11月, 2020年

「世論」を“凌駕する”「縁」&「相性」

2020-11-30
男女の結婚には「縁」と「相性」と「婚期」の“三つ”が深く関係している。この三つが良い状態で得られれば、通常、人は“祝福される形”で結婚をすることが出来る。そして、その後も、多くの場合に幸せな結婚生活を継続することが出来る。この“三つ”が良いのに上手く行かないのは、本人の先天運としての「結婚運」が良くない場合である。こればかりは変えようがない。だから、そういう場合には「初婚」で「悲哀」を体験することで“厄払い”的作用が働き、二度目で幸福になれる。さて、昨日、秋篠宮さまが55歳の誕生日を迎えられ、その記者会見が開かれた。その席上で、公式に「親として娘の結婚の意思を尊重する」旨の発言があった。つまりは、眞子さまの“想い”の強さに“ギブアップ”した形だ。実際のところ、近年は海外の王族でも内部の反対を“押し切ってしまう”ケースが多い。日本の場合には「世論」の反対が強かったわけだが、それも一部週刊誌などが、それを誘導した面も大きい。私は最初から「お金」の問題に関しては“貸した”とか“借りた”とかいう問題ではないと思っている。男女間における“お金のやり取り”は、婚約中や同棲中などの実質「他人」ではなくなっているような場合、契約書がきちんと交わされている場合と、明らかな“結婚詐欺”の場合は話が別だが、そうでなければ貸し借りの追及はすべきではない。通常、そういう場合には「愛」が「お金」に変えられているはずで、そうであれば「愛を与えたのだ」と思えば済むはずのことで、何年も経ってから「お金を返せ」というのは、自らの愛情そのものを否定することになる。他の問題に関しては、他人がとやかく口に出すことではなく、“そういう相手”を好きになったのであればどうしようもない。あとは、その二人が“幸せ”を得られるなら、それで良いはずだ。この二人の場合、とにかく「相性」が大変に良い。「縁」も強い。だから、よほどのことがなければ「別れる」という選択肢は取らない。私は、そう読んで最初から「結婚する」と見ていた。けれども、世間も、そして一部の占い師も「別れる」と騒ぎだしていた。世間はともかく、占い師まで「別れる」と占うのは、どういう根拠によるのか、世間に追従しているだけなのか、よく解からないが、一貫して私は「結婚に進む」と見ていた。「縁」や「相性」が“強い”場合、親が反対しても引き離しようがないものだ。昔「愛は勝つ」という歌があったが、もしかすると「世間」に負けない“昭和的な”お二人なのかもしれない。

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

2020-11-29
奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間での実証実験には至っていないが、認可さえ取れればすぐにでも市販できる…というか既に“市販されている製品”であるらしい。それというのも、その“魔法の飲み物”が「茶葉から淹れた紅茶」であるからだ。さまざまなお茶の中でも、茶葉から淹れた紅茶というのが、もっとも効果てきめんであったらしい。なにしろ1分間すると99%のウイルスが消えて、10分間経つと99.9%のウイルスが消える…という文字通り“魔法の飲み物”だったのだ。お茶の成分には元々インフルエンザのウイルスにも効果的なカテキンが含まれている。それをヒントに行った実験らしいのだが、素晴らしい成果を得られたものだ。世界中で待ち望まれていた“特効薬”と言っても良い。現在は日本中が「感染拡大」に怯えているが、これを早急に実用化することで、誰もが万一“ウイルスを宿す身体”となっても、すぐにそれらを無害化させ、周囲への感染を防ぐことが出来る。おそらく日頃から、その紅茶さえ飲んでいれば“予防薬”的な働きもしてくれるはずで、あっという間に世界の“コロナウイルス感染症患者”が急減していくに違いない。もしかしたら、その結果として現在の「世界の株高」は“1~2年後の世界”なので、急速に国際的な経済活動が活発化して、健康な社会を取り戻すことが出来ることを予告しているのかもしれないのだ。もし、日本がそれを先駆けることになれば、いち早く立ち直るのは“我が国”が先ということになる。いや、そんな“ケチ”なことは言わずに、世界中の人達が“コロナの恐怖”から脱出できれば良い。来年の春には、もう誰も「マスクなどしていない」世の中が来ることを、飲料メーカーと一体となって、ぜひ実現させてもらいたい。

「セクシー」が、なぜいけないのか

2020-11-28
人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するのは不自然だし、かえって「不平等」を生み出す場合さえ生ずる。イタリアの公共放送RAIが「セクシーな買い物のしぐさ」を指南したとして批難殺到し、最高経営責任者が謝罪する騒ぎとなっている。「セクシーな…」とはいうものの、別に裸になったわけでもなければ、特別“卑猥な行為”をしたわけでもない。要するに、ポールダンスの講師をしている女性が、ハイヒールとショートパンツ姿で“お買い物する”時の“セクシーに見える形”を指南しただけだ。それのどこが「女性を侮辱した映像」に当たるのか、私にはさっぱりわからない。もし、自分も「セクシーに見られたい」と思う女性が居ればそれを真似れば良いし、もし「そんな男性の視線を意識して買い物なんかしたくない」という女性が居れば、そんなのは無視すれば良いだけの話だ。これで乳房を露出したとか、超ミニスカートで内部が視えそうだったとか、お尻が丸見えだったとか、そういうのであれば批難も解かる。普通にハイヒールとショートパンツ姿で買い物をしただけである。もしかしたら「セクシー指南」というのが許せなかったのだろうか。けれども、どう頑張ったって、セクシーになど絶対に視えない女性はいる。かと思うと、本人は何気ない物言いやしぐさであっても、男性側から見て「セクシーに見える」女性はいる。そんなことは当然であり、今さら私は言うのもおかしなくらいだ。では、セクシーな女性は街を歩いてはいけないのだろうか? それと同じような“考え方”をする一部の“思想・団体”が、私には理解に苦しむ。例えば、TV映像では時に「セクシーな男性の姿」を取り上げる。女性によっては、ワイルドで荒々しい物言いや行為をする男性に「セクシーさ」を感じる人もいる。けれども、そういう男性に対して、世間は決して非難はしない。もし、非難をするとすれば、それは「セクシー」だからではなく、暴力的だからであり、危険だからである。近年、男女の平等が叫ばれて、それに“そぐわない行為”として「女性のセクシーさ」が取り上げられる。男性の方は存在していないかのように「女性のセクシーさ」のみが取り上げられる。男性のセクシーさは、なぜ非難の対象とはならないのか。「平等」という精神からすれば、明らかにおかしい。おかしいと気付かないこと自体が「どうかしてるぜ‼」なのだ。

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

2020-11-27
最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この企業の株式の約10%を香港の“投資ファンド”が握っている。10%程度と思うかもしれないが、企業にとっての10%はなかなかに大きいもので、株主総会での発言権は大きい。その発言権の大きい“投資ファンド側”から経営の改善策というものが次々と提案される。通常「提案」というとアドバイスのようにも聞こえるが、実態は“脅し”のようなものである。事実、香港のファンドは「東京ドーム」に対して、会社側の改善計画は“生温い”として、10月に社長ほか3名の解任を求めたのだ。つまり「東京ドーム」は香港の“投資ファンド”に乗っ取られそうな雰囲気にある。そこで、手を差し伸べようとしているのが日本の「三井不動産」である。香港に“乗っ取られる”前に、TOBと呼ばれる株式公開買い付けを行って、一足先に自分の方が経営権を握ろうというわけだ。もっとも、この場合には“救済策”として行おうということで、別に“乗っ取る”つもりはない。外資に“乗っ取られない”ようにしてあげるだけだ。多分、社長などの解任もしない。今回は、このような形で「一件落着」となりそうなのだが、今後、このようなケースは次々と出て来ることが予想される。いわゆる「投資ファンド」と呼ばれる存在が、日本企業に対して次々と“株式の買占め”に動いているからだ。世界中で株価が上昇しているので「ヘッジファンド」と呼ばれる“投資集団”の資金は潤っている。そこで古い経営体質のまま成長が見られず、出遅れている上場企業が日本には山ほどある。それらの企業の株式を握って、経営者たちにその改善を促し、企業価値を高めてから、株式を売りさばくというのがヘッジファンドの手法である。わかりやすく言うと、古くなった物件を安く購入して、リノベーションし“見違えるような物件”として高値で売る…という商法に近い。そのためには、完全合理主義で“首を切っていく”ことなどが生じやすい。それ故に、日本企業の経営者たちは怖れるのだ。まあ、今年の場合には、それでなくても“経営改善”を促される企業が多いので「悪い奴」とばかりは言い切れないのだが…。とにかく、今後どんどん増えて来そうなのが、外資ファンドによる“乗っ取り型”企業変貌なのだ。

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

2020-11-26
私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているのかがよく解からない。昔は“手相”で売っていたのだが…。まあ、でも、それはそれで良い。最近の女性誌に彼女は来年を「混迷の年」と位置づけ、それ故に「すべての人が主役になれるチャンスの年」と定義づけているのだ。「混迷の年」という抽象的な言葉も、正直、私には具体性に欠けていてよく解からないが、まあ、なんとなく占い師でなくても誰でも感じることを、そのまま口にしただけという感じで、別に、それはそれでも“よし”としよう。良くないのは、その次だ。「すべての人が主役」と言ってしまったなら、どんな年だって、どんな人にだって当て嵌まる言葉で、もはや“占い”でも何でもなく「100%のおまじない」でしかない。新興宗教ならそれでも良いが、占いで最初から、誰にでもあたる、どんな年でもあたる“魔法の言葉”を出してしまったなら、どうしたって「外れようがない」ではないか。私はそういう“八方美人型の占い師”が大嫌いである。いや、八方美人でも良いが、結局、絶対に「外れようのないこと」を“大特集”にしてまで取り上げることだろうか。昔、クジでよく「空くじ無し」というのがあった。誰でも必ず、何かは当たる。まあ、それと同一で、絶対に、自分が傷つかない、絶対に「外れた」と言わせない表現になっている。こういう“傷”や“痛み”や“批難”というものを知らずに“生き抜いていこう”とする占い師が、私は個人的に大嫌いなのだ。同じような部分は鏡リュウジ氏にもあって、この人も「占星学は当たるものではない」ということを看板に掲げながら、何十年も、占星学で飯を食っている。マスコミでは「占星学の大御所」として持ち上げられている。最初に「当たるものではない」と言っておけば、どんなことを書こうが、どんなに初歩的な占いに留まろうが、誰からも絶対に非難されない。こういう“鎧・兜”を身につけて「占いの戦場」に挑む人が大嫌いなのだ。それらを持ち上げるマスコミもおかしいし、それらの占い師を「神様」のように慕う読者たちも「どうかしてるぜ‼」としか言いようがない。

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

2020-11-25
私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった。その予告はそのまま見事に的中し、現在の日本株は文字通り“暴騰中”である。昨日も638円高となり、終値で26165円となり1991年5月以来29年ぶりの“高値”となった。もちろん、現在の日本の“実体経済”とは大きくかけ離れている。けれども、実体経済とかけ離れているのは日本だけでなく、世界中の株価がそうである。ニューヨーク「ダウ」も、これを書いている時点では“まだ流動中”だが大台の3万ドルを超え、史上最高値を更新しそうである。さらに注目すべきは、一時的には壊滅的に暴落した“仮想通貨”「ビットコイン」が、再び暴騰中で2017年12月の“バブル期”に迫りつつある。もっとも、ここまで読まれてきて首を傾げる人がいるかもしれない。なぜなら、ニューヨーク「ダウ」や「ビットコイン」はそうだったとしても「日経平均(日本株)」に関しては、確かに29年ぶりの“高値”ではあるが、1989年12月に付けた“史上最高値=38915円”には比べようもない。まだ12000円も下回っているのだ。こんなに“史上最高値”との乖離があるのは「日経平均」だけである。つまりは、日本ではその当時のことを「バブル期」と呼ばれ懐かしがられているが、もう二度と来ることはないかのような“捉え方”をされてきた。けれども、私は「もしかして…」という期待を抱き始めている。このままの勢いが半年くらい続けば、間違いなく「日経平均」は3万円台に乗る。そうすれば、意外に“夢の4万円台”はそう遠くないかもしれないと思えてくる。今までが異常に抑えられ過ぎていたのだ。もっとも、前にも述べたが株価は、実体経済の半年先から一年後くらいの状態を予測・反映するものである。時には二年先くらいまで先取りすることがある。だから現在の株価は“現在の実体経済”を反映していないのは当然なのである。丁度、手相が何年も先の出来事を予知して刻み始めるのと同様である。それでいて手相が、今現在の出来事にも敏感に反応して変化していくのと、どこか似ている。そういう点から言えば「平成」の最初の年が“バブルの絶頂期”で一気に下降し出したのとは逆に「令和」の最初はガタガタだったが「急速にバブルがやって来た」と後々言われるような時代が、すぐそこまで来ているのかも⁉

「苦労」や「お騒がせ」の活かし方

2020-11-24
人には比較的穏やかと言うか、平坦というか、特別大きな出来事もなく、表面上では“つつましく”人生を歩んでいる人もいる。その一方で、誰が見ても“波乱万丈”にしか思えないような人生を歩んでいる人もいる。その後者の方の“生き方”を択んでいる一人に女優の杉田かおる氏がいる。彼女の場合は7歳から既に子役として人気者となり、世間的な注目を集めた。その後は13歳で300万円の借金を背負い、17歳の時にはヌード写真集を出版し、26歳の時には1億円の借金を背負った。一時的にはバラエティー番組の眼玉的存在だった。2005年には御曹司と結婚したが半年後には崩壊してしまった。2013年には6歳年下の普通の会社員と再婚し、自然農業に精力を注ぎこんだりした。ここ5年ほどは母親の介護で女優業を休止していたが、今年に入って徐々に復活している……とまあ、なかなかに忙しい。そして、現在「七人の秘書」というドラマでは“パワハラ上司役”として好評だというのだ。その前には「科捜研の女」で“息子の婚約者を殺害する役”だったらしい。つまり、このところは「イヤな女」として登場しているのだが、それが妙に“似合っている”と評判なのだ。役者として、これ以上の評価はない。過去のさまざまな人生体験が、彼女の雰囲気に“深み”を与えたのかもしれない。役者でも歌手でも作家でもそうだが、さまざまな人生体験はその人の作品に反映される。さまざまな経験をすることが、必ず役立ってくる。特に役者の場合には、その後ろ姿に波乱なき人生と、波乱万丈な人生とでは、大きな違いが出る。「後ろ姿」というのは意識して作り出すことが出来ない。けれども、見る人が見れば“過去の違い”が如実に反映される。親は子供に“背中で教えられる”のが一番なのだ。背中で教えられる親というのは、そうそう居るものではない。そうしたくても、どう背中を向ければ良いのかわからない。背中には表情もなければ、言葉もない。どんなに頑張ったって、演じられないのが“背中”なのだ。それでも、波乱の人生や、不屈の人生は、背中が物語る。また、孤独の人生も背中が物語る。かつて、時効寸前で掴まった殺人犯が居たが、その背中をいつも見ていた飲み屋の女将が「あの女は普通の人生を歩んでいない」と直感したそうだ。そういう意味では、文字通りその人の人生の“裏側”を、無言で背中が物語っているのだ。

当選金1672億円の「宝くじ」に変えよう⁉

2020-11-23
日本人は“堅実”な国民性を持っている。だから突拍子もないような金額の「宝くじ」は発売しない。日本の場合には最高額でも10億円までと定められている。この金額では、アッと驚くような「大きな夢」などは買えない。世界には、さまざまな「宝くじ」があるが、文字通り“夢見る”ことが可能な金額を差し出している国も多い。例えばアメリカでは、スタンドで給油するついでに“パワーポール”という宝くじを購入できるが、その最高額は日本円で1672億円である。このような金額であれば、ほとんどの夢を実現することが出来る。ユーロ圏全体で発売している「宝くじ」の場合、その最高額は“ミリオンズ”の方が226億円で、“ジャックポット”の方が111億円である。イギリスの「宝くじ」の場合は、その最高額は200億円であり、スコットランドでの最高額は136億円である。中国での「宝くじ」の最高額は91億円であり、5年ほど前に80億円を射止めた当選者はミッキーマウス姿で会見を行った。台湾での最高額は120億円であり、一口200円で購入できる。さらに台湾の場合には買い物のレシートからでも自動で“クジ”の抽選が行われていて、その最高額は4000千万円である。つまり、実質的には「宝くじ」等購入していないのに、当選できるという仕組みなのだ。これは“消費喚起策”としては極めて有効なのではないかと思われる。香港ではこれまでの最高額は14億円だが、それでも日本よりはるかに高い。このように見て来ると、現在の「宝くじ」賞金額としては、日本の宝くじはあまりにも寂しい。どっちみち平等になど当らないのだから、当たる場合には1等30億円くらいにしないと「夢」としては買えない。どっちみち、通常では当らないのが「宝くじ」なのだから、今年のように経済的窮地に立った人が多い時には、ド~ンと弾んで“金額を増やす”サプライズを行えば、地味な政権に少しは“華やかさ”が灯るのではないだろうか。

「紫微斗数」の危険な真実

2020-11-22
近年、紫微斗数に関する書籍が続々と刊行されている。「紫微斗数(しびとすう)」と言って、すぐ理解できる人は相当な“占いマニア”だ。私が初めて紫微斗数を知ったのは15歳の時だが、もちろん、当時は本当に珍しい占術で、或る雑誌の中で読者からの“悩み相談”に応じて解説されていたのだが、その星の語る或る種の神秘性に惹かれて、どうしてもこれを学びたいと思ってしまった。もっとも、当時はそれを学ぶ手段がない。まだ日本においては「紫微斗数」に関する書籍は一冊もなかったからだ。その後、まるで私の願いが通じたかのように入門書としての『薔薇の星占い』という書籍と『東洋占星術』という書籍とが出た。私は、これらによって紫微斗数の基礎知識を習得した。特に『東洋占星術』という書籍は、透派式の紫微斗数の技法を優しく丁寧に解説した本で、元々の古典を現代訳書としているのだが、なぜ、そのような観方、捉え方をするかと言った根本的なことが書かれてあって、大いに参考となった。ところが実際に、その教科書を使って、さまざまな人を占ってみると、どうもいま一つピンとこない。的中しないのだ。そこで、私はどんどん専門的な書籍を求めるようになった。丁度、透派が勢いを増して来ていた時で、紫微斗数に関しても次々と新たな専門書を翻訳出版していた。ただ、それらの高価な専門書を購入して占ってみても、どうも事実とは相いれない結果が多い。私は悩んだ。その後、私は西洋占星術も、四柱推命も身につけたのだが、俗にいう「星占い」として初めて習得したのは紫微斗数であった。それだけに何んとか“自分のモノ”にしたかった。私は考えた末に、いったん既存の“紫微斗数の知識や技法”を棄てて、新たな形から紫微斗数を再編できないか、と考えた。けれども、それには膨大なデータが必要だし、その頃には西洋占星術や四柱推命の方が実質的には「的中する」という確信を持ってしまっていた。そこで、紫微斗数は実質的に“放棄”する道を選んだのだ。一つには、紫微斗数が「生れ時間」不明の場合には“全く使えない”弱点を持っている。これでは実占家としては、どうしようもないのだ。日本人の場合、占い依頼者の約6割は自分の“生れ時間”を知らない。その場合には紫微斗数は手足をもがれた占術となる。私は、どんな場合でも当意即妙に判断できる占い師を目指していた。「弘法筆を選ばず」と言うではないか。“生れ時間”が不明の場合でも、判断できるような紫微斗数図を作成できないか、私は研究用として“生れ月日”だけでも紫微斗数図を作成できる方法をデータ化しようとしたが、忙しくなって止めてしまった。ほんとうは参考のため紫微斗数に関する書籍名を多数掲げようとしたが、長くなるので止めておく。ただ日本の研究者たちは台湾や香港の研究所をうのみにしすぎる。もう少し、自分自身でデータ研究をしてから実占に用いないと後悔することになるだろう。

「コロナ」降って「米中」固まる⁉

2020-11-21
諺に「雨降って地固まる」というのがあるが、激しくぶつかり合って来た「米・中」とも、ここに来て“変化の兆し”が表れてきた。昨日、中国の習近平主席は「日・米・豪」などが参加しているTPPの参加に“前向き”な発言を初めて行った。またアメリカの新政権は、これまでの米中の在り方を見直し「競争と同時に協力も重要」という方針への転換を公式に伝えた。つまりは、アメリカも中国も“貿易戦争”に疲れて「やっぱり仲良くしていこうか」に舵を切り始めた、ということである。日本にとっては、これほど歓迎すべきニュースはない。なにしろ輸出国である日本は、両方の大国の中間に位置していて、経済面だけで言えば、その両方と“仲良くしなければ”いけない立場にある。いや、日本だけではなく、今では世界中が両国間に衝突されると、問題が生じやすい。それなのに“世界の覇者”となりたい両国は一時的には「本格戦争」に突入しかねない段階にまで達していた。その結果は、両国だけでなく、世界中の経済が停滞する状態を招いた。ところが、その“危うい状態”の中で「新型コロナ騒動」が地球にもたらされた。自然界の“猛威”は両国とも覇権を争っている科学の最先端でも太刀打ちできなかった。アメリカも、日本も、ヨーロッパも、これまで蓄えて来た財産を“コロナ対策”のために使わざるを得ない状況となっている。つまりは国同士が“争い合っている場合ではない”と気付かされたのだ。そういう点から言えば「米・中」が“仲良くする”きっかけを与えてくれたのが「新型コロナだった」と後々の歴史家は書くかもしれない。結局、人間は“大自然”には勝てない。どんなに頑張ったって勝てない。科学の最先端は、大自然の猛威にさらされると、たちどころに撤退せざるを得ないのだ。科学が進めば、あらゆる問題は解決する、かのような幻想は棄ててしまった方が良い。どんなに時代が進んでも、人の幸せは“同じような分量”しか与えられない。時代の向こうには、新たな病気や災難が待ち構えているからだ。

2021年「恋愛運アップ」“顔相占い”を公開

2020-11-20
私は本来あまり自分の“占い公開”予告は好きではないが、今回「ココロニ」サイト側から依頼され執筆・公開したのは、なかなか“ユニークな占いの形”なので、一応、宣伝しておきたい。一言で言えば「2021年の恋愛運アップ」の“人相占い”なのだが、通常の雑誌などで扱うものとは少し異なり、体型とかファッションとかも含め、さらに“ホクロ占い”なども含め、或いは“メイク法”も含め、まあ“ごちゃまぜ”の簡易な人相占いとなっている。昔は、よく雑誌の正月号などでも、本格的な手相や人相の占いなどが掲載されていた。ところが最近は、どの占いに関してもそうなのだが、“本格的な占い”はほとんど姿を消している。どうして消してしまったのかと言うと、今の若い読者たちは占いを「未来の参考書」としては用いようとしないからである。どのような形として用いるのかと言うと「癒しグッズ」の一つとして用いるらしい。「癒しグッズ」なので、極端なことを言えば、未来なんかはどうでも良くて、今の言葉としての“気持ち良さ”を与えてくれればそれで良い、と言うあんばいなのだ。そういう“求め方”は、今の若い人たちの“歌謡曲”に対する求め方と似ていて、確かに、こちらも「癒しグッズ」のような歌詞が高評価を受け、人気を博している。昔は、若い人たちの歌だけがそうだったが、最近では“中高年向けの歌”にまでそういう傾向が出て来ていて「おつかれさま」的な歌詞が多くて、歌謡曲が本来持っていた“情景描写”がほとんどなく、“心象風景”ばかりが描かれる。もちろん、占いにしろ、歌謡曲にしろ、そういうものがあっても良い。けれども、本来の形というか「占い」はやっぱり“癒し”の前に“現象”や“予知”を加えなければならない。そういうわけで、万人向けの“癒しグッズ”とはなっていないのが私の“顔相占い”なのだ。

「仮想通貨」と「デジタル通貨」の境界線

2020-11-19
最近、世界的に株価が上昇していて、その方にマスコミなどは注目しがちだが、もう一つ忘れてならないのは、かつて「仮想通貨」と呼ばれた「ビットコイン」が再び急上昇していることだ。ビットコインは一時的に急騰し、そして壊滅的に暴落した。「通貨」と呼ぶにはあまりに変動が激しすぎるので「暗号資産」とも呼ばれる。一時的には「消滅してしまうのではないか」とさえ思われたビットコインだったか、その後は再び勢いを増して、もう一度“バブル”を再現しようとしているかのようである。ところが、ここに来て興味深い話が飛び込んできた。日本国において民間の大手30社超が集まって「デジタル通貨」の実用実験に取り組もうというのだ。もちろん、その中には三大メガバンクが含まれている。それ以外ではNTT、JR東日本、セブン&アイ、関西電力などが含まれ、そうそうたる顔ぶれなのだ。ただ、ここで注意しておきたいのは、彼らが実用化しようとしているのは「デジタル通貨」であって「仮想通貨(暗号資産)」ではない。実は日本だけでなく、さまざまな国や地域で「デジタル通貨」を実用化しようとする動きがある。日本の場合にも、早ければ2022年以降に実用化したい、と意気込んでいる。アメリカではFacebookが早くから「リブラ」と呼ばれる仮想通貨を使うことに積極的である。中国では「デジタル人民元」の使用が限定的に始まっている。中国という国は、とにかく“新しもの好き”とでも言おうか、とにかく何でも取り入れるのが早い。但し、慎重さに欠けるので、あとから問題が出てくるケースが多い。日本の場合も、そういうわけで民間主導で「デジタル通貨」を取り入れようとしているのだが、実際のところ、国が加担しないと実用化は難しい。ビットコインなどの「仮想通貨」が、一時的になぜ顧みられなくなったのかと言うと、ギャンブル的に“売り買いされ”、価格変動が激しすぎて、実際の通貨としては使用しにくくなったからである。今回「デジタル通貨」として実用化を考えているのは、キャッシュの“法定通貨”とほぼ価値が変わらない、われわれが普段用いる「電子マネー」“カード決済”とほぼ同様なスタイルのものだ。ただ、私自身は個人的に「やっぱりお札が良い」派と言えるのだが…。 « Older Entries