2012年12月27日の「北海道新聞」朝刊に、興味深いインタビュー記事がまとめられている。それは札幌在住の三人の占い師たちに「2013年を占う」というタイトルでさまざまな事柄を占わせ、その回答をまとめたエンタメ記事だが、その中に12月25日に札幌で「日ハム」入団会見したばかりの大谷翔平選手に関して、波木星龍が占ったコメントが載っている。《大谷投手の人相を「大物の相」と見るのは波木さん。「額の下半分の肉付きが良く、生命力、運気の強い相。法令線が薄いことから、投げても打っても良く、日本でもアメリカでもトップに立てる相」と断言する》と記されている。ここで重要なのは、この時点では、まだ大谷選手は高校生にすぎなかった、ということだ。日ハムに入団はしたが、まだプロとして投げても打ってもいなかった。しかも、本当に「二刀流」として試合に出られるのかどうかさえも分からなかった。ましてや、将来アメリカの大リーグに行くかどうか、そこで「二刀流」が許されるのかどうか、何一つ判明していない。大体、高校野球でそこそこ名が知られていたからと言って、プロとして本当に活躍できるのかどうかは分からないのだ。そういう中で、占っての判断なのである。誤解されたくないので記しておくが、私は何も、自分の予言が的中したから載せたのではない。人間の運命というのは、変化していくものなので、必ずしも、その通りにばかり進むとは限らない。必ず、躓く時があり、不遇に陥る時がある。けれども、本人の中で目的とするもの、方向として掲げているもの、最終的な願望がぶれなければ、いつかは“そこ”に向かって進みだしていくものなのだ。一時的に後退したように思える時があっても、焦りさえしなければ歩みはのろくても、そこに近づいていく。大谷翔平氏のように「子供の頃からの夢」というのは重要で、大人になってから無理に“絞り出した夢”は達成に時間が掛かる。よく、占いに来た方で「私には何が向いているでしょうか」と訊いてくる方がいる。向いているものを示すのは簡単だが、年齢とか、その人の置かれた環境から、難しい場合もある。人間というのは、自分で決めた目的のためには努力できるが、他人から勧められた目的のために努力するのは難しい。しかも、職業だけが「幸福」や「幸運」を与えてくれるものとは限らない。矢継ぎ早に「目指すもの」が変わっていく人に、神様は手助けしにくい。
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