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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「人生の第3ラウンド」は、誰にも解からない


人間には「運命」というものを強く感じさせる生き方をする人と、そうではない人たちがいる。人生が“運命的”だからと言って、幸福であるとは限らないし、ごくごく“平凡”だからと言って、不幸であるとも限らない。最終的な“人生の選択”は本人の意思に掛かっている場合が多い。タレントとして一時期“飛ぶ鳥も落とす勢い”だった野沢直子氏は1991年、急に芸能活動を休止し、単身渡米した。その後、ミュージシャンと結婚し、3人の子供達にも恵まれ、その長女は格闘家として日本でデビューしたりもしていた。一見、順調に「人生の第2ラウンド」は進んでいるように視えたのだが、昨年になって、夫との離婚協議が進んでいるということを告白し、世間を驚かせた。つい最近、その野沢氏が「人生の第3ラウンド」というタイトルでSNS投稿をした。それによれば、現在、夫との離婚協議は継続中だが、それが決ったなら、すぐ新たな相手との再婚入籍を行うという。既に昨年から、野沢氏の家で“その人物”を含めた家族4人&イヌ2匹&ネコ3匹という大家族で暮らしているという。子供達は既にそれなりの年齢なはずだが、彼女の記すところによれば、再婚相手であるトラと呼ぶ人物とは“新たなバンド”を組んでいて、したがって、そこからの収入は乏しく、野沢氏はもう60歳であるが、自分が働かなければ……ということで、バイトとしてのデリバリー・ドライバーの仕事、その他にも、もう一つの仕事を持って七転八倒している。さらに、もう一つの「夢」として“演技の勉強”も始めたらしい。その忙しさだけはタレントとしての絶頂期に似ているのかもしれない。彼女だけでなく、人は自分の未来について、ほんとうのところ誰でもよくわからない。一見、順調に思えた暮しが“何か”によって“急転してしまう”ことは、よくあることだ。しかし、それが“不幸の始まり”なのか“幸福の始まり”なのか、ほんとうのところ、誰にも解からない。おだやかで順調な暮らしだから「倖せ」とばかりは言えない。結局、人は自分の価値観の中でしか“倖せ”を感じられない。他人が、どう見るかではなく、自分自身が“何”に対して価値を見出し、それがあれば“倖せ”と思えるかどうかなのだ。
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