5月, 2025年
2025-05-19
火山噴火に「埋もれた街」として有名なポンペイの噴火前後の様子について、地道な調査隊の研究報告が学術誌に公表された。それによると西暦79年ベズビオス山の大噴火は一挙に襲ってきたものらしく、市街地に暮らしていたほとんどの人々が生き埋めになった。人だけでなく、建物や都市の全体が溶岩の破片や火山灰に埋もれた。言ってみれば“火山灰に吞まれた街”となって地上から消滅したのだ。その結果、発掘をすれば“繫栄したローマ時代の暮らしぶり”が活き活きと蘇る。今回、公表されたのは、噴火した当時、ポンペイの人々は一気に襲ってくる大量の溶岩や軽石や火山灰から身を守るべく、必死に努力していたらしい…ということが判った。その典型として調査されたポンペイの豪邸では、家族四人が、豪邸そのものが“埋まってしまう”とは思わず、なるべく外壁から遠い寝室へと逃げ込み、窓やドアを閉め、扉のところには大型家具など寄せ集め、何とか激しい雨のように襲ってくる溶岩や軽石や泥から、自分たちの身を最期まで守ろうと寄り添っていた様子が窺われるという。もしかすると、もっと程度の浅い噴火で、半日もすれば鎮まると捉えていた節がある。多分、その程度のことは、それまでにもあったのだ。だから、彼らは“その規模がとてつもなく大きかったこと”に気付かなかった。わたしは大昔、まだ室蘭に居た時、有珠山の大噴火に出くわしたことがある。ものすごい爆音に驚いて窓を開けると、空の、向こうに立ち上っていく噴煙が生き物のように巨大化していた。有珠山と室蘭とでは相当に距離があるのだが、それでも黙々と膨れ上がっていく噴火の様子は不気味だった。あの時のような気持で、ポンペイの人々は見守ったに違いない。ところが、その噴火規模は異様に大きく、ポンペイの街全体を呑み込む形となったのだ。今回、調査された豪邸の壁にはギリシャ神話が描かれている。その壁画内容は逃げ惑うヘレという少女が救いを求めて手を伸ばす姿なのだが、それと同様な出来事が起こって、家族四人は“最期まで希望を捨てず”閉じ込められた寝室で、手指を伸ばしていたに違いない。
2025-05-18
どうも近年におけるUFO関連事件は、怪しいケースが多い。この事件も、なんとなくホンモノっぽい部分もあるが、なんとなくイカサマっぽい部分もある。コロンビアの首都ボゴタの近郊で今年3月2日早朝に起こったUFO事件だ。まず、デビット・ベレス氏の撮影したUFO動画がある。それによると、10分くらいもの間、上空を浮遊旋回していた小さな球体のUFOが突如街中で急下降し墜落する。それを彼が捕獲・回収して一週間ほど自宅に保管。本人はなぜか体調を崩した。その球体は約50㎝で2・3キロの重さがある。ベレス氏は、その球体をUFO研究家として知られるハイメ・マウサン氏に託した。彼が4月に入ってから動画投稿し、その後、放射線医ホセ・ベラスケス氏に分析を依頼した。その結果、表面はチタンのようなもので出来ていて、或る種のマークとメッセージのようなものが記されていた。AIなどによる解読では「変化のサイクルにおける結合とエネルギーによる誕生の起源、統一、拡張、そして意識、つまり個人の意識の出逢いの場」という解かったような解からないメッセージが記されているようだ。エックス線による分析では、球体の中には16個の微球体が埋まっている。表面は冷たいのに外側から水を掛けるとすぐ沸騰蒸発するのだという。とにかく謎めいた球体なのだが、一部には「またイカサマではないか」と怪しむ声がある。というのも、このUFO研究家は以前メキシコの議会に「1000年ほど前のエイリアンのミイラ」と称するモノを持ち込んで世界中から注目を浴びた人物だからだ。厳密な調査の結果、それらは近年になって地球人によって“つくられた偽物”と判明している。見た目的にも少しミイラにしては奇妙な点があった。今回の場合も、最初に動画と球体を持ち込んできた人物が“金属探知機の販売”を職業としている人物であるということが判明している。もしかすると、本人が金属探知機の宣伝目的に製造した作品なのではないか、という観方も浮上している。ただ本格的な球体調査には時間が掛るようで、いまのところ中に埋まっているとされる16個の微球体に関しては、ほんとうの「謎」のような気がしないでもない。
2025-05-17
昨年末からの「中居問題」で窮地に陥ったフジ・メディア・ホールディングスの決算が公表された。この企業は、いろいろな意味で不可解であり、不透明だ。新たな取締役会では外資による「株主提案」は全面的に否定されたらしい。今期の決算そのものでは、営業利益が45%の減収であり、来期も86%の減収が予想されている。今年1月~5月時点でスポンサー企業800社のうち戻ったのは160社に止まっているという。そこで政策保有株を売却して1000億円超を調達し、それを自社株買いに充てる予定のようだ。ただ、これだけ世間から叩かれても純損失は200億円くらいで済んでいる。たとえば業種は異なるが、日産などは6000億円以上の最終赤字となっていることと比べれば、傷はそんなに深くはない。だからというわけでもないのだろうが、現経営陣たちは案外、今後の見通しに対しては強気である。外資からもたらされた「株主提案」を“全面拒否”したので、今後はその外資を含め“大株主たち”がどう動くかによって、相当、今後の経営陣と企業そのものの在り方は流動的に思える。もし、今後も外資や村上ファンド、さらには北尾勢力などが“株の買い占め”に動いて、現経営陣たちを追い詰めることになれば、今後の「フジ・メディア」は“嫌でも変貌していく”ことになるだろう。現経営陣たちにとって怖いのは、外資よりも継続的に株を買い占め続けている可能性がある“村上ファンド(村上絢氏)”の方だろう。ただ、村上氏が株を継続的に持ち続ける保証もない。したがって現経営陣が村上氏を味方につければ、外資や北尾氏が束になっても勝てない可能性が強い。つまりは、どう落ち着くかは村上氏の思惑と動向に掛かっている。フジテレビとしては、現状のままでの変革は難しいが、こういう時期なので新たな「変身番組」を大々的に流せば、番組として評判を集めて、大ヒットする可能性が強い。たとえば芸能人の“美容整形による大変身の企画”とか、アスリートたちの“戦力外以降の変身姿を追う企画”とか、都会から地方へ“移住変身していく人の姿”とか……変身する人たちを追う企画は、いまのフジテレビに相応しい⁉
2025-05-16
記録にはさまざまな記録がある。派手で華やかな記録もあれば、地味で忘れられがちな記録もある。昨日、日本のプロ野球で、二つの“地味で偉大な記録”が誕生した。その一つは中日の涌井投手で「4球団で、いずれも10勝以上を達成した」という記録。これは42年ぶりの快挙だそうだ。プロ野球で、一人の選手が“4球団に雇われる”ということ自体が、まず珍しい。なぜなら条件がいろいろあるからだ。一つには人間性の問題。一般の企業でも、同じ業界で転職し続ける人は大体どちらかだ。つまり、腕が良いか、何かしら問題があるか……そして、転職し続けて評価が高いのは“腕が良い”場合だ。プロ野球の場合、一般企業と違って、前の職場における“人間的な評価”も伝わりやすい。したがって、人間性に問題があれば、どんなに腕が良くても、新たな球団は“雇い入れること”に慎重になる。4球団を渡り歩くということは「人間性が保証されている」ことを意味する。しかも、今回の場合には“いずれも10勝以上”を達成しての記録なので、技術的に優秀であることを証明している。つまり、人間性も良く、技術も優秀な人物…と証明されたのだ。もう一つの記録は、日ハムの宮西投手が達成したもので「880試合連続リリーフ登板」という記録で、こちらの方は日本新記録であるそうだ。確かに、880試合というのはすごい。連続リリーフ登板をするためには、いくつかの条件が必要だ。まず「いつでも投げられる」という“ムラの少ない技術の持ち主”であるということ。そうでなければ、そんなに数多くを任せられない。ただし、ここが重要なのだが「先発を任せるほどの一級品でもない」ということ。もし、先発完投型なら、球団側は早い段階で彼を“先発ローテーション組”に回したはずなのだ。そうしなかったのは「短いイニングであれば抑えられる」という首脳陣からの信頼があるからだ。逆に言うと、あくまでも“一級品”とは捉えていない証でもある。ただ一般企業でもそうだが「この人は会社のエースではないが、絶対に居なければならない人」というのは居る。そういう役割として彼は“もっとも偉大な存在”になれたのだ。「日本一」という称号は、なかなか得られるものではない。未だに、それほど、この投手は有名ではない。そこが“この日本一らしくて”なぜか微笑ましく思うのは、わたしだけだろうか。
2025-05-15
元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈氏がTV番組で「夜中に急に不安になって…」ネットショッピングで“防災グッズ”を大量に購入したという。なんと、その金額が150万円に達したというから驚く。この人は、元々ユニークなところを持っているが、考えてみると、真夜中のネットショッピングというのは、そういう“本来なら買うはずのないもの”を買わせる魔力を秘めている。わたしなどは、天災的なものは怖れても仕方のないもので、まあ、日頃から「なんとなく大丈夫」という感覚を持って生きるのがいちばんだと思っている。その程度にもよるが、だいたいが“破壊的な災難”が襲ってきた時というのは、慌てふためいてしまうもので、逃げることに必死で“防災グッズ”など、まず持ち出さないのが普通だ。逆に、そんな“150万円もの防災グッズ”を持ち出せるようなときには、そんなたいした災害ではない。だから、持ち出せるときには事実上そんな大それたものは“必要ない”し、逃げるのに夢中で待ちだせないようなときが本格的な“大災害なはず”なので、そういう時には持ち出しているうちに死んでしまう。つまり、必要なときには持ち出せないし、不必要なときであれば持ち出せるのが“防災グッズ”なのだ。そう考えれば、実質的には防災グッズというのは、救済ボランティアとして活動したい人には必要だが、それ以外の人には“無用の長物”だと思えてしまう。だいいち、日頃、すぐ眼につくような場所に、防災グッズを置くだろうか。最初は置くかも知れないが、徐々にクローゼットや押し入れや倉庫の奥に仕舞い込むようになる。食料品などは、あまり年月が経過してしまうと、取り出して食べてしまったりする。地震の大揺れの時などは、まず重い物などは持ち出せない。「命からがら」という言葉があるが、人間は本能的に自分の身を守ろうとする時には、極力身軽にしようとする。重いリックを担いでは逃げきれないのだ。まあ、そういうわけで「命」は神様が与えてくれるものなのだから、日頃から、用心深い人はいろいろ買いそろえがちなものだが、それで心の“安心を得られる”のであれば、ちょっとだけ購入しておく程度に留めるのが良いと思う。
2025-05-14
やっぱりトランプ大統領というのは、大統領である以前に「不動産王」として「商人」として巨富を生み出した人物であることを、改めて感じさせる。とても諸国のトップが政治家として掛け合っても“勝てる相手”ではなかったのだ。今回の中東訪問で、トランプ商人はサウジアラビアの事実上のトップであるムハンマド皇太子と会談、日本円にして88兆2000億円というアメリカへの巨大な投資資金を引き出した。さらにアメリカからの武器購入も日本円で20兆円以上の金額を引き出させている。これらによって、両国は「戦略的経済パートナーシップ協定」というものに合意署名した。さらにトランプ商人は、将来的には今よりも60兆円くらい上積みする「努力をする」とムハンマド皇太子に言わせたのだ。なんという商人であることか。「88兆円でも少なすぎる…」という話だったのだ。そして皇太子の方も、仕方がなく「努力します」と言わざるを得なかった。文字通り、金持ち国であるサウジアラビアからは、それくらい投資するのが当然だろう……と言わんばかりの交渉術を披露してみせた。そんな感じなのだから、日本などがまともにぶつかっていって勝てる相手ではなかった。だから私は最初から「商人トランプ」には「商人の孫正義」を当てる以外にない…と言っていたではないか。まあ、とにかく、そういうことで「アメリカファースト」は着々と進んでいる。中国のように「関税ごっこ」で対応すると、一気に関税率を下げ合意に至った。結局、日本よりも中国の方が「最終合意」が早い、という謎の交渉劇であった。日本は最初から“当て馬”のようなものなので、それを「最初の交渉国になった」と悦んでいるから、なにがなんだか分からなくなるのだ。最初から「商人トランプ」という意識で交渉をしていかないと、まともな交渉にならない。ロシアとウクライナの“停戦合意”にしても、アメリカの立ち位置というのは実に巧みだ。ウクライナに対しても経済的な交渉事を持ち掛け、ロシアに対しても交渉事を持ち掛け、双方に対してぎりぎりの妥協点を引き出す……商人トランプを侮ってはいけない。日本にも、彼のような世界を相手に出来る「商人・政治家」が出て来ない限り、日本の根本的な経済力はなかなか上昇できないのではないだろうか。
2025-05-13
ときどき興味深い“忘れていた名前”が何かのニュースで報道されることがある。昨日、一時期、注目を集めていた不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛(60歳)が覚せい剤所持の疑いで逮捕された。わたしはこの人物のことを詳しくは知らないので、もしかしたら多少違っているかもしれないが「元会長」というくらいだから、いまは第一線を遠ざかっているのにちがいない。けれども、わたしの記憶では、この会社は一時的にせよ将来性のある企業として、多くの投資家たちから注目を集めていた。その企業の創業者でもあるから、現在は直接関わっていなかったとしても大株主であるのには違いなく、巨富を得て経済的には悠々自適の暮らしであるに違いない。かつて若くして巨万の富を築いた与沢翼氏もそうだったが、なぜか巨富を得て実質的にあまり“仕事をしなくなる”と、覚せい剤とか、マリファナとか、コカインとか、そういう刺激物に走る人物が少なくない。これはおそらく仕事で得ていた“或る種の興奮や高揚感”が失われてしまうことと無関係ではない。相当な年齢になってしまえば別であるが、あまりに若いうちに巨富を得てしまうと、そして多忙だった生活から一挙に“ゆとりある時間帯の暮らし”に変貌してしまうと、それはそれで人は満たされた暮しが色褪せて見え、何かしら虚しくなってしまうものなのだ。そういう意味で言えば、人は社会的に適度な活躍と、経済的に適度なゆとりと、身近な人達との適度な交流と……そういうものが与えられている環境がいちばん幸福と言えるかもしれない。人間はぜいたくなもので、社会的にどんなに成功しても、忙しくて“自分の時間が持てない”暮らしだと、それはそれで虚しくなってしまうものだ。どんなに巨富を得ても、身体にあちこち支障が生じれば、けっして満足な暮らしとは言えない。また“愛する人”が失われてしまえば、当然のことながら、それを“お金で買う”ことは出来ない。どの部分が満たされなくても、人はほんとうの意味での幸福ではいられないのだ。そういう意味では、ささやかではあっても今「それなりに満たされている」人は、それを失わないよう小さな努力を続けるのが“良い人生”の歩み方なのだ。
2025-05-12
もう何年前だったか忘れてしまったが、現在、大リーグの佐々木朗希投手に関して、その生年月日からは「輝かしい成功が視えない」と記したことがある。だれでも、運命学的にというか、先天的にというか「幸運な人生を歩みやすい人」と、そうでない人とがいる。この人の生年月日から窺われる人生は、決して“順調・幸運なもの”ではない。特にそれを感じさせるのは四柱推命式で、人気は掴みやすい干支配合なのだが、生活は“不安定極まりない”という運命図式なのだ。だから、そういう意味で私は、この人が日本に居る時から「大丈夫だろうか」と思いながら観ていた。もちろん、この人が持っているアスリートとしてのプロ野球選手としての素質や才能は“群を抜いている”ことは認める。ただ、どの世界でも、その素質とか、才能とか、実力とかが、そのまま運命を形作るわけではない。世の中を視れば、優秀な才能や実力を持ちながらも、それにふさわしい社会的な地位とか名誉とか報酬とかを与えられていない人は山ほど居る。奇妙なもので、何かしらちょっとしたことが原因で、才能や実力があっても、表に出て来られないままの人とか、表に出ても、長続きできない人とか、なんとなく誰もが感じる“その人の居場所”が「そこではないのに…」と感じられるケースは少なくない。さて、佐々木朗希投手だが、大リーグに行って、その“不運さ”が徐々に形として表れ始めている。前回の登板では、5回途中までで“5安打・3四球・5失点”という内容で、プロ初の1イニング2被弾を食らった。ホームランを二発打たれたのだ。しかも三振は1個も取れなかった。球速も落ちていて、明らかに本来の佐々木投手の内容ではない。わたしが心配なのは、アメリカ人ファンは日本人ファンのように優しくはない、という点だ。事実、既に向こうの新聞記者の中には酷評しているものも居る。新聞記者が言っているうちはまだ良いが、球場に来たファンから言われるようになったら、元々精神性がやや弱い彼の場合、立ち直るのは難しいような気がする。だから、そういう意味でも早く“本来の姿”というか“本来の実力”を取り戻す必要がある。元々ドジャーズは強力打線のチームなので、少々点数を取られても、打ち返せば良いという試合の仕方だ。だから多少は打たれても良いのだが、本来の球速を取り戻せず、三振を取れなくなっている点だけは、次の試合ですぐ挽回しなければならない。それが出来なかった場合、彼の持っている先天運の弱さが、じわじわと襲ってくることになるだろう。
2025-05-10
女性には十代半ば、或いは後半くらいから、急に「華やかな世界」で脚光を浴びる人……というのが居る。俗にいう“舞台顔の人”が、それだ。舞台顔というのは、舞台に立てば目立って“見栄えがする顔”とでもいうか、目鼻立ちがハッキリとしていて、インパクトが強い顔立ちを言う。こういう人はどんなに“ふつうの暮らし”をしていても、何かのきっかけで急に“表舞台に引っ張り出される”ケースが多い。性格的には、必ずしも“目立ちたがり屋”とか言うのではなく、むしろ“大人しくて控えめ”な場合も多いのだが、それでもいったん“表舞台に立つ”状態になれば、それなりに堂々として“その場を盛り上げる”ことが出来たりするものだ。とにかく、そういう顔立ちをしている人は、いったん表舞台に立って「華やかな世界」で暮らした経験を持つと、転職とか、引っ越しとか、結婚とかによって、地味な暮らしに入っても、何らかの理由から、再び“元居た世界”へと舞い戻ってくるケースが多い。そういう印象の強い女性に、昨日、遅ればせながら“離婚&再婚”の両方を一度に報告した元アイドリングでモデルの大川藍氏がいる。彼女は十代半ばでアイドルとなり、その後にモデルにもなって、9年ほど後、突如「一般人との婚約と芸能界引退」を発表した。彼女としては、妊娠し、結婚もするので、芸能界も引退して、今後は“家庭の主婦”として地味な暮らしをする……という予定だったのかもしれない。ところが、昨日の報告では、その後、結婚し、出産し、家庭に入ったが、いろいろとあって離婚し、再び再婚し、いまは順調に暮らしているので、離婚と再婚を同時に公表する……ということであるらしい。いつの間にか仕事面でも芸能界に“モデル”として復帰している。最初に説明した「舞台顔女性」の典型を行っている感じであるが、おそらくホロスコープなどを観ると、再婚したばかり…でもないようなので、なんとなく「こういう形で続いていきそう」と確信したから、公表したに違いない。確かに、ちゃんと本来の“舞台”に戻っているので、今回は継続していくに違いない。ただ命式を観ると、やや頑固な一面を持っているから、多少協調性を身に着けないと、再び“離婚する”可能性も、まったくないではない。ただ、こういう舞台顔の人は「華やかな世界」に属していれば、比較的、家庭的な問題があっても維持できるのが特徴だ。水商売などでも同様で、よく結婚と同時に仕事も辞めて、完全に家庭に納まろうとする人が居るが、舞台顔の“派手な顔立ち”の場合には、そうしない方がかえって家庭生活も継続できる。忙しく華やかな生活をしてきた人は、ふつうの主婦だけでは継続出来ないのだ。
2025-05-09
世の中に「占い師」は沢山いるが、こういうふうに年月日をハッキリと指定して、未来を語ることのできる占い師はそうそう居ない。まあ、こういうことを自分で言うんだから、自信過剰としか言いようがないが、わたしは会社員時代からそうだった。だからよく上司から「あいつは自信過剰なところさえなければねえ…」と言われたものだ。まあ、そういう想い出のある会社員時代が懐かしい。「霜降り明星」の粗品氏も、どちらかと言えば“自信過剰型タイプ”と言える。その粗品氏がとうとう「借金が1億円を超えた」と動画を投稿した。さすがにちょっと動揺しているのか、それとも「未知の領域に到達した」高揚感からなのか、ちょっと落ち着きがない。ただ、わたしが気になったのは、その借金が「消費者金融」からの借金で1億に達した……と述べている部分だ。これまでは身近な人達や吉本など会社関係だったから、まだ大丈夫なのだが、身近な人達が拒否しだして、会社も「ノー」の回答を出し、最終的に消費者金融から借り始めるのは、もっとも良くないパターンだ。彼は“芸人”として才能があるのは誰もが認める。だから仕事も無くならないだろう。ただ本人自らも言うように「ギャンブル依存症」的なところを持っている。まあ、女性やお酒にお金をつぎ込むのではなく、ギャンブルにつぎ込むのだから、大目に見てやりたいところだが、消費者金融だけは良くない。特に粗品のように、顔と名前が知れ渡っている人物は、いったん“それ”に指を染めると、抜け出すのが大変に難しい。昭和には「横山やすし」という芸人が居た。彼もギャンブルで借金を繰り返した。芸人としては素晴らしい素質の持ち主で、だれもがその才能を認めたが、素行は悪く、相方の「西川きよし」も、そのあおりを受けて苦労していた。いまも「かつみ・さゆり」が同じようなパターンで、さゆりの方が苦労している。さて、粗品の方だが、わたしの観るところでは今年から来年にかけては何とかなっていくが、2027年になると粗品氏には“窮地が訪れる”よう運勢的には示されている。特に4月9日は「要注意の日」だ。もし、この時期を何とか無事に乗り切れば、そのあとは比較的どうにかなっていくので、ギャンブルを継続しながら“試練の時期”を何とか乗り切って欲しいものだ。
2025-05-08
われわれが海外を旅行する時にも、ときどき感じるのが“日本国内の安全性”だ。少なくとも、国内にいる限り、理由なく襲われるとか、何かを盗まれるとか、道に迷っても放置されるとか……そういう心配はほとんどない。ところが、海外では、必ずしもそうではない。たとえば「ちょっとだけ置いておいた」とか「なんとなく目が合った」とか「派手なバッグを持っていた」とか「道に迷ってしまった」とか……そういう場合は危険な目に遭うとか、モノを盗まれるとか、言い掛かりをつけられるとか、無視され邪険に扱われるとか……そういうことが珍しくない。とにかく海外ではウッカリやボンヤリは禁物なのだ。そういう意味では、わが「日本」は安全だし「日本人」は総体的に親切な場合が多い。もちろん現代はさまざまな理由から「そうではない」場合もあるが、基本的には“気を許しても大丈夫”なのが日本なのだ。実際、この女性、ブラジル人の言語学研究者であるボルジェス・アマンダ氏(30歳)は亡くなる前日まで、日本を「安全な国」と感じて「ここに移住したい」とさえ書いて投稿していた。ところが、その翌日、彼女は火災に巻き込まれ遺体となって発見された。ただ奇妙なことには、彼女は自分の部屋にいたのに、ふだん持ち歩いていたバッグや携帯電話を失っていた。バッグには財布も入っていた。そして警察は、その当時、同じ部屋にいたスリランカ国籍の男ウダヤンガ容疑者(31歳)を“放火の疑い”で逮捕した。この男は、その場に居たこと、そして消火せず逃げだしたことを本人も認めている。まだ発見に至っていないが、亡くなったアマンダさんのバッグや携帯電話の行方についても、容疑者が知っている可能性が強い。つまり、この事件は単なる放火というよりも、強盗殺人、それも薬物を利用して、性的暴行を加えたのちの凶行である可能性が強いのだ。容疑者は「気が動転して消火することが出来なかった」と述べているが、無職の男が女性のアパートに入ってふたりで居たのに、火災となったら、その女性を置き去りにして逃げだしたのは、どう考えてもおかしい。「安全な国…日本」ということで、犠牲となった彼女も、やや気が緩んでいた可能性もある。ただ一緒に居た相手は日本人ではなく、無職のスリランカ人であったのだ。
2025-05-07
中国系の企業がニセコに建設していた豪華ホテルが未完のまま昨年の暮れらか放置されたままになっている。それを手掛けていた中国系企業が経営破綻したからだ。外観は完全に出来上がっているので、シートに覆われたまま放置されているのは、何とも目障りなものだ。ニセコのパウダースノーは今や世界中のスキーヤーたちに知られている。その結果、2000年代に入って、ニセコには次々と外国人たちがやって来て、長期滞在の場合もあれば、完全にニセコ付近に住み着いてしまう場合もあって、まるで「日本なのにもう日本ではないかのような風景」が広がっている。街中にも日本語看板は滅多に視掛けず、英語表記がほとんどだ。もちろん、それに伴なって地価もどんどん上昇、いまは地価にしろ、人件費にしろ、そこだけ日本ではない。労働賃金はニセコだけが、なぜか札幌よりも、東京よりも、高いのだ。ラーメン一杯だって、札幌よりも、東京よりも高い。そういうニセコの目立つところに建設中だった豪華ホテルが頓挫した。「ニセコ最大級」という触れ込みで、前評判が良かっただけに、ホテル建設の中止と破綻は、なんとなくこの地域の未来を先取りしているようで怖い。いまのニセコはすべてが「日本ではなくなってしまった」からだ。つまり、暮らしている人たちも、本来の地元民は少数派だ。外国人たちが圧倒的に多い。それも富裕層だ。このことは一見、ホテルの頓挫など心配なさそうに思えるが実は違う。富裕層というのは、別に“ここに定着する”約束はしていない。仲間たちが集まっているから、たまたまニセコに暮らしているので、もしニセコが街として寂れたら、またどこか“新しい街”“新しい国”を見つければいい。ニセコに執着しているわけではない。実際、白馬とか、富良野とか“第二のニセコ探し”が始まっている。ニセコは温泉街でもあるが、温泉街の多くは“流行り”“廃り”を経験している。そういう意味でも、ニセコのバブルがはじけてしまう可能性は高い。既に日本人を排除した街になっているニセコは、いまさら“日本人相手の温泉地”に戻ることは難しい。富裕層の特徴は、いったんブームとなればこぞってやって来るが、廃れだしたとなればあっという間に消えていく。動けない昔からの地元民たちだけが、たがて過去の繁栄を懐かしむのに違いない。
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