アメリカ軍の空爆などによって、彼の日本人妻と子供2名は殺害されたらしい。そして、遺された子供達は“邦人保護”の観点から日本に帰国しているとの情報もある。怖いのは、テロの首謀者とされる元立命館大学の準教授が、日本で師匠ともいうべき人物に出逢ってイスラム教に改宗し「イスラム国」に合流している点だ。その子供達が戻ったなら、その師匠と接触する可能性はないのか。いや、その子供達でなくても、日本には数こそ少ないがイスラム教の人達はいる。多くのイスラム教徒は平穏で真面目な信仰心の持ち主たちである。けれども、テロリスト首謀者を産んだ師匠は“新たなオザキ”を誕生させないと誰が言えるだろうか。
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