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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「何でもアリ」に変って来たか「コミケの夏」


毎年、夏に行われてきたサブカルチャーの祭典「コミケ(コミックマーケット)」が今年も東京で行われた。コロナの影響で抑え気味だった昨年までと異なり、今年は2日間で26万人もの来場者を集めた。出展したサークルも2万1000サークルと途方もない数だ。来場者もいまや世界61か国とまさに“世界の祭典”となっている。もちろん、これだけの人数が集まると、たくさんの企業がこれに協賛する。したがってますます盛り上がって来る。本来は漫画やアニメや“その周辺”の展示即売会なのだが、もはやそれらだけではなくなっている。要するに“その周辺”に属するものであればなんでもOKだからだ。ぬいぐるみであるとか、食器類であるとか、カードゲームであるとか、武器や刃物であるとか、コスプレ衣裳であるとか、オシャレ用品であるとか……マニアックなものとしては木製のゴム銃であるとか、ピザカッターであるとか、素数を刺繡したバッグであるとか……漫画や雑誌の即売会だった大昔とは完全に別物のようである。この即売会によって生計を立てているものも昔はいたが、現在のように本格化してしまうと、かえって“選別が厳しくなって”商売としては旨味がなくなってしまったのではないだろうか。漫画やアニメの良いところは、事実上“言葉は不要”であることだ。だからこそ日本の漫画文化は世界に浸透していった。みれば解るものは浸透しやすい。その結果、日本の漫画やアニメを見て育った若者たちが大勢日本にやって来るようになった。インバウンド人口が増えたのは、円安のせいでもあるが、漫画によって“日本文化”そのものを子供の時から馴染んでいったせいでもある。そして、そういう人たちには優秀な人物が多い。昔はあんなに「日本語は難しい」と言われていたのに、今や日本語を話せる外国人は“特別な存在”ではなくなった。子供の時から親しむということが“日本語習得”を可能にしたのだ。日本にたくさんの優秀な外国人たちがやって来て、違和感を抱かず暮らす形になって、日本人と結婚して“優秀な子孫”を生みだす。世界中からやって来る「コミケ」がその足掛かりや出逢いの場となって、新たなる日本の“ハーフ世代”を誕生させていくような気がする。
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