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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「低空経済」こそ、今後の主役になっていく⁉


まず「低空経済」と言って、それが解かる人がどれくらいいるだろう。う~ん、もしかしたら誰も解からないかもしれない。これは最近の中国で使われている表現だ。いちばん勘違いしやすいのは「経済が徐々に低迷していくこと」のような解釈の仕方で、実はわたし自身も、そういう風に思った。だが、それはぜんぜん違った。そういうことではなくて、もっと“文字通りの解釈”で良いのだ。つまり「低空圏を経済が行き交う状態」それが正しい解答だ。どういうことかと言えば、地上から1000メートル以内の文字通り“低空飛行の圏内”において、経済を活性化させる取り組みのことだ。民間における有人航空機、及び無人航空機、或いは飛行物体によって、観光、貨物輸送、旅客飛行、民生用サービス、科学研究や実験教育などの概念すべてを包括した表現が「低空経済」なのだ。何んとも解かったような解からない解説だが、実質的な取り組みとしてはドローンのさまざまな活用、空飛ぶクルマの開発・製造などを急ぎだしたということだ。既にフードデリバリーの世界では21万件以上の受注に“ドローンによる配達”が効果を発揮している。上海や深圳などの都会では既に22本の“ドローン飛行ルート”が開発され、それによってより迅速な配達が可能になった。自動車メーカーによる“空飛ぶクルマ”の開発・製造も急ピッチで進められている。2025年中には大規模製造が本格的に開始される予定らしい。中国という国は、新しいものに眼がないというか、怖れ知らずに次々と新たなものを実用化させていく。或る意味では、もう地上において開発の余地は少ないと見て、新たな開発地点として地上1000メートル以内の経済圏を重視し始めたのかもしれない。食品のデリバリーだけでなく各医療分野においてもドローンの活用は急ピッチで進められている。広い国土を持つ中国にとって「低空経済」の開拓は、今後の重要な課題となって来ているのかもしれない。日本ではまだまだドローンの活躍現場が乏しい。映像撮影などでは威力を発揮しているが、デリバリーの宅配に用いているところがあるとは聞いていない。医薬品の救急輸送などでも同様だ。日本人の慎重さが“空飛ぶクルマ”においても、まだまだ開発段階で、生産・発売ということろまで届きそうもない。事故などを恐れるあまり、完全に日本はスタートダッシュに出遅れている……。
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