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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


大自然との向き合い方


今年は年明けから自然災害が多い。寒波、火山噴火、大雪、大地震、雪崩など、さまざまな形で我々に襲いかかって来る。中でも、私が心を痛めたのは屋根の上に積もった雪を払いのけようとし滑り落ちて亡くなった多数の方達だ。北陸地方に多いが、北海道にも多い。しかも、そのほとんどは御老人たちだ。雪の多い地方では毎年必ずそういう事故が起きる。生活と密着しているだけに、何とか出来そうなだけに、ぜひ早急に手立てを打って欲しいものだ。不思議なことに、こういう事故の報道に対しては不思議にマスコミも“対策の急務”を騒がない。何故だろう。火山噴火や大地震に対しては異様なほど行政や科学方面への対応を促そうとするマスコミが“滑り落ちるご老人達”には沈黙したままだ。毎年百人以上が亡くなっているのに、一向に対策が施されようとはしない。もちろん、火山噴火の対策も、大地震に対しての対策も、雪崩に対しての対策も必要だが、その前に生活に密着し、毎年必ず死者が出る“雪下ろし”を放っておくのはどうしてなのだろう。その多くが“田舎の出来事”だからだろうか。“お年寄り達”だからだろうか。“注意すれば防げる”からだろうか。だが、現実に雪は降る。雪を払わなければ、家そのものが押しつぶされ危険なのだ。独り暮らしや、老夫婦では自分達でやるしかない。老人は足元が不安定だ。それに屋根の上は視界が悪い。滑り落ちるのは不注意ばかりではない。行政なのか、科学技術なのか、建設業者なのか…何なのか解からないが、とにかく黙っている手はない。対策は急務な筈だ。

自然災害に“運・不運”はつきものだ。今回のニュージーランドの大地震でも、大地震の前日に現地入りして事故に巻き込まれた人がいる。そうかと思うと、その日に限って友達からランチに誘われ、崩落したビルの外で食事していて助かった人がいる。注意力のあるなしとは無関係の運・不運のなせる技だ。私なども、これまで何度か危険な状態に出くわしたが、不思議と間一髪で救われてきた。イタンキ海岸の岩場から滑り落ちた時にも仲間がタイヤの浮輪を投げ入れてくれ助かった。登別の地獄谷に滑り落ちそうになったときにも間一髪地元男性が腕一本で支えてくれ助かった。横断歩道で自動車に衝突されたときにも身体が宙に浮き、雪が積もった路上に叩きつけられたのでクッションになって助かった。事故には確かに運・不運がある。

手相では、よく生命線が短いとか切れ目ある人は若死にし、切れ目も乱れもなく長くグルリ取り巻く生命線は長生きだと言うが、あてにならない。切れ目も乱れもない立派な生命線でありながら二十代で事故死した人や、四十代で病死した人を知っているし、大きく割れた生命線でありながら何度も九死に一生を得ている人を知っている。人相では“長寿の相”というのがあり、眉毛長く、耳毛長く、法令長く、側面に茶斑が無数に出るのは“長寿の相”とされている。私の父親は眉毛が極端に長く3本ほど10㎝以上あったが床屋さんが気を利かしたつもりで切り揃えたら、とたんに体調を崩して亡くなった。私も最近3㎝ほどに長くなったので切り落とされないようしなければならない。

いつも思うのだが、地球は生きている。その生命活動の一環としての火山噴火や大雪や寒波や大地震や雪崩や大雨や土砂崩れや台風や熱波や雷…なのだろう。大昔の人達が大自然現象に対して“神々”と恐れ崇めたのは実は正しかったのではないのか。地球が生命体である以上、人類にない力を持ち、人類をどうにでも出来る以上“神々”として恐れ、崇めるのは自然な姿なのかもしれない。実際、それに対して“神々”である“地球生命体”は、その地域の人々を天災から守り保護してきた。それがたとえ偶然だったにしろ、実際奇跡的に守られた人々がいたことは歴史的事実だ。もちろん、自然崇拝に立ち戻れ―と呼び掛けるつもりはないが、何かしら昨今の大自然と現代人との間に溝が生まれて来ているのは事実のような気がする。

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