お腹がすいたから“人肉でも食べましょうか”と、普通はならない。お腹がすいても“人肉だけはちょっと…”が普通の家庭だ。ところが、そうではなかった人々がいる。古代人にもいるし、一部現代人にもいる。何んと恐ろしや。それで古代人の方は、これまで“純粋に食べたくて”食べていたんじゃないの、と思われていた。栄養があるから食べていたんじゃないの、と思われていた。ところが、どうも、違うらしい。栄養はあまりないらしいのだ。他の動物に比べて“美味しい脂肪分”が少ないらしい。だから、少なくとも“美味しくて食べていた”のではないらしい、という研究がこのほど提出された。それでは“何のため”なのか、そこが問題だ。比較的現代人に近い古代の人々は、よく人肉を食べた。洞窟などに、その証拠が残っている。いや、文字記録にも、それがある。古代エジプトのヒエログリフ(聖刻文字)による“葬祭呪術文書”の中に出て来る。それは国王が高齢となって体力が衰えた時、新たな若い王を誕生させる。その“新たなる王”の誕生儀式の中に、何んと“老いたる王”を撲殺して、その人肉を食する儀式が含まれているのだ。そうすることによって“前王の筋力や能力”が、新たなる王に付与されると信じたのだ。その種の“呪術儀礼”は、世界各地にあった。ドイルド教には、戦った敵の頭蓋骨を杯として、その人肉から流れた“血を呑む儀式”まである。そういった呪術的な信仰と絡んで「人肉」は食されてきたのだ。敵の「血」はともかく、前王とか親とか祖父とかの血肉を食することによって“一体化”しようとする行為は、神聖なものというよりも、或る種“けなげな行為”にも感じられるのは、私だけなのであろうか。
人はなぜ歴史を学ぶのかというと「いまを生きるための知恵」を過去の出来事から学び取るためだ。そういう意味で、ここ数年というのは、もっとも歴史から学ぶべき部分が多い時代に差し掛かってい 続きを読む
実は、この本を書いたのはそうとう前だ。なぜ、こういう本を書いたのだったかは、その時にはちゃんと理由があったのだが、いまとなっては想い出せない。とにかく、書いたのは6~7年も前であり 続きを読む
ときどき大胆な人事に驚くことがあるが、今回の人事は誰もが眼を剥く。何しろ22歳のアルバイト従業員が社長に抜擢されたのだ。最初は本人自身が“冗談”だと思ったそうだ。ココイチFC「スカ 続きを読む
多くの日本人にとって「水原一平」は既に“過去の人”であり「スポーツ賭博」は“通り過ぎた問題”となった。ところが、肝心のアメリカではそうではない。水原一平など関係なく「スポーツ賭博」 続きを読む
何事も努力をしている者に対しては称えるべきだろう。そうみんな頑張ったのだ。だから穴を開けることが出来た。正確には「穴」というより「トンネル」と言った方が良い。長年の努力が、やっと実 続きを読む
福島の税務署に勤務する20代の財務事務官の男が、育児休業中の期間を利用して自動車62台、携帯電話4台を転売し、2億円の“売り上げ”を上げていたとして公務員法違反で停職となったが即日 続きを読む
オーストリアを代表する画家の一人グスタフ・クリムトの「リーザ―嬢の肖像」がオークションにかけられ、約50億円で落札された。この作品は100年間の間“行方不明”となっていた作品で、死 続きを読む
民間団体による調査の結果、全国の約4割に当たる744の自治体が2050年までに消滅する可能性がある、ということを伝え驚きを集めている。この調査では20歳から39歳までの若年女性人口 続きを読む
昔からアーティストやアスリートの中には“わがままな奴”というのが居る。特に世界的な人気を誇るアーティストには通常だったら許されないようなことを平気でする“厄介な奴”も少なくない。そ 続きを読む
繁華街において数年前から一気に増えてきているのがホストクラブだ。増えてきたということは、そこに通う女性たちの数も増えてきている証明と言える。そして、そのことが二つの状況を生み出して 続きを読む