8月, 2023年

元超能力者(⁉)が投稿した「ハダカの宇宙人」

2023-08-31
ときどき“懐かしい名前”の人物がネットニュースの片隅に出る。そういう時だれもが「昔」を思い出す。この人物などは、そういう点で紛れもなく“忘れられない名前”のひとりだ。超能力者として一世を風靡したユリ・ゲラー氏だ。あの頃の日本は、或る意味ではほんとうに輝いていた。多くの国民がみんな“同じ方向”を向いていたような気がする。だからこそ突然、日本にやって来た超能力者ユリ・ゲラーはパンダと同じくらいに注目を集めたのだ。彼はテレビでいとも簡単に“スプーン曲げ”を行い、動かなかった時計を並べて“動く”ようにした。そして、自分と一緒に行えば「だれでもスプーンを曲げられる」と断言した。実際、それを視て行った子供たちの中には「スプーンが曲がった」という人たちが続出した。「時計が動くように変わった」という人も続出した。とにかく彼のTVショーは大成功で“少年の超能力者たち”が続出した。そのユリ・ゲラー氏が宇宙人の写真を“ホンモノ”としてSNSに投稿した。彼は「ハダカの宇宙人で女性である」と断言している。その写真は友人から譲り受けたものだとし、2004年にメキシコで廃墟となった建物の地下で警備員が撮影したものであると報告している。ちなみに、なぜもっと早くに公表しなかったのかについては記していない。投稿された「ハダカの宇宙人」は確かに異様な生物の感じで写っている。なぜ女性と判別できるのかもよくわからない。もし、これが真実の写真だとすれば、その後、この宇宙人がどうなったのかも気になる。それにしても「ハダカの女性だ」とユリ・ゲラー氏は言うが、その画像を見る限り、なぜなのか男性としてあまり興奮しない。ユリ・ゲラー氏は“超能力ブーム”が去った後、アメリカの企業から依頼を受けて“海底油田の透視”を行い、やがてそれを成功させて巨万の富を得た……とも言われている。どこまで本当かはわからないが、何かしらの“力”を備えていることは事実のようなのだ。さて、問題の宇宙人だが、今になって公表したのは何か理由があるのだろうか。時代の移り変わりか、美人ではなかったせいか、マスコミも宇宙人というものに対してあまり反応しなくなっている。「ユリゲラー&宇宙人」というパチンコ台にでもすれば、一部のマニアが飛びつきそうな気はするのだが……。

自宅や訪問先を間違えると住人に射殺される⁉

2023-08-30
「アメリカ」という国は、やっぱり怖い。何しろみんな銃を持っている。だから“不審者”だと誤解されれば射殺されても、文句は言えない国なのだ。さしずめ私など常に挙動不審、言動不審だから、すぐに射殺されてしまうに違いない。うーん、アメリカに居住していなくて良かった。26日、アメリカのサウスカロライナ州コロンビアの住宅街で住人から「強盗が入った」との通報が入った。すぐに警察官が駆け付けると、通報者宅の玄関前に倒れていたのは、その付近に住む20歳の男子大学生だった。自宅の場所を忘れたのか、暗くて判別が難しかったのか、酔っていて同じように視えたのか、その邸宅内に居た通報者からの銃撃で一命を失ったのだ。こういう場合、日本なら通報者も“殺人”となれば批難を受けるが、アメリカは誤って住居内に侵入してしまった方の過失を誰もが追及する。とにかくみんなが銃を隠し持っている。いざという時には身の危険を自分自身で守らなければならない。それにしても大学生はなぜ自宅の場所を忘れてしまったのだろう。もしかすると息子が学校の寮とかアパートに居る間に、親が住居を買い替えていたからか。大学生の自宅は付近にはあったが、隣ではなかったからだ。4月にもミズリー州で訪問先の住宅を間違えた高校生が、住人から狙撃されて大怪我を負った。またニューヨーク州では同じように訪問先を間違えた女性が、その住人から頭を撃ち抜かれ射殺されている。つまり、稀なことではなくて、アメリカではどんな理由があろうと、謝って他人の住宅の敷地内に入れば射殺されても仕方がないのだ。わたしは大昔、自宅内で占いを生徒さんに教えていた時、不意に扉が開いて、おばあさんが顔をのぞかせ「あのさ布団敷いて良いかい」とずかずか入ってきた。正直、何が起こったのか解からなかった。ポカンというよりもギョッとしてしまって、言葉が出ない。「ここに布団ないの⁉」重ねて、おばあさんは言った。あとで解かったのは、そのおばあさんは同じマンション2階に暮らす住人だったらしい。認知症を患い一人で出歩くので家族が困っていた。だが、わたしはその家族の方が迎えに来て「ご迷惑をおかけしました」と謝られたとき「いや、誰なのかが解かって良かったです」としか言えなかった。日本人はやさしいのだ。

「大麻使用20年」は“止める”方が身体に悪い⁉

2023-08-29
わたしの父親はよく「酒は百薬の長だ」と言って毎日、酒を飲んでいた。その姿を見て育った私は、子供の頃の“父親の姿”が消えないせいか、ふだんは酒を飲まない。正直、同じように毎日飲むようになるのが怖かったのだ。そういえば、わたしだけでなく兄弟みんな普段は飲まない。おそらく無言のうちに「父親のようにはなりたくない」意識がどこかにあるのだ。いま思うと、父親が、毎日、酒を飲みたかった気持ちもわかるのだが、ただ飲むと必ず“他人の悪口を言う”姿に共感できるはずがない。酒は“禁止薬物”ではないが、それでも、毎日、飲み続けるのは一種の中毒だから身体に良いはずがない。父親は煙草も生涯続けたが、そういえば煙草も、兄弟ではだれも吸っていない。わたしは若い頃、ヘビースモーカーで一日60本ずつ吸っていた。けれども友人と酒の席で“賭け”をして「どちらが止めていられるか」ということで、その時から私はピタリと止めてしまった。ただ60本も吸っていたので止めたての頃は、けっこう辛かった。それでも、その時以降は吸っていないので、結局、父親の嗜好を継ぐ者はいなかったということになる。ところで、昨日ニュースで“大麻使用”で逮捕されていた俳優の永山絢斗が、実は中2の頃から20年間もの間、大麻を使用していたことが報道された。大麻に関しては、酒と同じような意味合いか、一部に“医薬品としての価値”を主張する人たちがいる。奇妙なことに、近年になって合法として解禁する国も、いくつか出て来ている。したがって覚醒剤と“同列”に扱って良いのかどうか多少疑問の部分もある。そうはいっても「中2の時から使用してきた」という告白は、誰をも驚かせる。何の弊害もなく(⁉)20年間も使用していたのだ。そうなると、青少年期の身体には特に「悪影響が出やすい」という一般論は必ずしも適切とは言えないかもしれない。もう少し、国として“実験・実例のデータ”を踏まえて、ほんとうに身体に有害なのか、あるいは医薬としての価値もあるのか、その辺を検証していくべきではないだろうか。その方が“抑止力”としても効果的であるような気がする。

中国の「八つ当たり外交」が、面倒で怖い⁉

2023-08-28
東京電力による福島第一原子力発電所の“処理水海洋放出”に対して、その直前から中国政府は強く批判していた。けれども、それに動じることなく日本政府と東京電力は24日から処理水の海洋放出を行っている。もしも、それが海洋生物や人体にとって有害なものであるとすれば、その被害を第一に受けるのは、われわれ日本国民であり、日本列島付近の海産物だということになる。少なくとも、輸入規制を掛ければ良い中国などと違って、日本人の場合には、特に福島県民など関連地域の場合には、まず一番先に“その影響”が身体に出るものと思わなければならない。それが解かっていて、いくら日本政府が鈍感だと言っても、人体に有害なものの放出を認めるはずがない。実際、科学的なデータ結果を水揚げ後すぐの魚で公表している。それなのに「中国」は「日本」を猛攻撃している。おそらく、先日、交わされた日・米・韓の“協定”が我慢ならなかったのだろう。或る意味で、今回の“痛烈批判”は“八つ当たり批判”だと言ってもいい。そうは言うものの、中国における日本人学校への“投石”や“卵投げ入れ”はいただけない。過激行動が出て来ているので、日本人ピアニストによるコンサートは延期になった。公明党の中国訪問も延期になった。日本の化粧品“買い控え運動”も起こっているらしい。訪日団体旅行は予約キャンセルが続出しているらしい。福島の各方面にも嫌がらせ電話とか無言電話とかが来ているらしい。もちろん中国政府としては「水産物輸入を全面的に停止する」と表明している。日本政府は、日本から中国に留学している学生たちやビジネスで渡航している日本人、さらには観光旅行で訪れている日本人に対してトラブルなど生じないかを危惧して自粛を呼び掛けている。さまざまなところに、影響が出ているのだ。何しろ中国人は感情に走りやすい。また集団行動になると暴走しやすい。だから、とりあえず、福島とかその周辺の人たちが、或るいは日本の政治家や有名人たちが、実際に近海から水揚げされた魚などを“美味しく食べている動画”を連日のようにニュースとして海外向けに流すのが一番手っ取り早い解決法ではないかと私は思う。岸田総理など閣僚が“福島産魚介類”を楽しそうに、美味しそうに食べている動画を次々流せば、中国政府は自らの“愚かな抗議”に気が付くことだろう。

未来を走る「次世代型路面電車」普及の原点⁉

2023-08-27
栃木県宇都宮市と言えば、誰でも“名前だけは知っている”中規模の都市だ。この手の都市が全国には数多くある。そういう都市の多くは徐々に人口が下降してきている。宇都宮市も同様で、そういう“衰え”を払しょくする意味も含めて、次世代型路面電車「LRT」を導入したらしい。高齢者たちが“オシャレな電車”であちこち出掛けられるようにとの配慮がいちばんだ。ところが、昨日の開業日に集まったのは全国の“マニアックな鉄道ファン”たちが多く、一種の観光名物的なカタチであっという間に全国に知れ渡ったようだ。本来の目的とは違ったとしても、多くの人たちの注目を集めて、同じような中規模都市の“お手本”になれればいい。別にマニアックなファンではなくても、この次世代型路面電車「LRT」は見た目的にも恰好が良く、窓が大きく、座席も広く、スピードも出て、快適な乗り心地を与えてくれるようだ。よく欧州でこういった感じの路面電車を見掛ける。宇都宮市には観光名所があるのかないのか知らないが、観光名所を持つ中規模都市なら、そこにも立ち寄るような形の路面電車にすれば、多くの観光客を呼び寄せることにもつながる。なにしろ日本では“路面電車”は廃止する都市が多くて、新たな開業は国内75年ぶりであるらしい。そういう意味でも、今後というか未来の中規模都市がどうなっていくか、賭けに出た宇都宮市は、或る意味で日本の試金石と言える。欧州の観光地などで走っているLRTは、観光遺跡巡りなどには“もってこい”の場合もある。地下鉄のように早くはないが、その代わり大きな窓から、心ゆくまで街のあちこちを眺めることが出来る。心豊かな気持ちにしてくれる乗り物なのだ。地方都市には“ひょろ長い地形の街”というのも多い。そういうところは、あちこち廻りたくても、タクシーを使うと意外なほど料金が掛る。手軽に乗り降り出来て使用しやすい乗り物は、未来の若者にも受け入れられるに違いない。古い路面電車の多くが赤字となっているのは、座席にゆとりがなく、座り心地の悪いせいもある。「LRT」の導入コストが高くても、その分観光客が増えるなどして街の財政に貢献すれば、元々の役割である高齢者や子供たちにとって“暮らしやすい街づくり”としても、大いに貢献することになっていくのではないだろうか。

誕生100年、時代が進んでも「山下清」憧憬⁉

2023-08-26
東京のSOMPO美術館で誕生100年を記念して「山下清の展覧会」が開かれ人気を集めているらしい。“放浪の天才画家”として早くから知られた彼は、映画やTVドラマのキャラクターとしても人気を集めていた。15年間にわたって全国各地を放浪し、その記憶を基に各地での出来事を“ちぎり絵”として描いた。「花火」が有名だが、実際にはさまざまな風景を“ちぎり絵”として描写している。また彼は几帳面なところを持っていて日記も書いているのだが、それらを読むと、どんなに恵まれた環境に有っても、ずっと同じところで規則正しい生活を強いられると、そこから飛び出したくなる、という風なことを書いている。たぶん、彼がいまも人気を集めるのは、そういう部分のような気がする。現代でもたくさんの人たちが“社会の枠”から飛び出したい気持ちを持ちながら暮らしている。ただ現代は情報量が溢れすぎているので、仮に飛び出しても、ほとんどの場合にはすぐに発見される。彼の生きていた時代には、それがなかった。だから自由に全国を放浪できたのだ。“ちぎり絵”という手法は時間が掛かる。それでも彼が“ちぎり絵”にこだわったのは、それが幼い頃から許されていた唯一の“絵画手法”だったからだ。人は自分に与えられた環境の中でしか、与えられた手法の中でしか才能を発揮することが出来ない。いまの芸術家たちの多くは、与えられた環境や、与えられた手法の中で作品を生み出すのではなく、自らの表現方法を発見するまでに時間を要しているようなところがある。けれども古代の芸術家もそうであったが、山下清氏のように、どんな環境に置かれても、どんな手法しか見出し得なくても、真の芸術家は作品を生み出す。それは自分に“与えられた使命”として“本能的な役割”として、自らが生み出す芸術に命を与えなければ気が済まないからだ。そして、そういう風にして“与えられた命”は100年経っても1000年経っても活き活きと躍動している。時代が違っても、暮しが違っても、人の命は変わらないからだ。多くの子供たちが、多くの若者たちが、そして多くの老人たちが、さまざまな想いで「山下清」と向き合う。おにぎりを食べながら、無心に“ちぎり絵”を描いていた人物に憧れるのだ。

「親」が優先か、「男・女」が優先かの選択⁉

2023-08-25
近年、日本は昔と比べて“離婚の確率”が高くなっているような気がする。それに合わせて、離婚後の問題もいろいろと多い。昔と一番違うのは、離婚後の“子供との関係性”で、昔は“その後も一緒に子育てをしていく”などという考え方はほとんどなかった。離婚してしまえば、どちらかが子育てをしていくのは当たり前で、もう一方は“子供も失う”のが当然のこととされていた。だから、離婚後にも普通に子供たちに逢って、一緒に食事などもして……という“離婚家族”はほとんどなかった。現代はそういう点で、進化したともいえるし“子供に手厚い時代”ともいえる。ただ多くの場合、そういう“離婚後も親子は仲良し”的な形は長続きするものではなく、その十年後も継続しているのは“稀”であると思われる。いちばんの問題は、どちらかに“次の相手”が現れる可能性があるからだ。そうなると、もう“離婚後も仲良し”は難しくなる。昔「ユッキーナ」として人気を誇った木下優樹菜氏が、元夫の藤本敏史氏の“熱愛報道”に反応している。2019年に離婚し、その後も“仲良し親子”として、しばしば木下氏の“家族写真”にも藤本氏は登場していた。その後になって、木下氏の方に“新たなる男性”が出現し、一部には半同棲とも伝えられる。それでも、最近まで藤本氏の方は“子供たちの行事”には姿を見せていたようだ。ところが、別れて四年近くが経って藤本氏の方にも“新たなる女性”が登場したらしい。今度も若い女性で、20歳以上も年齢差のある一般女性との報道のようだ。それに対して、すぐ木下氏の方が反応している。こういう場合、離婚後の男女の仲が冷え切っていたなら、求められてもいないのに“すぐ反応する”ことはあり得ない。反応するということは、少なくとも彼女が“元夫”に対して“人間としての好感”を持っているからだ。もっとも彼女自身が既に“新しい男性”を得ているのだから、或る意味では共に「再スタート位置」に立ったともいえる。よく「子供の為だけに生きる」という人がいるが、必ずしもそれを子供が評価するとは限らない。また神様が評価してくれるとも限らない。もしかしたなら、自分で自分をほめてあげたいための自己犠牲かもしれないのだ。

やがて「インド」が、世界をリードするのか⁉

2023-08-24
どうも、わたしには「インド」という国が今ひとつよく解からない。解からないが、まちがいなく月面軟着陸に成功した“4番目の国”になった。ちなみに月面にいちばん先に到着したのは、アメリカではない。旧ソ連(現ロシア)が最初なのだ。それを記念して美しい“宇宙切手”というものが売り出された。わたしは大昔「外国切手」を専門に集めていたので、その宇宙切手シートに見惚れたものだ。その当時の日本には、あまり“華やかな切手”や“ユニークな切手”がなかった。だから、美しい切手を集めるなら、外国切手だと勝手に思い込んでいた。そういうわけで、わたしの最初の旧ソ連への認識は「美しい切手」を発行する先進国だった。その後、アメリカが月面に到着し、最近になって中国も軟着陸に成功した。インドは4番目の国になった。残念ながら、いまの日本は「それどころではない」から、誰もそれを正面切って言い出さない。とにかく宇宙に関するものは、日本であまり成功したためしがない。理由は簡単で、宇宙開発は金がかかるからだ。それに、そういう部分で“金儲け”をしようとしている人や、道楽として宇宙旅行を愉しもうとする人はいるが、研究主体で自らチャレンジしている人は乏しい。それにしてもインドの無人月面探査機は「チャンドラヤーン3号」というらしい。いかにもインドらしい命名だ。踊り出したくなる命名ではないか。統計的に考えると、やがてはインドが人口“世界一”となる。おそらく経済力においても、そのうち(何十年か後)トップに躍り出て来ることだろう。将来的な観点で言うと、もう先が視えている中国はインドに勝てない。インドというのは、どの国にも傾いていない。アメリカともロシアとも公平(⁉)に付き合っている。中国ともそうだし、日本ともそうだし、他の国々ともそうだ。ガンジスの流れは変えられない。あそこで、あの不衛生な場所で、いまだに“聖なる河”として“水浴びをする人々”が後を絶たない。そういう国に、とても日本など太刀打ちできるはずがない。路上に歯医者があって、口の奥にペンチのようなものを突っ込んで歯を抜く、そういう国に勝てるわけがない。未だに若い女性を何十人もの男たちが襲って強姦して平気で居られる、そういう国に勝てるわけがない。インド占星術を使って、相手を視ることなく結婚を決めていく、そういう国に勝てるはずがない。何十種類ものスパイスを使って毎日カレーばかりを食べ続けている国に勝てるはずがない。とにかく、インドは今や“最先端の国”になったのだ。

「グランドクロス(大十字形)」を象徴する女優

2023-08-23
久しぶりに女優・中村玉緒氏のニュースが出ていたが、あまり良い内容ではなく今年2月に仕事先で圧迫骨折となり緊急搬送され、その後は介護施設的な老人ホームに入居しているようである。その施設の部屋を訪れる身内もなく、引き篭もり的な暮らし方をしているようだ。この人は波乱万丈な人生を歩んできた。歌舞伎役者の父親の元に生まれて12歳で映画初出演をしている。その後女優となったが、若くして勝新太郎氏と結婚し、子供たちにも恵まれた。けれども、息子は一本立ちできず、不遇な役者人生を歩んだ。映画の撮影中に誤って真剣によって役者を殺めてしまったのだ。結局、若くして死去した。娘とは大変に仲が良く、一時期は自分の個人事務所の社長として“二人三脚の形”で仕事をこなしていったが最終的に衝突し、現在は玉緒氏が緊急搬送されても見舞うことは無かった。夫である勝新太郎氏は「勝プロダクション」を起こし一時的には成功したが、女遊びも多く、多額の借金を背負い、大麻で捕まり、間もなく死去した。その後、夫の借金を背負ってバラエティー番組で活躍したが、過保護な息子のことなどでバッシングも多かった。子供時代から青春期、そして結婚して後の“幸せな家庭生活”も長く続かず、特に家族に関することでは生涯にわたって悩み続けてきたような印象を与える。四柱命式では月干のみに「劫財」が表出する形で“事件トラブルに巻き込まれやすい”典型的なタイプだ。またホロスコープを観ても、火星ー土星ー冥王星ードラゴンヘッドの4惑星による「グランドクロス(大十字形)=正四角形」が出現している出生図で、昔「ノストラダムスの大予言」ブームの時に“人類滅亡”を意味するのではないかということで、怖れられたアスペクト図形だ。もっとも、実際には人類滅亡もなければ“恐怖の大十字”でもない。ただ出生図で“このアスペクト図形”が視られる場合、或る種の“試練”を人生上あたえられていることは確かで、それを乗り越えて成功している人達が多い。彼女の場合も、家庭的には試練の連続だったが、仕事面では幸運だった面も多い。家庭・家族を人一倍愛しながら、その誰とも末永く共に居られない哀しみは“試練”というにはあまりに大きい。

「人気という悪魔」に操られる人々の悲劇⁉

2023-08-22
わたしのように「運命」というものを扱う仕事をしていると、人間のもっている“さまざまな運”の中でも「人気運」というものほど不可思議なものはない、と感じることが多い。或る意味では「人気運」こそ、それぞれの人生が“合理的には進んでいかない”秘密を握っているような気もする。たとえば昨日“美容系YouTuber”として活躍していた五彩緋夏氏が急逝したと公表された。24歳だが、おそらく自殺であると思われる。その前日にはコムドットのゆうた氏が緊急入院したことなども報道され、最近、YouTuberに関してのニュースや事件などが多い。このところ世界的にYouTuberが活躍する時代になっているが、その基にあるのは「人気」という魔物である。人気が出て登録者数が増えれば、それがそのまま収入増につながり、社会的な地位や立場も確立されていく。本人がそれを意図していたかどうかはともかく、世間的には著名人となり、成功者としての扱いを受ける。近年はYouTuber達をタレント的に取りまとめてバックアップする企業なども出て来ている。またYouTuberを“それ以外の公共の場(TV・雑誌・新聞・映画・CM・企業イベント等)”に連れ出して、本格的なタレントとして育成する芸能事務所などもある。五彩緋夏氏の場合、最初は「ひなちゃん5しゃい」という名を使っていたようだ。ハッキリ言って著名YouTuberには“ヘンな名前”が多い。その方が人気が出やすいのかもしれない。2019年9月から始めたようなので、まだ4年弱しか経過していない。動画配信を始めて一年余りで50万人もの登録者を得ていたようだ。こういうものは、或る程度人気が出始めると“雪だるま式”に登録者数が増えていく。アイドルの場合も、YouTuberの場合も、その辺は同じでスタートダッシュに成功すると、あれよあれよという間に登録者数が増えていく。こうして「ひなちゃん5しゃい」は予期せぬほどの人気を集め有名人となった。ただ彼女自身は最初“職業的な意識”を持っていなかったはずで、だから特別な技術を持っているわけでも、特別な知識を持っているわけでもなく、何となく“自分自身が興味ある世界”について発信していただけだったに違いない。そういう無垢な状態の時には何の悩みも持たない。けれども人気が出ることで周りが騒ぎ出す。さまざまな企業も動き出す。もう無垢では居られない。こうして徐々に人気YouTuberも“自分の限界”が視えて来て悩むようになる。十代半ばから大金を得てしまうと、それでなくとも人生が狂いやすい。あまりに若く、幼く、大人になり切れていない状態の中で「成功者」となってしまう部分にブレーキを掛ける部門を置いていない職業は、同じような悲劇を繰り返す元になりそうな気が、わたしにはする。

ハワイ→スペイン→カナダ→南米→アフリカ⁉

2023-08-21
ハワイの山火事が世界に衝撃を与えているが、それに続けとばかりに「大西洋のハワイ」とも呼ばれるスペイン領テネリフェ島でも15日に山火事が発生。既に島民たちの多くに避難指示が出ている。さらにカナダのイエローナイフやケロウナでも山火事が発生、こちらもあっという間にその範囲が拡大している。近年、毎年のように山火事自体は起こっているのだが、今年のように短時間で広範囲を焼き尽くすことは少ない。今年の山火事の特徴は、山だけではなくて住宅地域まで一気に火の手が広がっていくことだ。なぜ、こんなに世界各地で申し合わせたように山火事が頻発するのか。一つには、それら各地の条件が似ているからだ。本来は比較的温暖な地域で、極端な高温や乾燥や強風に晒されないはずの地域なのだ。だからこそリゾート地や観光地として商業施設や住宅が建つ。ところが地球の気候変動が始まったことで、それらの地域も極端な高温や乾燥や強風といった“山火事の広がりやすい条件”が出来上がりつつある。単なる偶然とは言えない現象なのだ。そして“似たような地域”は他にもある。たとえばブラジルなどの南米各地、さらにアフリカ中央部に広がる元々乾燥しやすい地域がそれだ。したがって、この先にも南米とかアフリカとかで山火事が発生する可能性は高い。しかも、これらの地域の山林地帯というのは、住宅地からは比較的距離があるため仮に山火事となっても、よほど大規模な山火事とならない限り、そのまま放置しておく可能性も高い。それによってますます火の勢いが強まり、思わぬ地域まで延焼していく可能性も強いのだ。今回のカナダの山火事でも、最初は「住宅地域まではやって来ないだろう」と視られていた。ところがあっという間に火の手が広がって、手の付けられないほど広範囲な山火事となった。南米やアフリカの場合はまだ比較的人口が少ないから、人災としての被害は少ないが、もし東南アジアにもこれが及べば、元々“狭い地域に人口が密集している”だけに、恐怖の山火事となって人々を焼き尽くしてしまうことだろう。何らかの“緊急措置や対策”が待ったなしで必要となっている。

68年間文通し、今年7月14日に「初対面の2人」

2023-08-20
今は人と人との関係性が“すぐ生れる”代わりに“すぐ崩れやすい”ような気がする。昔は、そう簡単には未知の人との関係性が築けなかったが、その代わり、いったん築かれた関係性は長期間にわたって続く傾向があった。イギリスに生まれた12歳のガールスカウトに所属していた少女=パッツィー・グレゴリーは、同じように12歳でガールスカウトに所属していたアメリカに暮らす少女=キャロル・アン・クラウスと文通を始めた。時に1955年のことであった。彼女たちの文通は海を隔てていたのでそれほどひんぱんではなかったが、その代わり年齢が同じこともあって似たような時期に、似たような出来事があり、性格的にも似た要素があって長続きした。同じような時期に結婚をし、その後二人とも3人の子供たちに恵まれた。その間もずっと文通は続いた。時代的な変化は最初“手書き”だった文通が、いつの間にかタイプライターとなったり、メールとなったりしながらも続いた。そうして今年になって、長年“逢う”という機会を持たないまま過ごしてきた二人が、双方の子供たちの計らいで初対面の機会を持つことが出来た。イギリスのグレゴリー氏の方が娘さんに「長年の文通相手に逢いたい」という気持ちを伝え、その“夢”を叶えてあげるべく母親の誕生日にアメリカ行きのチケットをプレゼントしたのだ。もはや80歳の高齢となっている二人なので、双方の家族が連絡を取り合い、アメリカに居るクラウス氏のもとで“一緒に過ごす”時間を持つことが出来た。二人は初対面であるにもかかわらず、長年の親友でもあるかのように話が弾んだ。こうして、68年間という長期にわたっての文通は“何もかも知っている親友同士”のように和やかな時間を持つことが出来た。そして再び、本国に戻ってからも、ふたりは文通を続けているという。双方の子供たちが協力的だったことで、イギリスとアメリカのガールスカウト少女は80歳になった今も“女同士の友情”を保ち続けることが出来た。「女の友情は続かない」という説があるが、かえって遠方同士で直接逢う形がとれなかったことで、同じような人生の歩み方が友情を長続きさせたのかもしれない。 « Older Entries