2月, 2020年

2020年3月の運勢

2020-02-29

「政府」か「日銀」か、どちらか動かないと…

2020-02-29

アメリカ株の急落が本格化してきた。もちろん、日本の株もこれに追従する。当たり前の話だが「実体経済」の前に「株価」は動く。株価が“大きく動く”ときには、必ずそれに伴って、その半年後から一年後に掛け「実体経済」も“同じ方向”に向かって動く。つまり今“急落している”ということは、今後の一年は日本の経済は急速に悪化していく、ということを予告している。今の今だって、日本の景気は良いとは言えない。徐々に“暗雲立ち込め”の状況にある。何とか持ちこたえて来たのは訪日客に支えられてきた面が大きい。その訪日客の“客足”がバッタリ途絶えそうなのだ。どうする観光業。大きなイベント関係も軒並み中止だ。芸能関係も客が入らなくなる。スポーツも無観客試合だ。交通機関にも、ホテルにも、ストップが掛かりだした。これでは経済が動かなくなる。会社も業種によっては既に自宅待機で、ニートの人達には一挙に“仲間”が増えていく。アルバイトやパート従業員や派遣社員の足下が危なくなってきた。全国的に移動の時期だが、細かなことを気にし出したなら、身動きさえも出来ない。夜の灯りが消えていく。夜の仕事が成り立たなくなる。前にも言ったように、日本人はことさら健康に対して過敏である。政府主導で“経済の動き”を止めるのであれば、それに見合った行動をとらなければならない。政府が動いて大規模な“救済予算”を出動するとか、日銀が動いて“ゼロ金利の深掘り”を行うとか、とりあえず株価急落にストップをかける方策を打ち出さないと、歯止めが掛からない。それは、そのまま半年後、一年後に“実体経済”として反映されるのだ。半年後の「オリンピック」さえも危うくなってきた。オリンピックのため、どれほどのお金を掛けたことか。是が非でも実行にこぎつけなければ…。実は日本は、もっとも“脆弱”に出来ていて、世界が混乱すると、なぜか真っ先に“被害が及ぶ”ように出来ているのだ。アメリカよりも、中国よりも、欧州よりも、真っ先に被害が及ぶのは、我が愛する日本国なのだ。このところ動きが止まっていた“ドル円相場”も急速に動き出している。これが本格化すると、日本は救いようがなくなる。他の国が立ち直っても、日本だけが“立ち直れない”ということになりかねないのだ。俗に「恐怖指数」と呼ばれるものがある。これは普段は「10~15」くらいなのだが、この数字が現在「45~48」くらいに迄跳ね上がっている。「30」以上は危険水域なのだ。どうする日本⁉

芸能人が次々と「逮捕」される日

2020-02-28

最近はどのマスコミも同じようなことばかり報道している。それだけ“際立った話題”が他に無いからだともいえる。近年、マスコミが騒ぎ立てるニュースで一般の人たちも追従しやすいのは、予期しなかった芸能人が“逮捕される”ニュースだ。なぜ、このようなことを書くのかというと、次々と逮捕される可能性が浮上してきたからだ。そう一人ではない。“薬物”による連鎖的な逮捕劇である。このニュースは、現在の“新型肺炎の新情報”が尽きて来たころに始まる。というか、入れ替わるように“ニュースの主役”となる。世間というのは面白いもので、同じような報道が続くといつの間にか飽きてくる。一つの“ニュースの期限”というのは大体4カ月くらいまでで、それ以上は続かない。そういう風に出来ているのだ。実際には、当事者にとっては、その後“一生涯”続いていくような問題や事件であっても、一般世間にとっての“興味”というのは4カ月間くらいが限度なのだ。さて、そこで次の主役となる「薬物逮捕」なのだが、一人だけだとインパクトが乏しい。それに、珍しくもなくなった。だから連続してこそ“ニュースの主役”になれる。現在、薬物に関しては“警視庁第5課”サイドと“麻薬取締官”サイドと二つの部署が、ライバル的な関係にあって“手柄”を競い合っている。双方はなぜか連絡を取り合うということがなく、それぞれが独自に捜査している。どちらかといえば“5課”の方は暴力団の関係筋を当ることが多く、“麻薬取締官”の方は薬物使用や取引の情報があれば誰であろうと内定する。双方ともさまざまな情報を握っている。例えば、芸能人のだれだれが使用しているのを見たとか、購入しているとの話を聞いたとか、そういうパーティーに参加しているとか、さまざまな情報を把握している。けれども情報だけでは逮捕できない。当然のことながら「ウソの告発」などもあるからだ。有名人の場合、それに乗って自宅を捜索して何も出て来なかった場合「ごめんなさい」では済まない。だから慎重になるのだ。複数の情報があって、おかしな言動もあって、さまざまな噂もあって、確実と思われても“薬物類”が見つからなければ、或いは“使用の反応”が検出されなければ“名誉棄損”となってしまう。さて今、雑誌やネットや新聞などで名前が挙がっているのは歌手や芸人やタレントや俳優など沢山いる。そのうち何人が「逮捕」となるのだろうか。

中江滋樹&倉田まり子の「ターニングポイント」

2020-02-27

人の一生には、あまり極端な変動なく過ごしていく人と、正に“激変”ともいうべき人生を歩む人と、大きく二つに分かれる。比較的“変動が少ない人”は大体共通していて、妙な表現だが“無難な人生”を歩んでいくことが多い。それに対して、人生の前半と後半とでは“別人”かと思うほど“激変”を遂げていく人生もある。その好例ともいうべき人物が中江滋樹氏だった。2月20日に自宅の火災により66歳で焼死した。1980年代「兜町の風雲児」として注目を浴びていた人物である。彼は「投資ジャーナル」という会員制の雑誌で人を集めて、株式情報などを提供していたのだが、やがて“架空取引”などで商売を拡大、7600人以上から580億円を集めた詐欺商法として告発・逮捕された。この少し前に、中江滋樹の“愛人”としてマスコミ報道されたのがアイドル歌手・倉田まり子氏であった。料亭での“決定的写真”もあって、本人は“愛人”を否定したが、ダークな印象をぬぐえず芸能界引退に追い込まれた。実は、この“愛人”報道が出る少し前、私は或るコンサートホールの廊下で彼女とすれ違っていた。なぜ、そんなところに居たのかというと、私が作詞のコンクールで大賞を得て、その記念式典がアイドル達の“歌謡音楽祭”というのに併せて行われたからである。その時、私は主催者に連れられて、北島三郎氏の楽屋に挨拶へと出向く途中だった。私は、それまで何も聞かされていなかったので、表彰式など出席したくなかったが、それに出ないと賞金を受け取れないということで、やむなく出たのだった。私はその当時会社員だったから、主催者であるスポーツ新聞の社長とかが、なぜ北島三郎氏にぺこぺこするのか分からなかった。とにかく、そういう事情で、私は絶頂期アイドルだった倉田まり子氏とすれ違ったのである。だから正直、そのすぐ後でスキャンダルが出た時、大いに驚いたものだ。やがて、兜町の風雲児は逮捕され、バブルの象徴のような人物は消えた。その晩年は貸しアパートで“独り暮らし”の老人になっていたようだ。一方の倉田まり子氏は、芸能界を引退後、本名の「坪田まり子」として見事に蘇っていた。2003年に起業し、2010年からはキャリアカウンセラーとして人気を集めていた。あの廊下ですれ違った時、確かに彼女には“華やかなオーラ”があった。世間からバッシングされ、芸能界からは締め出されたが、自らの実力で蘇っていた。今回、中江滋樹氏の死亡を知って、どういう想いでいることだろう。

「変転運」を象徴する「水脈」の旅

2020-02-26

週刊誌には時々、これは事実なのか、噂の域を出ないのか、微妙ともいえるような記事が出る。過日、どの週刊誌だったか忘れたが杉田水脈衆院議員について「政界引退説」というのが載っていた。そこには彼女の知人発言を引用する形で「もう私は政界には未練がない、お騒がせするだけお騒がせして、保守系のアイドルとして生きていく」というようなことを述べている旨のことが記されていた。私は、この記事を7割方信じた。彼女であれば、そう思ったとしても不思議ではない、と思ったのだ。何しろ「LGBTは生産性がない」とか「伊藤詩織氏への批判」とかで、何かと“お騒がせ”な部分を持っていて、所属政党も次々と変遷していっていたからだ。この人は最初「みんなの党」に所属していた。それから「日本維新」に鞍替えし「次世代の党」へと移った。さらに「日本のこころを大切にする党」に変わり「日本のこころ」党にも変わって、最終的に現在は「自由民主党」の議員となっている人物なのだ。ついでに記すと、大学卒業後は積水ハウスに入社し、数年して市役所勤務となっている。ここで役所では何一つ自分の発案では実行できないとして、政界を目指すことになった人物なのだ。良く言えば“たたき上げの政治家”ともいえるし、悪く言えば、主義・思想や立場をコロコロ変える“政界渡り鳥”的な要素もある。そんな杉田水脈議員なのだが、昨日開かれた“政治資金パーティー”で「政界引退説」を真っ向から否定した。自分は自民党に入って、初めて本来の“やりたいことがやれる力”を与えてもらった。だから、自民党議員として今後も働き続けたい、という趣旨のことを述べたらしい。確かにもう52歳で、そろそろ腰を落ち着かせたい時期に来ている。自民党に入ったことで、その発言が取り上げられて、知名度が一気に上がった、という事実もある。自民党としても、その“今風でない考え方”を称賛する高齢者たちが多いことも知っている。だから、次は「比例区の全国区」に回して大量得票を期待する幹部もいるようだ。ただ私は彼女の「四柱推命式」が気になっている。彼女は月上に「梟神(偏印)」を持っている。こういう人は変転し続ける。永遠の“さすらい人”なのだ。

「 」からの「人工ウイルス」大暴落

2020-02-25

いよいよ手が付けられなくなってきた。私は年初から、これを心配していたのだ。ニューヨークの株式が1000ドル以上も大暴落している。もはや小手先の“緩和策”などでは、経済への大打撃を防ぎきれないと投資家たちが判断したのだ。当然、日本にもこの影響は訪れ、日本の株式も大暴落する。年初の「豪」の自然火災がその予兆だった。けれども、私は甘く見ていた。確かに「防ぎようのない自然災害」は次々と連鎖するが、それは国ごとの連鎖で、一つの災難は一つの国で留まって、別な災難という形で“連鎖していく”と読んでいた。だから「中」から新型肺炎が起こった時にも、自然災害は「豪」→「比」→「中」と来たが、国内で留まって、やがて別な国の“別な自然災害”に切り替わるだろうと見ていた。けれども、この“新しいウイルス”は感染力が異様なほど強かった。実は、このコロナウイルスは「人工的に作られたものだ」という説がある。だから、その発症時に中国政府は隠蔽しようとしたというのだ。武漢という地域には“そういう研究所”が存在するというのだ。本来であれば、まだ研究・実験段階であったウイルスに中国人の中から感染者が出て来てしまった。だから、公的な対応が遅れてしまったというのだ。もちろん、それは学者による“仮説”なので、本当にそうだったのかどうか、判然とはしていない。さらに、別なところからはアメリカで流行中のインフルエンザも、実はインフルエンザではなくて、新型肺炎だったのではないか、という見方が出ている。或る種、パニック状態になると、さまざまな憶測が流れるようになる。だから、必ずしもそれらが“真実”とは言い切れないが、そうである可能性も否定できない。さまざまなイベントが中止になっている。各国間の取引にも影響が出てきた。早くも観光地は窮地に陥っている。前にも述べたように、日本人は良くも悪くも健康面には敏感である。「濃厚接触」は、今年の“流行語大賞”間違いなしだが、流行ってほしくない言葉だ。風俗やAV業界や官能小説で「濃厚接触」を避けるのは難しい。同じ家族でも「濃厚接触」を避けるため、みんなが“引きこもり状態”なんて良い兆候ではない。卒業式や入学式の記念写真が「全員マスク」なんて惨めすぎる。但し、欧州の中世でペストが大流行した時、それまで医師として活躍していたノストラダムスが、自らの妻や子供を助けることが出来ず、その後は「医師」から「占星予言者」に変ったように、こういうことをきっかけとして偉大な運命家が誕生するのかもしれない。

「出でよ‼」個性際立つ“本屋さん”

2020-02-24

大坂の中津に、その本屋さんはあるという。書店というより“本屋さん”という感じの古い2階建てだ。「ローカルメディア&シェア本棚 はっち」という奇妙な店名だ。社団法人ワオンプロジェクトの田中冬一郎氏が運営している。1階は文字通り“シェア本棚”で、狭いスペースに区切って各古書店が間借りしている。2階は自由に持ち帰れるフリーペーパーばかり200種類以上を取り揃えて置いている。平日の20時より営業というのが残念だが、フリーペーパーで利益は出ないのだから仕方がない。それにしても200種類以上のフリーペーパーが並ぶというのは、興味深い。大昔、私の友人がフリーペーパーの編集をやっていたのを思い出す。彼はまだフリーペーパーの編集を悩みながらやっているのだろうか。それとも、まったく関係のない仕事に変えてしまっているだろうか。よく高級美容室とか高級カフェとかで、やたら分厚くて重い雑誌が置かれている。大抵は婦人向け、それも“生活にゆとりある”婦人向けで、写真が多くて文字の少ない趣味的な雑誌だ。そういう高価な雑誌とは対照的なのが無料の薄いフリーペーパーである。私は、そのどちらにも目を通す。写真は分厚い高価な雑誌に良いものが多い。文章はどちらかと言えばマニアックなフリーペーパーの方が興味深い。それにしても、フリーペーパーだけを200種類以上も置いているのは社団法人だから出来ることなのだろう。最近は、どの書店へ行っても同じ雑誌、同じ書籍しか目につかない。毎日、途方もない数の雑誌や書籍が生れているのに、通常の書店で扱うのは“同じ雑誌”“同じ書籍”ばかりである。こんなに一冊の書籍に“広いスペース”を使うのなら、もっとさまざまな書籍も並べてやれば良いのに…といつも思う。書店というのは“売れそうもない本”は送られてきても書棚に並べようともせず、返本してしまう。だから、そういう本が“売れない”のは当たり前なのである。しかも、それを決めるのは店長だったり、そのコーナーの担当者だったりする。もちろん、読んで決めているわけではない。大きな出版社から出ているか、人気ある作家であるかどうか、それだけが選別対象なのだ。

ダンスケが定める「富裕層」のライン

2020-02-23

あなたは「ダンスケ」を知っているだろうか? 多分、知らないだろう。その最大手のダンスケが今年6月から導入せざるを得なくなったのが「富裕層」を対象とした“金利の切り替え”である。心ならずも、他の銀行に見習って「マイナス金利を適用する」と宣言したのだ。もちろん「ダンスケ」とは人の名前ではなく、銀行名だ。デンマーク最大手の銀行名だ。適応されるのは「0.75%」のマイナス金利。この国も、日本と同じく“マイナス金利”を導入しているのだ。しかも、日本よりもはるかに早く2012年から採用している。そのマイナス金利も日本のように「0.1%」などとケチなことを言わずに「0.75%」と大胆である。これまでダンスケでは、個人の預金に関してはこれを適用してこなかった。ところが、それを継続していてはやっていけないところまで追い込まれてしまった。そこで仕方がなく個人口座にもマイナス金利を適用することにした。ただ個人口座にもマイナス金利を適用するということは、銀行に預けていると、お金が減っていくということである。そこでダンスケは「富裕層」にのみそれを適用することにした。お金持ちの場合には、多少預けていたお金が減っても我慢してくれるでしょう…という発想だ。その境界線となるのは「150万クローネ」以上の預金の預け主らしい。この150万クローネというのが日本円ではいくらに当たるのかというと大体1800万円である。つまり、1800万円以上の預金がある人なら、毎月0.75%ずつ引き落とされても大丈夫でしょう…ということらしい。富裕層にだけ税金が上積みされていくようなものだ。同じことが“ユーロ圏”になると「10万ユーロ」以上に変わる。この場合は日本円で1130万円くらいだ。この額からマイナス金利を引き落とされて行くのは心もとないような気もするが、ユーロ圏の銀行は容赦しない。それらの国に比べると、我が日本の「0.1%」というマイナス金利は、いかにもみみっちい。しかも日本の場合にはどんなに富裕層で預金に溢れていても、個人の口座には一切それを適用していない。そう考えると日本の銀行は何んと優しいのだろう。しかも客に対して大変親切で丁寧である。収益が乏しくても笑顔で接客してくれる。大量リストラになっても、接客態度は変わらない。「働き方改革」の“鏡”のような人たちではないか。ロボットに負けまいと接客している“涙ぐましい姿”なのだ。

さまざまな「生き方」「考え方」があって良い

2020-02-22

日本は比較的“自由な国”である。何を言ったからと言って、すぐ逮捕されるとか、処刑されるとかいうことはない。だから、さまざまな「生き方」「考え方」が基本的に許されている。ところが、時々、それを“許すまい”とするような発言をされる方がいる。もちろん、道義的というか、倫理的というか、常識的に“許されない発言”というのはある。だから、その辺はさじ加減が難しいのだが、一応、自由な会話や発言が許されている国であることは大変に喜ばしい。さて、21日のTV番組内で、ゲストとして登場した“靴職人”花田優一氏とレギュラー出演者たちが、互いに批判し合う場面があったと話題になっている。まず彼の工房を訪れた野々村友紀子氏が「靴を作らない靴職人というイメージ」として彼を紹介している。確かに、一部報道では“納期遅れ”が指摘されているが、わざわざ取材紹介する形のリポートとして相応しい発言とは言えない。それら一連の流れの中で、花田氏が「コメンテーターの人、そもそも大嫌いなんです」という発言が出る。私が思うに、花田家はこれまで彼だけではなくて、父親も、母親も、祖母も、伯父も…さまざまな人達がマスコミに叩かれてきた。コメンテーターというより、マスコミ報道に関わる人達全員に或る種アレルギー反応が出てしまうのも、まあ仕方のないところがある。ところが、この言葉に異常なほどに反応したのが室井佑月氏だった。彼女は「すごく小バカにされている気がする。こっちも嫌い」と感情的になった。室井佑月氏は、コメンテーターとしてマスコミに登場したころ新鮮な発言が多く輝いて見えた。けれども、やがてコメンテーターの仕事が中心になって来ると、初期のがむしゃらさが消え、やや考え方にも“政治色”が出て来て、批判の多いコメントが多くなった。批判が悪いわけではないが、“あら捜し的コメント”が多くなると、一般の視聴者との間に距離が生まれて来る。近年、コメンテーターには“芸人”も多くなった。昔のような“文化人”だけではなくなっている。それだけに“野次馬的発言”も多くなって、そういう人達に“違和感”を抱き、コメンテーターそのものを嫌う人達が出て来たとしても、仕方がない。近年のワイドショーには定番のように“芸人の席”が設けられている。その部分をTV局側が見直さない限り、コメンテーターは“尊敬される職業”とはなり得ない。

双子の兄弟は別々に「その児」を狙った

2020-02-21

「血は争えない」という言葉があるが、こと“双子”に関しては、昔からさまざまな“一致点”が報告されている。今回の報告は、正直、残酷な報告としか言いようがない。向井亮太・勇生(25歳)の兄弟は双子で、どちらも建設作業員だった。その弟の勇生の方には付き合っている女性(27歳)がいた。兄の亮太とも顔見知りだったのだが、交際にこぎつけたのは勇生の方だった。いつの間にか勇生は、彼女の自宅に頻繁に出入りするようになっていた。その交際女性には、実は19歳の時に産んだ可愛らしい女の子がいた。8歳で小学2年生だった。何度も泊まっていることなどもあって、勇生にはそれなりに懐いていた。たまに、自分が仕事で遅いようなときにも勇生がいれば安心だった。ところが、或る時「また仕事で遅くなるから、勇生が行くからはずだから…」と娘に電話した時、しばらく沈黙があった。「わかったの?」念を押した女性に「ママ、勇生さん来ないようにして」と言ったのだ。その言い方が何故か気になった。妙な胸騒ぎがして、女性は仕事を早退して家に戻った。家に戻って、改めて娘に訊いた。娘は「何でもない」を繰り返した。その眼に涙が光っていた。実は女性は、ニュースになっていた“子供への虐待”の可能性を心配したのだ。きつく問いただした母親に娘は観念したように語りだした。それによると数か月前、勇生は彼女の遅い夜、8歳の娘に手を出していたのだ。しかも、タオルで少女に目隠しをさせ、幼いカラダに乱暴を行っていた。ところが、話はここで終わりではなかった。実は双子の兄の方である亮太からも、乱暴を受けていた。しかも、奇妙なことに、双子の二人は“そのこと”を互いに知らなかった。偶然にも、弟の方は自分の交際相手の娘を犯し、兄の方は顔見知りだった娘を戸外などで犯していたのだ。大阪に住む25歳の双子の兄弟が、27歳の同一女性を好ましく思い、その一方は交際に成功し、その8歳の娘までをも犯し、一方は交際ならずだったが、その相手の8歳の娘だけは強引に戸外で犯していたのだ。もちろん、母親の訴えで、双方とも「強制性交容疑」で逮捕された。

脳腫瘍「手術中」も交響曲を弾き続けた奏者

2020-02-20

自分の仕事に対して「プライド」を持っている人は多い。この場合には、執刀医とそれを受ける患者とが、共に自分の仕事にプライドを持っていた。だから、執刀医が「左手の神経は絶対傷つけませんから安心してください」と言った時、患者のバイオリン奏者は「私も身動き一つせず演奏することを誓います」と応じたのだ。最初、執刀医には患者が何を言っているのかが分からなかった。「もちろん、先生の手術に失敗はあり得ません」患者はたたみかけるように言った。「私も演奏には自信を持っています。だからバイオリンを弾かせてほしいのです」「……まさか」「手術中に左手神経が傷ついていない証明として弾き続けていたいのです」「……」「腫瘍は左手神経のギリギリまで達している、と先生はおっしゃいました」「確かに」「でも、絶対に傷つけない」「そうです」「私もそう信じます。だから弾き続けたいんです」「頭部は固定しますが、それでも微かに動く可能性はある」「首から上はピタリとも動かさずに演奏します」執刀医はそれでも迷っていた。「手術中は麻酔を打つので手指の動きも制限されますし、寝たままの姿勢で演奏は…」「大丈夫です。演奏には自信があるのです。それとも先生、神経まで傷つけてしまう不安があるのですか」「絶対に傷つけないと言っています」「だったら演奏させてください。美しい音楽は手術の緊張を解きほぐします」患者の挑発に応じてしまう形で前代未聞の試みが行われることになった。脳腫瘍の切除手術中に患者がバイオリンを弾くという離れ業は今年の1月31日、英国で行われた。その手術には6時間を要した。元々彼女ダグマル・ターナー氏(53歳)は2013年のコンサート中に発作を起こして脳腫瘍を発症した。その後、放射線治療を受け続けていたのだが、2019年には腫瘍が大きくなって、どうしても除去しなければいけないところまで来てしまった。そこで右前頭葉からの摘出手術を受けることになったのだ。ただ左手神経をつかさどるギリギリまでメスが入るため、バイオリン奏者が不安に思ったとして無理はない。実際、彼女はマーラーの「交響曲第5番」など3時間にもわたって弾き続けたという。双方とも、プロの意地とプライドに掛けて、この手術は無事成功した。

「慎重」は良い「慎重すぎる」は良くない

2020-02-19

人にはそれぞれ性質があって、その性質に沿った生活をしていればそれほどストレスは溜まらないが、性質にそぐわない生活を強いられるとストレスを生じる。例えば「組織」内の生活がそぐわない人。そういう人は、どうしても“勤める”という形そのものにストレスを感じる。そこで「起業」を考える。昨日、都内で「2020―全国ビジネスプランコンテスト―」というものの特別審査員に択ばれた元AKB48で実業家である川崎希氏やその夫のアレク氏やテリー伊藤氏などがトークショーを行った。川崎希氏はAKB48を卒業した翌日「何もわからないまま会社を始めた」という。確かに、普通、何かの組織に所属してきた人は“会社の始め方”など解からない。そういう判らない状態からでも始められたのは、もちろん“若さ”もあるのだが、“性格”が大きいのだと私は思う。考えてみれば私だって、何も分からず「占い師」を開業した。誰も“開業の仕方”を教えてはくれなかった。いや、正確に言えば、プロの先輩が“教えてくれた”のだが、その方法は私に合わなかった。というか、私には出来なかった。だから“自分流”で開業するしかなかった。「起業」というのは、その“思い”が強ければ、きちんとした順序を踏まなくても、スタートできるものである。日本人はとかく慎重な人が多い。起業には、慎重さも必要なのだが、慎重すぎるのは良くない。あれも、これも、100%準備してからでないとスタートが切れないのは、それだけ“思い”が強くないからである。そういう時には無理にスタートしない方が良い。多少、条件的には“不足”があっても、何かに“背中を押される”ような感じで始めたことというのは、案外、生きながらえる。素晴らしいスタートは切れないかもしれないが、何とか“形”を保っていける。結局、商売というのは、いったん“命”が吹き込まれると、のろのろとであっても動き出すよう出来ているからだ。川崎氏は「私の場合は40万円で始めた」と言っている。もちろん、元々知名度や人気がある人が始めるのと、一般の方が始めるのとでは一律ではないが、多くの「創業型社長」も、最初は“思い”だけが強い無名人だったのだ。

« Older Entries