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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「保護活動」の結果、ゾウに襲われる人間たち


わたしは元々あらゆる動物の“保護活動”というものを疑問視している。大自然の生態に対して、人間が「手を加えようとする」こと自体が“神の領域”を犯すことになるような気がするからだ。自然界には“自然界のルールや掟”があって、それは人間が決めるべきものではなく、大自然に任せておくべきもののような気がするからだ。あらゆる“生き物”は、結局、大自然の“計らい”の中で生きている。これこれの動物が乏しくなっているから「保護してあげるべき」というのは、傲慢な人間の発想のような気がする。このほどアフリカ南部ジンバブエにおいて今年になってゾウに襲われて亡くなった人が60名となったことが報告された。昨年は年間を通じで72名が亡くなっているそうだから、今年の亡くなり方のペースは速い。実はジンバブエでは一時期「ゾウを守る」という名目での保護活動が行われていた。その結果ゾウはどんどん増えて今や10万頭に達する。この数はアフリカに生息するゾウの4分の1であり、世界で二番目に“ゾウの多い国”となっている。ただ、当然のことながら巨体であるゾウは広大な面積の“生息域”を必要とする。徐々に増えてきたゾウは、今やジンバブエの“人間の生息領域”をも脅かすようになってしまったのだ。つまり、このままでいけば、今後ゾウに襲われて亡くなる人間は増えることはあっても減ることはない。農作物も各地で荒らされているし、住宅街にも頻繁に出現するようになりつつある。「保護活動が成功した」などと言って喜んでいる場合ではないのだ。現地の野生生物管理局のファラウォ氏によればジンバブエで賄いきれるゾウは4万5千頭までで、それ以上になると人間領域に支障が生じて来るという。このままでいけば「危険な状態がやって来る」と警鐘を鳴らす。今後「殺処分していく」となった場合、またどこぞの動物保護団体などが騒ぎ出しそうで、大いに危惧する。われわれ人間にとって、一番に守らなければならないのは「人間」なのだ。その人間が「身勝手に増やした」のだから「殺していくしかない」のだ。だから、いたずらに“保護活動”などすべきではない。大自然のことは大自然に任せるべきなのだ。
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