一時期、日本の不動産市場は蘇ったかのように生き生きとしていた。都心部を中心として土地・家屋が徐々に上昇に転じて、建設業界や不動産業界も息を吹き返したかのように活気づき始めていた。けれども耐震偽装問題が尾を引き、アメリカのサブプライム問題が飛び火して、建設・不動産業界の雲行きがにわかに怪しく変わり始めている。それを端的に象徴するかのように新築マンションの空室率が増加している。つまり、新しい分譲マンションの売れ残りが目立ち始めたのだ。
都心部に近いほど、ここ数年の間に土地が値上がりし出した。ほぼ同時に鉄筋などの建設資材が値上がりし出した。当然、それらは分譲価格に反映される。景気が上向くことと不動産価格そのものの上昇を見込んで、計画・着工されたビルやマンションは途中で取り壊すわけにもいかず、空室が出ることを覚悟で売りに出される。実際、ここ札幌の住宅情報誌によると、完成から半年以上を経ているのに半分も埋まっていないマンションが何か所も出てきている。中には3分の1程度しか埋まらないマンションまである。それはそうかもしれないが、別に不動産業者でもない私が、何故それを気に掛けるのか。実は、私が気にするのは「風水上の問題」なのだ。
風水上の問題などと云うと、すぐ住宅の形がどうだとか、色がどうだとか言い出す人がいるが、私が言いたいのはそういう問題ではない。人が住まないと、住居建築と云うのは「気」が衰えていってしまうのだ。特にマンションのような集合住宅の場合、沢山の居住空間が埋まらず、がらんどうとなったまま時が経過していくと「気が宿らず」朽ち果ててしまう可能性があるのだ。これは経験的に注意力のある人なら誰でも知っていることだが、どんなに立派な住居でも人が住まないと傷みが早い。住居としての生命力が失われていくのだ。
一見するとボロボロに見える家屋でも、そこに何人もの生活者がいて暮らしている場合は、そう簡単には朽ち果てないものだ。ところが何らかの理由で人が暮らさなくなると、急速に家屋が朽ち果てていく。間違いなく住宅には「生きている人間」が必要なのだ。生きている人間が暮らすことによって「気」が充満し、住宅そのものも生きていくことが出来る。この「気」と「建造物」との関係は、誰もが何となく理解していることで、よく観光地などで廃墟だった寺院や建物を「観光名所」とすることで生き生きとした生命力が寺院や宮殿等に再び宿って来るのが良い例である。まさしく建物は人の「気」を吸って生きていくのだ。
そういう意味でも、マンションの空室率と云うのは、2割程度までならそんなに影響は出ないが、それ以上となったら建物全体に必ず影響が出る。したがって売れ残り続けた場合に不動産価格を下げたりするが、だからと云って建物自体の生命力と云う点から考えると必ずしも「お買い得」とは云えない物件もあるのだ。運勢的にも、集合住宅全体の生命力が低下するため、弱弱しい点が出てくる。家に居る時間の少ない人はそれほど影響を受けないが、専業主婦や年金生活等で家に居る時間の長い人は、出来るだけ空き室の少ないマンションを択んだ方が良い。これは分譲だけでなく、賃貸でも同様だ。ただ賃貸の場合、比較的簡単に移り住むことが出来るが、分譲の場合はそうもいかないので、その点は注意を払った方が良い。但し、まだ販売開始まもなくで空室率が高いのは当然のことで、完成間近の時点での状態が重要である。
売り物は何でもそうだが、完売する物は早くから売れ出し、売れ残るものは出足から良くない。だから気になる人は、モデルルームを見に行ったときに、さりげなく出足がどうか訊いてみると良い。
もし、今現在住んでいる集合住宅の空室率が高い場合はどうすれば良いのか。とりあえず自分の部屋だけでも「気を旺盛」にしなければならない。気を旺盛にする一番の方法は、自宅室内をトレーニングルームとしても使うことだ。たとえば「腕立て」や「腹筋」や「ヨガ」や「スクワット」等を毎日行う。こういうものは自宅でも出来る。しかも無料である。精神的に気を旺盛とするには、神仏への祈りが効果的だ。これは毎日必ず声を出して行うことが大切で、それもへそ下に位置する「丹田」と呼ばれるところから声を出して行うのが良い。そうすると神仏に届く。やがて自宅内に神仏(この場合、先祖も含まれる)も一緒に寝起きするようになる。
そういった方法はどうも…と尻込みする方は鉢植え植物を置くと良い。これはあまり置きすぎても良くないが、生命力と云う点では観葉植物でやや大きめの方が良い。他にも動きあるインテリアや照明器具や音響器具など、一人暮らしの人は特に室内が寂しくならないような工夫も大切だ。
もちろん家族何人かが同時に暮らす場合は「笑い声の絶えない家庭」と云うのが最も生命力を旺盛にする。昔から云われているように「笑い声」と云うのは「福」を連れて来る。「怒鳴り声」や「泣き声」が常に充満する部屋からは生命力だけでなく幸せも逃げていくのだ。
掲載日:2008年04月11日
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