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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


出会い系メールの危険なわな


パソコンや携帯電話に見知らぬ人物からメールが届いていることは珍しくない。私のように自分のホームページを持っているものは当然として、ホームページなど持っていなくても種々なメールが届くことが当たり前となっている。だからこそ「迷惑メール」というカテゴリーが最初から用意されているのだろう。その「迷惑メール」の代表的な存在に「出会い系メール」と呼ばれるものがある。多分、説明不要と思うが、念のため記しておくと、通常は男女間の出会いの場をアピールする内容で、その業者からの勧誘メールだ。ところが、ただ単に勧誘メールなら無視すれば良いのだが、ときとして無視できない内容のメールが届く。

通常でも種々な迷惑メールが届くので、削除していくのだが、或る日、急に何十通もの個人名での出会い系メールが届く。二三日して、それは二百通にも達する。個人名の同じ相手から時間をおかず何通も何通もメールが届く。明らかに何かがおかしい。「25万振り込みました」「50万をあなたとの出会いに用意しています」「300万では不足ですか」「500万をサポートセンターに預けています」「ウソではありません。700万の現金を写メで送ります」……いったい、どういうことだろう。これらは、一人だけから届くのではなく、種々な女性からのメール内容なのだ。つまり似たような内容で、お金を掛けているのだから返信してほしい、と訴え掛けて来る。こんなメールが連日届いたら、誰もが不審を抱くだろう。

何故、何も登録していない私の所にメールが届くのか。私自身が、それら出会い系サイトに登録していて、その結果としてこれらのメールが届くのであれば理解できるのだが、私自身は何も登録していないのだ。とすれば、私のメールアドレスが誰かに利用され、登録された形となっているのに違いない。それとも出会い系のサクラが勝手に私宛に送っているだけなのか。最初、私はそう思って無視していた。けれども、どうも様子が違うのだ。サクラなら、毎日何通も何通も無視し続けている私にメールを送る筈がない。今は昔と違って、顔写真を掲載している場合が多い。もちろん、本人の顔写真であるかどうか疑問だが、私は顔を見ればそれがメール内容と一致しているかどうか判るので、何人か確認してみた。確かにお金には不自由していない若手経営者の顔もある。

実はよくよく確かめると、私は仮登録と云うことになっていて、その仮登録に対して「お試しポイント」のようなものが付いている。本来は入金しなければ貰えないポイントが与えられているのだ。だから顔写真も開くことが出来る。もちろん、それらの女性に返信も出来る。つまり、私は自分で登録などしていないが、勘違いして私にメールを送ってきた女性たちに返信もできるのだ。ただ、その仮登録なるものはいったい誰が、何の目的で行ったのか。実はここが問題なのだ。仮登録であっても、住所、氏名、年齢、電話番号は非公開ながら記載しているらしい。私自身の所を開くと「東京都」となっているらしい。どおりで東京在住らしい女性たちのメールが多いわけだ。

つまり、仮登録とは云うもののメールアドレス以外は、明らかに別人のものが登録されている。これが誤って行ったものでなく、意図的であるのは複数のサイトに登録してあることだ。それらのサイトは名称は異なるが、たぶん大元は一緒だ。いったい、その別人はサイトを通じてどういう呼びかけをしたのか知らないが、一つだけ確実なのは「金銭サポート」を求めていたらしい。だから、お金の金額を提示したメールばかり届くのだ。彼女らのメール内容から推測するに、出会い系のサポートセンターでは金銭の授受をする場合、いったんサポートセンターへと振り込み、それを預かって、本人側(私)から「受諾認証」を得たなら、それをサポート側が責任を持って相手口座へと踏み込む、と云う形式をとっているらしい。これは表面上、女性側がお金を与えても男性側が拒否するケースがあるからだ、と云うことになっている。但し、本人(私)が受け取るには条件があって、仮登録ではなく、1度でもそのサイトに一定額を振り込んで本登録を得ていること、となっているらしい。つまり、こういう面倒な手続きを経て、女性から男性へとお金が渡り、その対価として男性側は女性と確実に出会い付き合うこととなる。

つまり、これらの出会い系サイトは「女性用出会い系サイト」で、この逆となる「男性用サイト」も必ず存在するのに違いない。正直、私はこれらを利用していないので、普通の男性がそれら「女性用出会い系サイト」に登録できるのかどうか判らないが、少なくともそれらのサイトには私のように「メールアドレスを勝手に使われ」仮登録されている人物が少なからずいるものと思われる。もちろん、メールのやり取りはサイト経由であるから「波木星龍」のアドレス宛であることは女性側には分からない。したがって、登録された別の人物を想定して彼女らはメールを書いている。そして本気で逢いたいと思えば、お金をサイト側に預けるのだ。それらのお金は、もし私が無反応まま何日か過ぎるとサイト側に没収されるシステムとなっている。それでは、もし私が誰かになり変って、それを受け取れば…と思うかもしれないが、それは絶対に出来ない。なぜなら、私がポイントを購入しようとすると、本人確認のために最初に仮登録した時の電話番号を記載させるのだ。私自身の電話番号を記載するとエラーが出る。当然だ。つまり、私は本登録など出来ず、お金など最初から受け取れないシステムが出来上がっているのだ。要するに、女性の側も相手にお金を渡すことはできず、男性も決してお金を受け取ることはできず、サポートセンターに入金されたまま、最終的に没収される仕組みとなっているのだ。

これは明らかな「振り込め詐欺」の新しい手口のような気がする。もちろん、私のようなケースは稀で、実際に登録している男女なら、そのサイトを通じて出逢うことはできるだろう。だから、そのサイトが意図的に私のような「メールアドレス借り」をしているのか、そういう者も含めておくだけなのか、単に登録した者がアドレスを間違えただけなのか、私には何とも断言はできない。ただ意図的な可能性が強いだけに、性的欲求から出会い系を利用する女性たち、人柄も良く、美貌にも恵まれ、経済的にもゆとりある女性たちは、くれぐれも危険サイトに引っ掛からぬよう注意してほしいものだ。

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