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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「架空投資話」信じて700人が「100億円出資」


昔から「儲け話」や「架空の投資話」に手を出す人が後を絶たない。そういう人たちのほとんどは、真面目な人たちだ。そして、ふだんは“投資”などに興味を持たない人たちだ。ここが重要なのだ。ふだんから“投資”に興味を持っている人は、そしてギャンブルとか好きな人たちは、意外なことに“こういう話”に手を出すことは少ない。かえって“そういう世界”に関わっていないから、逆に“ウソ”と“ホント”の見極めが付けられないのだ。このほど大阪地裁に、マカオの“架空コインリース事業”に出資して、その出資金が戻って来ない「返還訴訟」を男女10人が起こした。マカオのカジノ運営に関わる“リース事業”ということで、元本保証で何パーセントかの配当金が毎月入金される形の昔からよくある形態の“詐欺話”だ。この投資話が巧妙なところは、実際に出資者たちをマカオのMGMというホテルまで連れて行き、そこに泊まらせ、カジノを行うVIPルームの中を見せ、MGMのメンバーズカードを渡し、華やかなショーを見学させ、いかにも“MGMとの関係が深い”かのような印象を与え、その場で“契約をさせる手法”を用いていることだ。慣れていない人は、ああいう華やかなホテルに泊まらせてもらっただけでも信用してしまいがちだ。ましてや“ニセのメンバーズカード”まで貰ったら、そりゃ信じてしまうでしょうという話だ。だから普段そういうホテルに“縁のないような人達”が狙われる。これまでの調べでは日本人約700名からの出資金、総計100億円が「CYC」と呼ばれるマカオ詐欺集団に渡っているという。大体が真面目で普段は質素に暮らしている人ほど“華やかな架空の詐欺”に弱い。そういう人たちにほんとうのカジノ関連会社は“新たな投資事業”に「出資してほしい」などとは持ち掛けない。妖しいカジノ経営者たちは、妖しい企業や、妖しい金持ちたちに話を持ち掛けるモノなのだ。世の中には“投資”によって財を成していった企業とか個人投資家とかが山ほど居る。そういう人たちは比較的“若い時”から、そういう話に興味を持ち、そういうものに手を出している。少なくとも、60代とか70代とか80代とか、そういう年代になってから関わっていく話ではない、と知って欲しい。皆それぞれ“お金の関わり方”というものが運命的に決まっている。若い時に“コツコツ貯めて来た人”に“儲け話”は無用と知って欲しい。
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