1月, 2019年

日本で売られる「福袋」&「占い」の中身

2019-01-07

近年は正月に日本を訪れる外国人が多くなった。特に中華圏からやって来る人たちは多い。当然、正月に来ればデパートでは「福袋」を売り出している。その中国女性は初めて日本を訪れたらしい。団体客として向かった先は有名デパートである。最初、その女性は「福袋」を買うことに躊躇していた。中身が解からないので不安だったのだ。ところが仲間たちが購入し、その中に有名ブランドのウエアなどが入っていたのを見て安心し、自分の孫たちのために“三つの福袋”を購入して中国に戻った。そうして孫たちに、それを“お土産”として渡した。ところが、その孫の一人から「どうして日本まで行って中国のモノを買って来たの?」と不思議がられた。そこで初めて「福袋」に入っていたモノが「メイド・イン・チャイナ」のタグが付いていたことを知る。その女性は「中国製を売りつけるなんて、日本人に騙された」と大いに憤慨しているそうだ。う~ん、なかなか面白い記事だ。まず、この女性は「福袋」というものの本質を分かっていない。あれは、新年の“運試し”に購入するものであって、中身の価値に主眼を置くものではない。近年では、そのこと自体、日本人でさえ“売る”側も、“買う”側も、勘違いして販売されているケースが多い。中身が解からないから「福袋」なので、中身が解かるなら“福を引き当てる”という本来の役割を果たせなくなる。前にも書いたが、こういうものは本来“運試し”にすべきもので、“売る方”も“買う方”も、そういう本来の原点に戻すべきだと私は思っている。例えば「おみくじ」は「大凶」が出たからといって、どこに抗議をするのか。自ら引き当てたのだから、今年は“そういう年なのだ”と自覚すべきが本来の姿だ。それを怖れるなら、最初から購入すべきではない。まったく同じことが「福袋」にも言える。ブランド品が欲しいのなら、正当な価格で購入すべきである。本来、ブランド品とはそういうものなのだ。安い品物が欲しい人は“ノーブランド製品”を購入すれば良い。さて、私が一番言いたいのは、この中国女性に対してではない。「メイド・イン・チャイナ」の“占い”を、ことのほか“ありがたがるエセ占い師”たちに対してである。日本人占い師である彼らは、中華圏の占いに対して“きちんとした検証”も行わずに、ただ中国で500年も前に出版された“妖しげな古書”に縋りつきながら商売をしている。それも“本気でそれが正しいと信じ切って”商売をしている。救いようなない“輩たち”が日本には無数にいる。別に“中国かぶれ”だけではない。“欧米かぶれ”も同様である。恥ずかしくも、日本を代表する名の通った占い師たちなら、まずは“十分な検証”を行ったうえで日本に持ち込んでもらいたい。

職業「アイドル」から、どう生き残るか

2019-01-06

最近はあまりにも数が多過ぎて、どんなオタクっぽい人でも全部は把握できないだろうと思うのが「アイドル」だ。それも“AKB的なアイドル”だ。大体、そのグループ数自体がどのくらいあるのか、わからない。何となくみんな“同じような顔”&“同じような歌”&“同じような喋り”で、同じに見えてしまう。これはもう“老化現象”か。そういうわけで本人たちも、賢いアイドルは、それを何んとなく自覚している。だから、どう生き残っていくか、を考えるようになる。昨日、三人の“元アイドル達”が、それぞれの道でネットニュースに載った。その一人は“元AKB48”からジャカルタの“JKT48”へと2012年に移籍し、そこでトップアイドルとなって2016年に卒業、現地に残りタレントとして活躍する仲川遥香氏。既にCM20本以上に出演する超有名人だ。彼女は、日本でアイドルを続けていても“売れそうにない”と予感し、インドネシアに行って現地語を覚えればその後の仕事に役立つのではないか、との気持ちから移籍を択んだ。日本でダメなら海外で…との選択が大飛躍を呼んだ。“元NMB48”の創設時メンバーで、総選挙では25位まで行ったことがある沖田彩華氏。彼女の場合は、8年間アイドルをやり切って卒業し、その過程の中で、この経験を活かせる職業はないかと模索し、今度はアイドルグループをプロデュースする側へと廻った。既にオーディションの開始の準備を進めている。つまり、第二の「つんく♂」や「小室哲哉」を目指そうというのだ。“元SKE”で6年間活動した後フリーキャスターとなって、AbemaTV「けやきヒルズ」等で今や“Abemaの顔”とまで呼ばれるようになった柴田阿弥氏。彼女の場合、6年間アイドルグループに名を連ねながら、そこに自分の“居場所”を見出せず、自ら“ひとりで働く形”に転身した。結局、アイドルだった知名度がキャスターとしての座を射止めたのだ。三人共に共通しているのは、日本のアイドル時代には、個人として有名だったわけでも、人気があったわけでもない。ただ、だからといって、それが無駄だったのかといえば、そうではない。その経験があったから、その後の仕事で活かせたり飛躍ができたのだ。人間は、とかく報われない状態の時、なぜ、自分は今ここに居るのか、このままで良いのか、と考えがちなものである。その答えが、この三人にある。今は「やがて必要な過去として」ここに居るのだ。

「新元号」と「大荒れ株式」の関係⁉

2019-01-05

今年変化するものの一つに言わずと知れた「元号」がある。この「元号」の変化が、もしかすると“とんでもない株長者”を生み出す可能性がある。実は「平成」の時代に入って、日本株は大きく下落した。底なし沼のように下落した。一時的には最高値の“四分の一”以下となっていた。ここ5年ほどでようやく最高値の半分くらいまで盛り返したが、それでもまだ半分くらいなのだ。1989年、それは「平成」と呼ばれて最初の年である。その年に日経平均は38915円の“最高値”(ちなみに昨日の日経平均の終値は19561円)を付けた。「平成」は“経済的にも絶好調”かに思われた。後になって、あれは「バブルだった」と慰めのように言い聞かせているが、それだけ経済が急成長した国であったことは間違いがない。つまり元号が「平成」へと切り替わった時、日本の経済は失速した。今年、日本の元号が新たに切り替わって以降、日本株はどう変化していくだろう。多くの人は知らないが、日本株は1950年(昭和25年)に85円の“最安値”を付けている。ただの85円だ。それくらい日本株は安かったのだ。貨幣価値が変わったとはいえ、そこから38915円まで駆け上がったのだから、日本の経済、日本の企業は“大躍進”を遂げていたことになる。それが「昭和」だったのだ。そして忘れてならないことは、その「昭和」の時代に日本の文化・芸能・文学の世界で“新しいもの”が次々と生み出されていた。経済的に豊かな時代の方が、新しい文化や芸術は花開く。世界の歴史がそれを証明している。そういう意味では「平成」は“戦争のない時代”で、その点は喜ばしいが、日本経済は失速してしまった。年末年始にかけ、世界の市場は大混乱している。極端に下げ続けたアメリカ・ダウ株は昨日“急反発”し、これを書いている時点で700ドル以上値上がりしている。おそらく、今年はアップダウンの激しい相場展開となるだろう。前にも記したが、基本的に日本株は“ドル円相場”と“原油価格”に大きく左右される。この二つの“指標”が“本来の値(1ドル=113円程度及び1バレル=60ドル~80ドルの間)”に戻らないうちは、アップダウンは繰り返される。けれども、逆に、そういう時期だから、上手に買って、上手に売れば、一気に“億万長者への道”が開かれる。私は本来、企業を“短期間で売り買いする手法”を好まないが、そういう“禁じ手”を使えば、“株長者”になれる時代が来ているのだ。

一般公開の天空神「玄武」の秘密⁉

2019-01-04

奈良県明日香村にある「四神の館」で、今月19日から“重要文化財”に指定されて以降初めて石室内に描かれていた「玄武(げんぶ)」が一般公開されることになった。キトラ古墳壁画の一つである「玄武」は、七世紀末頃の作品とされている。キトラ古墳に描かれた天文図全体が古代中国で確立された“天文思想”の輸入品だが、陰陽五行思想に基づく“四神”と赤道上の“28星宿”が、石室内の主役たちである。それらの内から何故「玄武」だけを公開するのか明らかでないが、私の推測では「玄武」は十二支「亥・子・丑」北方三支の守護神なので、今年の“亥年(いのしし年)”にちなみ「玄武」のみ公開する…ということのような気がする。北側の「玄武」以外には、東側の「青龍(東方神)」南側の「朱雀(南方神)」西側の「白虎(西方神)」が、それぞれ存在する。いずれも天空神だが、同時に“神聖獣”でもある。それではどんな獣なのかといえば、蛇と亀との合体動物が“玄武”なのだ。だから、絵として描くにはもっとも難しい。そのせいか、キトラ古墳の「玄武」は、神聖獣としては今一つの出来で、崇めるほどのものに仕上がっていない。どうして蛇と亀との合体動物なのかといえば、その動きが観難く判別し難い部分が一番の理由だろう。もちろん“天空神”であるから“北の空”に観察できる。ただ鉛色に暗く輝いていて、常に低空飛行で、見えたり見えなかったりする。だから“蛇”と“亀”との合体動物なのだ。実は、その正体は今日でいうところの「水星」である。因みに「青龍」は木星であり「朱雀」は火星であり「白虎」は金星である。これらの惑星が、やがて五行の「木」「火」「金」「水」へと変わっていくのだ。どの方位にも属さない“神聖獣”は「麒麟」で、やがて「土星」→「土」として追加される。それらとは別に「陽光」に輝く太陽、そして夜に「月光(蔭光)」をもたらす月(太陰)、これらが出そろって、陰陽・五行思想は誕生する。今日では「占い」だけの陰陽・五行思想と捉えられがちだが、今から1300年ほど前の日本では、時の為政者たちが「宇宙(天空)」を読み解く神聖科学思想として《陰陽・五行思想》の宇宙観が大手を振って教えられていたのだ。

「内郭」が“飛び出ている女性”の見本

2019-01-03

年末年始には著名人の“結婚・離婚”報道が多くなる。その中でも私が興味を抱いたのは、子供を5人も抱えて“離婚”に踏み切った堂珍敦子氏の「シングルマザー宣言」ともいうべきものである。しかも、まだみんな小さい子供達を5人も抱えて離婚に踏み切った。よほどの決意がなければ出来ることではない。逆な言い方をすれば、夫であった堂珍嘉邦氏は“5人もの子供達”を一気に手放したことになる。もっとも、それまでも実質4年以上、夫は“家を追い出された状態”だったらしい。そういう点から言えば、“離婚の合意点を見出す”のに時間が掛かっていただけなのかもしれない。私のところにも、時々、子供を抱えたまま離婚に踏み切ろうとする女性から相談が来る。けれども、さすがに5人の子供を抱えての相談は来たことがない。そこで改めて堂珍敦子氏の画像を検索した。人相的な観点からの特徴は比較的口や頤が大きく、観相学的には“家庭愛の強い女性”であることは間違いがない。つまり、そういう女性が“子供達”を引き連れて離婚に踏み切るのは、この“家庭を守ろう”、或いは“この子供たちを守ろう”という意識が働いた時である。それだけ堂珍嘉邦氏の方には“家庭人”として、或いは“父親”として、何らかの問題を持っていたということだろうか。もう一つ、私が気になったのは、堂珍敦子氏の“耳の内郭”である。極端なくらいに、耳の内郭が飛び出ている。これは芸能界などで活躍している女性には時折見受ける形で、個性が強く、自分の“思想・生き方”をどこまでも貫いていく人物の相である。女性の場合は、十代の頃から、それを貫いているのが特徴だ。ほとんどの場合、実家を飛び出すような形で上京しているケースが多い。彼女の場合はどうだったのか知らないが、多分、それに近かったことだろう。極端に内郭が飛び出す女性は、親元に居ると、必ず“親と衝突する”もので、束縛を特に嫌う。そういう意味では、堂珍氏の離婚原因の一つとして、妻の仕事復帰を夫が嫌がった、という報道も出ている。もし、それが本当なら、妻が反発するのは当然である。人相的には敦子氏の場合、額が広く、鼻脇からの法令線もクッキリとしていて、キャリアウーマン型である。家庭に閉じこもるタイプではない。男性で結婚後に“専業主婦”となってくれる女性を求めるなら、まず額が広く高い女性は外すこと、法令線がクッキリしている女性は外すこと、そして何よりも耳の内郭が飛び出ている女性の“生き方”は、変えられないと憶えておいていただきたい。

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