今年の春に“不倫報道”が週刊誌にすっぱ抜かれ、その後、別居していた乙武洋匡氏夫妻が正式に離婚した。乙武氏に関してはさまざまな報道が既に出ているので、それらにはあえて触れない。私が思うのは離婚された妻・仁美さんと三人の子供たちの今後についてである。仁美さんは、乙武氏との離婚について、子供たちにどう伝えたのだろうか。乙武氏は、自身の言葉として「今後も父親であることに変わりはなく」「責任をしっかり果たしていく」などと綴られている。おそらく、この文言からすると、養育費は払い続ける、時々逢わせてもらう、という条件で合意したのだろう。大学時代から一緒だった仁美さんは、あらゆる意味で“乙武氏を知り尽くしている”から、自分が“妻であった”ことに後悔はないだろう。そして未練もないだろう。或る意味、彼女は“大きな子供”を15年間、育てたのだ。そして“本当の子供たち”の方を向いた時、離婚を決断したに違いない。子供たちに対して、どう伝えたのかは知らないが、子供たちがどう受け止めたかは、年齢から考えても、それぞれが微妙に異なっているような気がする。但し、全員「五体不満足」の父親を持った十字架は背負わなければならない。いやでも背負わなければいけない。乙武氏自身は“障碍者との交流を嫌った”というが、子供たちはどうするのだろう。“健常者”を選ぶのだろうか。パラリンピックを見るだろうか。「乙武」という珍しい姓を名乗り続けるのだろうか。『五体不満足』を読むのだろうか。年老いた父親に“手を差し伸べる”だろうか。もし、今後、仁美さんに“ふさわしい男性”が出現したとき、子供たちはどう反応するのだろうか。
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