5月, 2021年

2021年5月の運勢

2021-05-06

子供を「子宝」と呼んだ「時代」があった

2021-05-06

時代をさかのぼると、多くの国で、出産される子供達のことを「子宝」として慈しみ、崇めた時代があった。このように書くと、現代は「そうではない」と書いているように受け止められるかもしれないが、もちろん現代でも「子宝」として“待ち望む”ケースは多い。けれども、我が国などでは“子宝”なのかどうか、微妙になって来ているケースも多い。もし“宝”なら、誰もが「ほしい」と思うはずなのだが、それを望まなくなってきている人の割合も増えて来ているからだ。また本人は“望んで得た児”であっても、後になって自ら“棄てる”とか、或いはその“子に手を焼いている”ケースも増えている。実際に産み育てていく過程で“宝物”になる場合と、普通に“家族”であり続ける場合と、“厄介者”に変わってしまう場合とが出て来る。西アフリカのマリに暮らすハリマ・シセさん(25歳)は、このほどモロッコの病院で5月4日“九つ子”を出産した。もちろん帝王切開で女児5人、男児4人を無事出産し、母子ともに健康であるという。当初は“七つ子”と観立てていたのだが、実際に産んだら“九つ子”だったというわけだ。まあ、胎内にある状態で、正確な数を言い当てるのは難しいかもしれない。それにしても“九つ子”というのは、すごい。と同時に、その“子育て”を想像するとなかなかにハードだ。多分、その方は「子宝を得たい」という想いで“妊娠促進剤”を使用したに違いない。だから“妊娠した”ことを悦ばなかったはずはないのだが、ただ“七つ子”だと知った時は、どんな想いだったことだろう。そして、実際に産んでみたら“九つ子”だった。もちろん、いまは出産したばかりで看護師さんたちが、子供たちを見てくれる。おそらく数か月間は“病院内”で生育するに違いない。問題は、自宅に戻ってからだ。「子宝」のはずだった“乳児9人”は、母親を思いやってなどくれない。生きていくのに必死なのだ。これは「神様」の“いたずら”だろうか。それとも、必死に「子宝」を願った母親への“贈り物”だろうか。「科学」への“みせしめ”だろうか。

打率8割⁉の「才能・素質」を見抜く眼

2021-05-05

私は以前から、その人の“才能・素質を見抜く”ということにかけては自信を持っている。まだ世の中で多くの人に知られていないアマチュアの段階であっても、或いはプロとしてデビューする直前とか直後であっても、その人の画像と生年月日とが解かれば、詳しい履歴など見なくても、大体その人が“その世界”に向いているかどうか、どの程度の素質・能力を持ち、どういう形で力を発揮するか、どの程度まで成功できるか、大体はつかめる。これは芸能界でも、プロスポーツでも、芸術の分野でも、政治世界でも、学術分野でも、商売・事業の世界でも、大体は予見できる。ただ、自分が“どの世界”に向かおうとしているか判然としていない場合は難しい。或る程度は、これこれの世界で成功しやすい、とまでは言えるのだが、本人の“好き・嫌い”とか、本人を取り巻く“環境”の問題もあるので、自分が“それ”を選択肢の中に入れていない場合は、実質的には“その世界”に向かわなかったり、才能はあっても長続きしなかったりすることもあるからだ。中日ドラゴンズの根尾昴内野手は、昨日プロ初アーチを“満塁弾”で飾った。私がプロ入団前から「大活躍するようになる」と観立てていた選手だ。ただ私は、プロ入団後すぐから活躍し始めるだろうと思っていたのだが、意外なほど時間が掛かった。今年は三年目にあたる。プロ野球のように、それまで本人が居住していた場所から、大きく異なる場所へと“生活拠点”が変わる場合、どうしても方位作用が働くので、最初から“素質・能力”を十分に発揮できないこともある。それでも、二年くらい我慢をすれば、本来の力は出せるようになるのが“四柱推命式”や“ホロスコープ”で暗示された「先天的」な素質や能力というものだ。そして「運」として与えられている素質・能力は、いったん開花すれば継続的に発揮される。但し、先天的な素質や能力はダイヤモンドのように磨けば光り輝くが、放っておけば“ただの石ころ”と化す。多くの人は、ダイヤモンドの鉱石を“潜在能力”として授けられながら、それを磨くことなく眠らせてしまう。四十代、五十代になってから磨き出しても遅くはないが、出来れば十代、二十代から磨き始めた方が、輝きが大きい。

「年商3000億」目指す「東京かあさん」の行方

2021-05-04

「蛙の子は蛙」というが、確かに“血筋”というものは生きている…と感じることは多い。父親が“会社経営者”の場合、ごく自然に“そういう方向”へと導かれていくことは多い。もっとも、性格が“人生を創る”という場合もあって、まったく関係のないところから抜きんでて来た方が“飛躍的な成功”を勝ち取る場合も多い。つまり、どちらの場合もあるので最終的には本人次第ということだろうか。「歴史アイドル=歴ドル」として一時期ブレイクした小日向えり氏は、2020年5月に“芸能界”から完全引退をした。既に2017年から始めていた事業が軌道に乗って、土日だけに縮小していた芸能活動も難しくなってきたからだ。彼女の場合、父親も叔父も会社経営者で、幼い頃から、何となく自分も大人になったら会社経営をしたい、という漠然とした“想い”があったようだ。ところが、現実には十代後半から“芸能活動”を始めていて、なんとなく「歴史に興味がある」と言っていたら“歴ドル”という名称を与えられ、その方面での需要が増えていった。それでも、幼い頃からの“会社経営”の夢は捨てられず、2012年には密かに“歴史グッズ”の通販事業を開始していた。けれども、その事業は中々軌道に乗らなかった。そこで、2017年に一から出直す気持ちで開始したのが「ぴんぴんころり(株式会社)」という還暦を過ぎた人達が、現役で“元気に働き続けられる会社”だった。その主軸は「東京かあさん」という事業だ。つまり、地元を離れて東京に出て来て働いて居る30代~40代の人達にとって、地元に戻ること、母親の傍に居ることはほとんどできない。けれども「母親の手を借りたい」と思うような機会はしばしば生じる。地元に居れば、手伝ってもらえるのに…。地元であれば、母親と一緒に出来るのに…。そういう時、母親代わりに“身の回りの世話”をしてくれる方がいれば、どんなに助かり、また癒されることだろう。時には“お手伝いさん”のように、時には“お母さん”のように、時には“世話焼きおばさん”のように、家事や調理や買い物や話し相手……それが「東京かあさん」だ。現在「かあさん」の方の登録者は340人で「お子さん」の方は110人であるという。「かあさん」の方は平均年齢が67歳。「お子さん」の方は30~40代がほとんどだ。“需要”と“供給”という点から考えても、この事業は伸びると思われる。彼女の場合、通常のアイドルから事業展開している人達とは違って、アイドルとしての履歴や経験を活かしての商売ではない。自分の「名前」で行う商売ではなく、新しい時代が“必要としている”事業なのだ。目標として掲げている3000億円も大きくて良い。世の中に“役立つ事業”は、まだまだ眠っている。

「40万人」よりは「6000人」の方が良いかも

2021-05-03

インド在住の邦人たちに対して「一時帰国を検討すべし」という“お達し”が出た。なにしろ、インドでのコロナ感染の勢いがすさまじい。一日40万人の“新規感染者”だ。それでなくても“暑苦しい”インドの中で、自宅にこもりきりは“辛いだろう”という気持ちも手伝ってか…と思ったら、そうではなくて感染した場合の医療体制が難しくなってきているかららしい。日本国内だって似たような気もするが、それでも“一日40万人の国”よりは“一日6000人の国”の方が良いに決まっている。いくら人口が違うと言っても、日頃から計算が苦手な私でも、その違いくらいは分かる。この数字の違いを見ると、毎日「増えた、増えた」と騒いでいるが、まだまだ日本など可愛いものに思えてくる。それにしても、収束が遅い。昨年一年は仕方がない、と腹をくくっていた誰もが、もはやあきらめムードに変わりつつある。運命学的な観点からいうと、“天災”の期間というのは通常一年間なのだが、一年間で収まらないものは「2年半くらいの間」は継続される。この場合は占星学的には土星の影響が強くて、後々まで拭い難いトラウマを遺す。つまり来年の春くらいまで実質的に“尾を引く”可能性が強い。待ちに待って出発した日本のクルーズ船からも感染者が出て、結局、クルーズ船は横浜に引き返した。おそらく、満を持して“乗り込んだに違いない人たち”の誰もが、悔しい想いをしているに違いない。業種によっては、既にギブアップ状態で、他の仕事に切り替える人たちもいる。そうかと思うと、ほとんど影響を受けない職種の人達もいる。「運命は不平等」だと思うかもしれないが、その分何かで“苦境”を味わうように出来ているので、いまだけの状態では語れないのだ。ただ、これだけ“世界的な規模の天災”というのも珍しいし、“世の中を変えていく天災”というのも珍しい。どちらかというと、われわれが待っているのは「世界的な天災」より、あらゆるウイルスを絶滅させる医薬を発見する「世界的な天才」なのだが…。

「過去」には戻れないが「未来」は創れる

2021-05-02

昨年10月一人の若い俳優が路上事故を起こした。人間、誰でも不注意なこともあるし、気持ちがイラついていることもある。だから、事故を起こしてしまったこと自体は“仕方がない”部分もある。けれども、その俳優は“そのまま”逃走したのだ。これは“仕方がない”で済ませられるようなことではない。もちろん「ひき逃げ事件」扱いとなり、その事件を起こした俳優の伊藤健太郎は警察に逮捕された。芸能人も時々、事件や事故に巻き込まれるが、今回の場合には“弁明の余地”がなかった。自分が轢いた怪我人をそのままに逃走したのだ。私は、最近の若い俳優をあまり知らないので、この「伊藤健太郎」という俳優も知らなかったが、若手俳優として“売り出し中”で多数の作品やCMに起用されていたらしい。もちろん、今回は単なる事故と違って「ひき逃げ事件」の犯人として逮捕されたのだから、未公開の映画作品とかドラマとかCMとかがいっせいに“お蔵入り”となった。当然、その賠償金が降りかかる。その総額は何んと7億9000万円にもなるらしい。本人がそれを認めている。近年は、情報化時代であっという間に“人気の頂点”に達するが、その反面、何かの事件で世間を“敵”に回せば、容赦ない非難を浴びせられる。批難だけならまだしも、実質的な“借金”となる「違約金(賠償金)」が発生する。彼自身は昨日一部のマスコミに出て「どうして、ああいう行動をとったのかわからない」「戻れるものなら過去に戻りたい」「この仕事で賠償金を返していきたい」という趣旨のことを語ったらしい。人は誰でも、永い人生には一度くらい「あやまち」を犯してしまうことがある。あとになって「どうしてあんなことを…」と後悔してしまうケースも多い。そして「戻れるものなら…」と誰もが思う。けれども、現実には後悔しても遅いし、戻れるものではない。但し、過去には戻れないが、未来は創り出せるのだ。「過去」に戻ることが難しいなら「未来」に“善きこと”を重ねていけば良い。実際、世の中の多くの“聖人”や“偉人”にも、そういう人は少なくない。つまり、自分の子供時代とか青年時代に行ったことに対する“懺悔(ざんげ)的な気持ち”が発端となって、さまざまな“善行”を行い、“世の鏡”となっていく人達だ。だから、若い時の「あやまち」は、いくらでも取り戻せるのだ。その「罪」から逃げ出さない限りは…。

在日「中国大使館」は、タロットの愛好者⁉

2021-05-01

アメリカでは4月28日にバイデン大統領が施政方針演説を行った。その中で“民主的な国家”にとって脅威である“中国との対決姿勢”を鮮明に打ち出した。昔からアメリカ人というのは「正義の国家」と「悪魔の帝国」を対決させるのが好きらしく、映画「007」の初期の頃は「アメリカ(英国諜報部)」と「ソ連(現ロシア)」の対決を“その背景”として物語を作っていた。それが最近では“アメリカ的な組織”と“中国的な組織”の対決に入れ替えて物語を構成している。そういう単純発想で“正義”と“悪魔”の対決を描き、最終的に“正義が勝利する”というのが、アメリカ人好みのストーリーなのだ。今回の施政演説でも、そのメインストーリーは変わっていなくて「日本」は“アメリカ側”の一員として語られている。「日本」という島国は、国家としての「アメリカ」にとっては“地球上のリーダー”を自認する国家として極めて重要な位置にある。なぜなら「中国」の隣だし「北朝鮮」の隣だし「ロシア」の隣だし「台湾」の隣でもあるからだ。これら“やっかいな国々”を牛耳るためには「日本」の位置や存在が重要なのだ。実は「中国」にとっても隣国「日本」は“地球制覇”の遠大な目標においては重要な拠点になる。それに「日本」は、あらゆる点で“西洋”と“東洋”を“折衷した部分”を持っていて、中国人にとっては“やや苦手意識”のある西洋人を巻き込んでいくためには、必要不可欠なのが日本人なのだ。ところで29日の夜、在日「中国大使館」はツイッターの公式アカウントに“施政方針演説”を皮肉った「死神」のイラストを投稿した。この「死神」はタロット占いで登場する「死神」とほぼ同様の図柄である。異なるのは、死神が着ているのが“アメリカ国旗”のように見える点だ。つまり、この「死神」は“アメリカさん”で、その死神の歩く廊下には、いくつもの扉があって、そのドアの上には「イラク」「リビア」「シリア」などの表札がある。そして、それぞれのドアが開かれ、大量の血が流れ出て来ている……という風刺画なのだ。その表題には《米国が「民主」を持ってきたら、こうなります》と記されている。なかなかのブラックユーモアだ。さすがに「大使館が行うツイッターではない」との抗議があって削除されたが、私は、そのことよりも在日「中国大使館」にはタロット好きの人が居るような気がして、妙に愉しかった。

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