俳優の高倉健氏が亡くなって、もう5年の歳月がたった。その5年目の出版を意識したのかどうかは知らないが、高倉健氏の“養女”であった小田貴月氏が書き記した『高倉健、その愛。』が好調な滑り出しを示しているという。養女としての17年間を綴った…ということになっているが、実際に養女縁組としての書類が役所に提出されたのは亡くなる半年前である。なぜか判然としていないが死後2日後には火葬され、それを実の妹さんにも知らせていなかった。そんなところから遺族は、今回の出版を快く思っていない。遺族側に言わせると、著者・小田貴月氏は“養女”というより“家政婦”として雇われていたに過ぎない、という認識のようだ。亡くなる半年ほど前に“養女”となっていることが、さまざまな疑惑や想像を掻き立てる。そこで、お二人の生年月日に基づく四柱命式やホロスコープはどのような関係を示しているのか調べてみた。その結果、大変興味深いことがいくつも出てきた。まず、高倉健氏の四柱命式は月干に「梟神(偏印)」が表出し、月支蔵干に「食神」が表出している。「梟(きょう)神」というのは“フクロウの神様”である。フクロウというのは“我が児を食べる”ことで知られる。したがって「食神」と組み合わさると、子供によって財産を食い尽くされる。通常は“子供を得られない”のだが、無理に子供を得ると、その児によって生活が侵食されていくという形なのだ。ホロスコープでは彼女の金星が、高倉健氏の太陽に0度で重なっている。したがって彼女が高倉氏に対して愛情を抱き続けていたことは間違いがない。一方、彼女の太陽に対しては高倉氏の土星が0度で重なっている。或る種の“義務と責任”を彼女に託していたのであろう。また彼女の太陽にはもう一つ、高倉氏の冥王星も180度で対冲している。これは“転生”を意味する配置で、つまり男女関係だったのが親子関係に変わった、ということを意味するのかもしれない。産まれる前からの因縁が作用しやすい惑星としてドラゴンがあるが、彼女のドラゴンヘッドは彼の金星と180度、ドラゴンテールは金星と0度である。さらに、互いの火星同士は180度になっていて、木星同士は90度になっている。火星はsexに関係が深く、木星は経済力に関係が深い。こういったもろもろの関係が実際にどう働いていたかは分からない。ただ「縁」の無き所に惑星同士のアスペクトは創られない。0度とか、180度とかのアスペクトは、吉凶は別にして強い「縁」を持ったカップルでなければ出現しないのだ。そういう点では文字通り「神秘な糸」に手繰り寄せられるような形で成立した“親子”だったのかもしれない。
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