掌の中の幾何学図形
これまであまり重視されていなかった手相の観方のひとつに”掌の幾何学図形”に基ずく判断方法があります。上記図解で示したように、一見ごく普通に見られる掌線図解が右側に分解して示したような三角形や四角形を”はめ絵パズル”や”だまし絵”のように隠し持っているケースが多いのです。
もちろん、すべての人の掌に三角形や四角形が形良く描かれているわけではありません。ただ、ここに示したような位置や大きさや形として描かれることが、もっともバランスの良い主要線の刻まれ方を表していることは事実で、幸運な人生を約束してくれる”印”でもあるようです。では、このような図形が見当たらなければ不幸な人生を歩んで行くのでしょうか。そんなことはありません。
実際に調べてみると、このような図形が明確に刻まれ出すのは30代後半以降になってからが多いのです。しかも、全部の三角形や四角形が見い出されることは極めて稀で、ほとんどの人はひとつかふたつが見い出されるだけです。すべてが見い出されたなら、宝くじの1等を手にしたようなもので、黙っていても幸運な人生を歩むはずですが、実際にはこういう手相の持ち主に限って人一倍努力家で、働き者で、寝る閑を惜しんで仕事や勉強を続けているのが常です。