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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


今度は一転「円高恐怖」の時代がやって来る⁉


つい二か月ほど前まで世間は「円安」を“目の敵”のように怖れていた。本来、輸出企業の多い「日本」にとって「円安」は“悪いこと”ではなく、全体的にはプラスの事象が多い。にも拘らず、マスコミがあおったせいで世間は「円安」を“悪いこと”だと思い込んでしまった。悪いのは“急な円安”だったのだが、ほとんどの人は“すべての円安”と誤解してしまった。ところが、その“悪い円安”は「1ドル=150円」を頂点として急激に止まった。止まったどころではなく、急激に“逆方向”へと動き出したのだ。今度は“急な円高”だ。昨日~今日にかけ“ドル円”は一挙に6円も動いた。その結果、一時「1ドル=130円」となった。2か月前の150円から一気に130円だ。この結果、奇妙な現象が起こる。すべての原材料が値上がりしたとして、それを早くも価格に転換した“大手食品メーカー”には、素晴らしい反転劇となる。つまり、誰ひとりの反対もなく、世間にすんなりと受け入れられた価格改定。それは「1ドル=150円」だった時の価格改定なのだ。だから、もし、このまま“逆方向”である円高方向へと進んでくれれば、一挙に値上げした大手食品メーカーは“大儲け”をすることになる。逆に「1ドル=150円」の時に価格を決めた“製造品の輸出メーカー”は“大損”を食らうことになる。それでなくとも、原材料を輸入に頼っている企業が多いので、日本の製造品の多くは「見た目ほど儲けが出ていなかった」企業が多い。それでも円安が強まれば、多少の“値引き交渉”に応じざるを得ない。ところで、なぜ、急に“円”は一日で6円も急騰したのか。それは日銀が長期金利の変動幅を0.25~0.5に引き上げたからだ。つまり、わずか“長期金利だけ0.25”引き上げただけの話である。アメリカとか欧州とかは今年に入って何度も“0.75”も引き上げている。つまり、日本の“ほんのちょっとの利上げ”に対して過剰に反応しすぎているだけに過ぎない。誰も“引き上げる”と思っていなかったので、金融市場が過剰に反応しただけの話だ。ただ、こういう動きは連鎖しやすいし、予期せぬ現象を引き起こしやすい。もしも、このままどんどん円高方向へとブレたなら「悪い円安」どころの騒ぎじゃない“パニック的な日本売り”が一気に起きてくる可能性すらある。「悪い円高」にだけは絶対になって欲しくない“恐怖のシナリオ”なのだ。
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