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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“茶目っ気”と“本心”が交錯する会見


大女優・浅丘ルリ子が元夫・石坂浩二と共演、しかも彼の元恋人・加賀まりこまで出演するテレビドラマが4月からスタートする。テレビ朝日系「やすらぎの郷」がそれで記者会見があった。元々表現豊かな女優であるが、今回は特に“溌剌とした雰囲気”が感じられ、とても70代には思えない。石坂氏と浅丘さんの二人は、1971年に結婚、2000年に離婚し、石坂氏はすぐに再婚したが、浅丘さんの方は独身を貫いている。また同時出演している加賀まりこさんの方も独身を貫いている。石坂氏と加賀さんとの恋愛は、私がまだ子供の頃に週刊誌で大きく報じられていた。私の記憶が正しければ、その当時は加賀まりこさんの方が“大胆なヌードも披露する女優”として有名で、石坂氏の方は新人俳優だった。つまり、多くの人達は“加賀まりこの相手”という風な形で“石坂浩二”という俳優を知ったのだ。ところがその後しばらくして“石坂浩二と浅丘ルリ子が結婚”という大見出しが週刊誌に踊った。加賀まりこはどうなったの? というのが大方の反応であった。そういういきさつのある三人なのだが、浅丘さんは会見で「石坂さんと抱き合うシーンがございます」と楽しそう。実際には16年ぶりに逢ったというが、30年に及ぶ結婚生活は、別れていても、その空白を埋める。「そしたら、マヤがジロっと私たちの方を見ておりました」加賀まりこさんの役を意識して、そういう余裕。まさに「大女優」以外の何物でもない。浅丘ルリ子と言えば「男はつらいよ」で“寅さん”のマドンナ役として“売れない歌手・リリー”を演じ、監督に「寅さんとリリーを結婚させてやってください」と直談判したエピソードを本人が語っている。寅さんこと渥美清が余命いくばくもないことを感じ取っていたからだ。そのせいか、寅さんとリリーの掛け合いは絶妙で誰をも泣かせた。この「やすらぎの郷」では、あの名演技を再現できるのだろうか。

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