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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「小さい秋」見つけた……というか“ちょい寒い”


わたしの暮らす北海道は当然のことながら「秋」が早い。だから、もう朝晩になると冷気が忍び寄ってくる。それもそのはず暦の上では「秋分」が明日ではないか。今年は比較的気温が高く、札幌でも数日前まで30度近い気温を示していたのだが、昨日あたりから急に冷えてきた。「秋分」を明日に控えて、季節も気を遣っているのかもしれない。当然のことながら「秋分」とは“秋を分ける”で、秋の中間地点を意味する。早くしないと「秋」が通り過ぎてしまうのだ。この中間地点には、中間地点らしい一つの特徴がある。昼夜の時間が同一になるのだ。つまり、太陽が出現している時間と消えている時間とが約12時間ずつになる。地域差はあるが、大体という意味で言えば、朝6時に日の出が来て、夕方6時に日の入りとなる。こういう日は春にもあって「春分の日」がそれだ。3月下旬で札幌の場合には、春というにはまだ早い。つまり、暦上の季節というのは、われわれの体感とは少しずれている。それはどうしてなのかというと、暦が基準としているのは“気温”ではなく“日照時間”だからだ。それでも、札幌などは比較的「暦の季節」に合わせて四季を具体化してくれる。近年の「日本列島」は昔と違って気象温暖化の影響か“夏場”が長い地域が多い。四季が均等に巡って来る地域が少なくなったような印象を受ける。春にはいっせいに花が咲き出し、夏にはギラギラとした太陽が輝き、秋には紅葉で埋め尽くされ、冬には街全体が雪で覆われていく。そういう季節のめぐりが比較的均等な間隔を保って訪れ、極端な暑さからも、極端な寒さからも、大きな地震や強風や豪雨からも守られているような地域に暮らせることが、古代中国の「風水思想」が願った“理想の地”ということになる。これらに加えて、交通の要所になり、街中を川が流れ、背後に山々が備わっているのが“繁栄の地”ともなる。奇妙なことに世界の主要都市はどこも、それら条件に近い地理風土になっている。少しだけ北に位置しすぎてはいるが、札幌などもそういう条件を満たした数少ない都市の一つだ。そして、そういう日本の都市の中では、もっとも早く「秋」を見つけることのできる“童謡の里”でもあるのだ。
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