「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「寝る子は育つ」が「寝る高齢者は早死する」


人によって「睡眠時間」というのは相当に異なる。一般的に言えば、幼い子供の頃は“寝る時間”が長く、齢を取ると徐々に“寝る時間”が短くなっていく。「寝る子は育つ」と誰もが知っている。そして一昔前までは“十分な睡眠をとる”ことで健康が維持でき、寿命を延ばすこともできる、という“俗説”があったような気がする。ところがどうだろう。親子三代にわたって「睡眠医療」に携わってきたという遠藤拓郎氏の研究によれば、熟年に入って以降は「長く寝れば寝るほど早死にをする」というデータがあるのだという。それは短時間の睡眠の方が“深い睡眠”を採ることが出来るからだそうだ。「赤ちゃんの“うつ伏せ寝”」でも感じたが、こういう理論とか研究とかは、間違っている仮設であっても一時的には“医学的に正しい”とされるケースがしばしばある。ところが、いったん「それが正しい」と信じ込んでしまうと、そのあといくら“否定的な研究やデータ”が出て来たとしても、なかなかそれを受け入れられない気持ちが強い。今回の研究は三代続く“スリープクリニック”の博士が、自信を持ってデータ提出している仮設研究なので信じるしかない。それに周りを観たって、多くの高齢者たちが“早寝早起き”を実行していて、そういう人たちの多くは健康体だ。それに対して、高齢者でありながら“夜遅くまで起きている”人には、何かと病気が“付いて回る”ケースも多い。遠藤博士によると、総じて日本人は“朝の目覚め”が早く短時間睡眠になっている高齢者が多い。それなのに世界的に観ても圧倒的に長寿者が多いのだ。それに対してアメリカ人は“朝の目覚め”が悪く、退職後はどうしても長時間睡眠となっている人達が多く、データ的には“早死する”ケースが多い。もちろん、睡眠だけの問題ではなく、アメリカ人の食生活が影響している可能性も考えられる。とにかく数多くのデータを観る限り短時間睡眠の方が、深く眠ることが出来るので、結果的には長寿を得られやすい。日本人で休日などでも長年の習慣から“朝の目覚めが早い人”は、職場から離れても、そういう習慣を変えない方が長寿を保てるようだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言