一般的に言えば「向上心」が強いことはとても良いことだ。勉強でも仕事でも、向上心が強い人たちは日々努力をする。どうすれば、より良い生活が送れるか、より自分を高められるか、常に“前向き”で、努力を怠らない。但し、その「向上心」が“仇”となってしまうことも世の中にはある。なぜなら、どんなに努力をしても、どんなに上を目指しても、自らの“思い”に“結果”がついて来るとは限らないからである。向上心が強ければ強いほど、その努力に見合う“成果”が出せないと、煩悶してしまうことになる。要するに「ストレス」が溜まるのだ。人一倍“向上心”が強い人は、人一倍“ストレス”を溜め込みやすい人でもあるのだ。第三者的にみると、あんなに努力して、日々奮闘して、頑張っているのに、どうして“成果”を出せないんだろうと思うことがある。本人も、こんなに日々一生懸命なのに、どうして“目標”には届かないんだろうと思うことがある。実は“頑張りすぎ”も、良くないのだ。自分自身にプレッシャーが掛かり過ぎ、のびのびと過ごせなくなって、素質や能力も“萎縮”してしまうケースがしばしばみられる。そうするとますます“自信を失い”自らを“過小評価”し過ぎるように変わってしまうことがある。つまり、これだけ一生懸命頑張って、この程度の結果しか出せないのだから、自分には能力がないのだとか、元々が力不足だったのだとか決めつけてしまう。違うのである。強すぎる「向上心」が手足を縛り、プレッシャーを掛け、本来の素質や能力を閉じ込めてしまうケースがあるのだ。向上心が強いこと自体は決して悪いことではない。ただ自分に“負荷”を掛け、“目標”で縛り、“絶対に…”という「枠」をあてはめすぎると、身動きが取れなくなって、ストレスが溜まり、結果的に“本来の力”を発揮できなくなってしまうケースもあることを知ってほしい。
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